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公開番号2025020935
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-13
出願番号2023124576
出願日2023-07-31
発明の名称チップコンベアおよび工作機械
出願人DMG森精機株式会社
代理人個人,個人
主分類B23Q 11/00 20060101AFI20250205BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】ドラムフィルタの洗浄能力を維持しつつ、ドラムフィルタの構成を簡素化することが望まれている。
【解決手段】チップコンベアは、使用済みのクーラントが貯留される筐体と、筐体の内部に設けられ、外側から内側へ通過したクーラントから異物を除去するように構成されているドラムフィルタとを備える。ドラムフィルタは、フィルタ部が形成された外周面部と、当該外周面部を支持するとともに回転駆動される少なくとも1つの端面部を有するフィルタユニットと、フィルタユニットの内部に設けられ、フィルタ部の内側に向けて洗浄用クーラントを噴射する洗浄ユニットとを含む。洗浄ユニットは、ドラムフィルタの軸方向に沿って設けられ、内部に洗浄用クーラントが充填される充填室が形成されている箱体と、箱体の上面部において充填室と連通するように設けられるノズルとを有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
使用済みのクーラントが貯留される筐体と、
前記筐体の内部に設けられ、外側から内側へ通過した前記クーラントから異物を除去するように構成されているドラムフィルタとを備え、
前記ドラムフィルタは、
フィルタ部が形成された外周面部と、当該外周面部を支持するとともに回転駆動される少なくとも1つの端面部を有するフィルタユニットと、
前記フィルタユニットの内部に設けられ、前記フィルタ部の内側に向けて洗浄用クーラントを噴射する洗浄ユニットとを含み、
前記洗浄ユニットは、
前記ドラムフィルタの軸方向に沿って設けられ、内部に前記洗浄用クーラントが充填される充填室が形成されている箱体と、
前記箱体の上面部において前記充填室と連通するように設けられるノズルとを有する、チップコンベア。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記ドラムフィルタの回転軸は、水平方向と平行であり、
前記充填室は、前記回転軸に対して上方に偏移させて設けられている、請求項1に記載のチップコンベア。
【請求項3】
前記箱体の上面部は、前記筐体における使用済みクーラントの標準水位よりも上側に位置している、請求項1または2に記載のチップコンベア。
【請求項4】
前記ドラムフィルタは、さらに、前記フィルタユニットを回転可能に支持するとともに、前記軸方向の両側から前記箱体を支持するように構成されている第1,第2シャフトを含む、請求項1または2に記載のチップコンベア。
【請求項5】
前記第1シャフトは、中空であり、
前記ドラムフィルタは、さらに、前記第1シャフトおよび前記充填室を連通し、前記洗浄用クーラントを前記充填室に供給するための配管を含む、請求項4に記載のチップコンベア。
【請求項6】
前記配管は、前記軸方向における前記充填室の中心部分において当該充填室と連通している、請求項5に記載のチップコンベア。
【請求項7】
前記第1,第2シャフトに係るボルトの固定は、前記フィルタユニットの内側から行われている、請求項4に記載のチップコンベア。
【請求項8】
前記箱体の上面には、前記軸方向に沿って複数の前記ノズルが一列に並べられている、請求項1または2に記載のチップコンベア。
【請求項9】
前記箱体は、複数の第1貫通孔が形成されているプレートを前記箱体の上面部において固定可能に構成されており、
前記箱体の上面部には、複数の前記ノズルが差し込まれる複数の第2貫通孔が形成されており、
前記プレートは、複数の前記ノズルの各々が前記複数の第1貫通孔のいずれかに挿通された状態で前記箱体の上面に固定されている、請求項1または2に記載のチップコンベア。
【請求項10】
前記ノズルは、
前記洗浄用クーラントを噴射する噴射部と、
前記噴射部から噴射された前記洗浄用クーラントの方向を変えるとともに、当該洗浄用クーラントの噴霧角度を広げるためのガイド部とを有する、請求項1または2に記載のチップコンベア。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、チップコンベアおよび工作機械に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特開2003-145390号公報(特許文献1)は、チップコンベアを備えた工作機械を開示している。チップコンベアは、加工中に発生したワークの切屑を工作機械外に排出するための搬送機構である。当該切屑は、クーラントによって加工エリアからチップコンベアに流される。
【0003】
特許文献1に開示されるチップコンベアの内部には、ドラムフィルタが設けられている。当該ドラムフィルタは、当該ドラムフィルタの外側から内側に流れ込むクーラントからワークの切屑を除去するように構成されている。
【0004】
また、当該ドラムフィルタの内部には、噴射ノズルが設けられている。当該噴射ノズルは、当該ドラムフィルタの内部から外部に向けて洗浄用クーラントを噴射し、ドラムフィルタに詰まっている切屑を飛ばす。これにより、ドラムフィルタが逆洗浄され、ドラムフィルタが切屑で詰まることが防止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-145390号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に示される噴射ノズルは、ドラムフィルタの回転軸上に沿って設けられているセンターパイプの側面部に設けられている。洗浄用クーラントは、センターパイプ端面部から内部に圧送され、その後にセンターパイプの側面部から噴射ノズルに供給される。センターパイプに噴射ノズルを取り付けるためには、センターパイプの側面部に穴開けなどの加工を所定精度でする必要があり、手間や費用がかかる。
【0007】
また、特許文献1に示される噴射ノズルは、センターパイプの径方向に延びるように設けられている。これにより、噴射ノズルの噴射口からドラムフィルタの裏面までの距離が短くなり、ドラムフィルタの洗浄能力を上げている。しかしながら、センターパイプの径方向に噴射ノズルを延ばすためには、当該噴射ノズルに延長用の接手や配管を設ける必要があり、余分な部品が必要になる。また、このような接手や配管が設けられることによって、内部壁面には不連続面や段差が形成されてしまうため、洗浄用クーラントに含まれる微細な切屑等がそのような部分に引っかかり、噴射ノズルまでの流路に詰まりが生じる可能性が高くなってしまうこともある。
【0008】
上記の点に鑑み、ドラムフィルタの洗浄能力を維持しつつ、ドラムフィルタの構成を簡素化することが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一例では、チップコンベアが提供される。上記チップコンベアは、使用済みのクーラントが貯留される筐体と、上記筐体の内部に設けられ、外側から内側へ通過した上記クーラントから異物を除去するように構成されているドラムフィルタとを備える。上記ドラムフィルタは、フィルタ部が形成された外周面部と、当該外周面部を支持するとともに回転駆動される少なくとも1つの端面部を有するフィルタユニットと、上記フィルタユニットの内部に設けられ、上記フィルタ部の内側に向けて洗浄用クーラントを噴射する洗浄ユニットとを含む。上記洗浄ユニットは、上記ドラムフィルタの軸方向に沿って設けられ、内部に上記洗浄用クーラントが充填される充填室が形成されている箱体と、上記箱体の上面部において上記充填室と連通するように設けられるノズルとを有する。
【0010】
本開示の一例では、上記ドラムフィルタの回転軸は、水平方向と平行である。上記充填室は、上記回転軸に対して上方に偏移させて設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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