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公開番号
2025014097
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-29
出願番号
2023116371
出願日
2023-07-17
発明の名称
工作機械
出願人
株式会社FUJI
代理人
個人
主分類
B23Q
11/14 20060101AFI20250122BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】ベッドの温度の偏り無くすための構造を有する工作機械を提供すること。
【解決手段】ベッドの組付け部に設けられた平行な複数のレールに沿って各々が独立して移動可能な複数の加工装置を有し、クーラントを流すためのクーラント用流路が、前記レールと平行な方向に前記ベッドを貫通し、平行に並んだ前記複数のレールの中央付近に形成された工作機械であり、例えば、前記クーラント用流路は、前記複数の平行なレールが対称的な位置になるような中央付近に設けられ、また例えば前記ベッドは、前傾したスラント型であって、前記複数のレールがその前側傾斜部分に水平方向に固定されて上下方向に並べられ、また例えば前記ベッドは中空のリブ構造であって、前記クーラント用流路に開いた穴から漏れ出たクーラントを受ける側溝がクーラント用流路に沿って平行に形成されたている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ベッドの組付け部に設けられた平行な複数のレールに沿って各々が独立して移動可能な複数の加工装置を有し、
クーラントを流すためのクーラント用流路が、前記レールと平行な方向に前記ベッドを貫通し、平行に並んだ前記複数のレールの中央付近に形成された工作機械。
続きを表示(約 270 文字)
【請求項2】
前記クーラント用流路は、前記複数の平行なレールが対称的な位置になるような中央付近に設けられた請求項1に記載の工作機械。
【請求項3】
前記ベッドは、前傾したスラント型であって、前記複数のレールがその前側傾斜部分に水平方向に固定されて上下方向に並べられた請求項1または請求項2に記載の工作機械。
【請求項4】
前記ベッドは中空のリブ構造であって、前記クーラント用流路に開いた穴から漏れ出たクーラントを受ける側溝がクーラント用流路に沿って平行に形成された請求項3に記載の工作機械。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ベッドの温度の偏りをなくして均一化を図るための構造を有する工作機械に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
工作機械は、例えば旋盤では主軸に把持されたワークに対して刃物台の工具が移動し、旋削など所定の加工が行われる。その工作機械ではミクロン単位の加工精度が要求されるため、工具の移動に伴う加工時の位置合わせについて正確性が求められている。しかし、主軸装置や刃物台が搭載されるベッドは、温度変化の影響を受けて加工精度を低下させてしまうことがあり得る。そうしたベッドは鋳鉄が用いられ、温度が変化することによって熱変形が生じて工具の位置決め精度が低下してしまうからである。ベッドの温度が変化する要因としては、例えば外気に伴う工場内の温度変化や工作機械自体の発熱が挙げられる。また、ベッドは、工作機械の他の要素を取付けるための土台であり減衰性が求められている。
【0003】
下記特許文献1では、スラントベッドの刃物台が熱変位によって加工寸法精度が安定しない点を課題として、背面側の熱変位を少なくする熱安定化装置を備えた工作機械が開示されている。そうした従来の工作機械は、スラントベッドの前面に機体幅方向への摺動が可能なサドルを有し、また、機体前後方向に摺動するようにタレット装置が載置されている。そして、こうしたスラントベッドの背面には熱安定化装置としてウオータジャケットが設けられている。スラントベッドは、その形状によって前面より背面の方が長い分だけ熱膨張が大きくなることから、その背面に沿って冷却水が循環できるようにしたコ字形のウオータジャケットが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開平6-642号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記工作機械は、脚の前側に固定された主軸台上に主軸が搭載され、脚の後側にはスラントベッドが固定され、そこに前述したようにタレット装置が移動可能に搭載されている。この従来例は、主軸とタレット装置が別々の台に搭載され、タレット装置を搭載したスラントベッド側の温度は制御されているものの、主軸モータの発熱の影響が考えられる主軸側については対応がとられていない。工作機械は、高い加工精度を得るためには、ワークを把持する主軸とそのワークに対して工具を当てるタレット装置との関係が一定であることが好ましく、工作機械全体での熱変形を考慮する必要があると考えられる。この点について、従来例には十分な対応がとられていなかった。
【0006】
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、ベッドの温度の偏り無くすための構造を有する工作機械を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る工作機械は、ベッドの組付け部に設けられた平行な複数のレールに沿って各々が独立して移動可能な複数の加工装置を有し、クーラントを流すためのクーラント用流路が、前記レールと平行な方向に前記ベッドを貫通し、平行に並んだ前記複数のレールの中央付近に形成されたものである。
【発明の効果】
【0008】
前記構成によれば、ワーク加工中の工作機械においてモータなどから発せられた熱がベッドに伝わるものの、平行に並んだ複数のレールの中央付近に形成されたクーラント用流路内をクーラントが流れ、それによって熱が奪われるため、局所的な温度上昇を抑えてベッドの温度の偏りをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
工作機械の一実施形態について機体の内部構造を示した斜視図である。
工作機械のベッドを示した斜視図である。
工作機械のベッドを示した側面図である。
工作機械のベッドについて幅方向に見た断面を示した斜視図である。
第2例のベッドを示した斜視図である。
第2例のベッドを示した側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に係る工作機械の一実施形態について、図面を参照しながら以下に説明する。図1は、本実施形態の工作機械を示した図であり、特に機体の内部構造を示した斜視図である。本実施形態の工作機械1はNC旋盤であって、ワークを加工するための各種加工装置がスラント型のベッド6上に組付けられている。工作機械1は、ワークの加工を実行するための加工装置として、ワークを回転可能に把持する第1ワーク主軸装置3、その第1ワーク主軸装置3に対向配置された第2ワーク主軸装置4および、複数の工具Tを有するタレット装置5が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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