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公開番号2024164846
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023080492
出願日2023-05-16
発明の名称2重シールドティグ溶接方法
出願人株式会社ダイヘン
代理人
主分類B23K 9/29 20060101AFI20241121BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】2重シールドティグ溶接方法において、パルス波形の溶接電流を通電して溶接する場合に、パルス波形の周波数が高くなっても溶接状態を安定に維持すること。
【解決手段】インナーガス7を噴出させるインナーノズル4及びアウターガス9を噴出させるアウターノズル5を備えた溶接トーチWTを使用し、パルス波形の溶接電流Iwを通電して溶接する2重シールドティグ溶接方法において、溶接電流Iwの平均値Iarに応じてインナーガス7の流量Fi及びアウターガス9の流量Foを設定し、パルス波形の周波数Pfrに応じて設定されたインナーガス7の流量Fiを補正する。補正は、パルス波形の周波数Pfrが高くなるほどインナーガス7の流量Fiが小さくなるように変化させる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
インナーガスを噴出させるインナーノズル及びアウターガスを噴出させるアウターノズルを備えた溶接トーチを使用し、
パルス波形の溶接電流を通電して溶接する2重シールドティグ溶接方法において、
前記溶接電流の平均値に応じて前記インナーガス及び前記アウターガスの流量を設定し、
前記パルス波形の周波数に応じて前記設定された前記インナーガスの流量を補正する、
ことを特徴とする2重シールドティグ溶接方法。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
前記補正によって、前記パルス波形の前記周波数が高くなるほど前記インナーガスの流量が小さくなるように変化させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の2重シールドティグ溶接方法。
【請求項3】
前記補正によって、前記パルス波形の振幅が50A以上であり、かつ、前記周波数が10~500Hzの範囲で高くなるほど前記インナーガスの流量が小さくなるように変化させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の2重シールドティグ溶接方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、2重シールドティグ溶接方法に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
インナーガスを噴出させるインナーノズル及びアウターガスを噴出させるアウターノズルを備えた溶接トーチを使用し、溶接電流を通電して溶接する2重シールドティグ溶接方法が慣用されている(例えば、特許文献1参照)。インナーガス及びアウターガスとしては、アルゴン、ヘリウム等の不活性ガスが使用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-15048号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
2重シールドティグ溶接方法において、パルス波形の溶接電流を通電して溶接を行う場合がある。パルス波形の周波数が高くなるほどアークの硬直性が強くなるので、ビード幅が狭くなり、深い溶け込みを得ることができる。しかし、2重シールドティグ溶接方法において、パルス波形の周波数を高くすると溶接状態が不安定になる場合が発生する。
【0005】
そこで、本発明では、パルス波形の溶接電流を通電して溶接する場合において、パルス波形の周波数が高くなっても溶接状態を安定に維持することができる2重シールドティグ溶接方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、請求項1の発明は、
インナーガスを噴出させるインナーノズル及びアウターガスを噴出させるアウターノズルを備えた溶接トーチを使用し、
パルス波形の溶接電流を通電して溶接する2重シールドティグ溶接方法において、
前記溶接電流の平均値に応じて前記インナーガス及び前記アウターガスの流量を設定し、
前記パルス波形の周波数に応じて前記設定された前記インナーガスの流量を補正する、
ことを特徴とする2重シールドティグ溶接方法である。
【0007】
請求項2の発明は、
前記補正によって、前記パルス波形の前記周波数が高くなるほど前記インナーガスの流量が小さくなるように変化させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の2重シールドティグ溶接方法である。
【0008】
請求項3の発明は、
前記補正によって、前記パルス波形の振幅が50A以上であり、かつ、前記周波数が10~500Hzの範囲で高くなるほど前記インナーガスの流量が小さくなるように変化させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の2重シールドティグ溶接方法である。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る2重シールドティグ溶接方法によれば、パルス波形の溶接電流を通電して溶接する場合において、パルス波形の周波数が高くなっても溶接状態を安定に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施の形態に係る2重シールドティグ溶接方法を実施するための溶接装置のブロック図である。
本発明の実施の形態に係る2重シールドティグ溶接方法を示す図1の溶接装置における各信号のタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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