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公開番号
2024172075
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023089588
出願日
2023-05-31
発明の名称
作業機
出願人
工機ホールディングス株式会社
代理人
個人
主分類
B23D
29/00 20060101AFI20241205BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】使い勝手を向上する。
【解決手段】切断工具10では、ヘッド部70が、ベースヘッド部71と、ベースヘッド部71のメインプレート74に固定される第1支持ヘッド部80及び第2支持ヘッド部90と、を含んで構成されている。そして、ヘッド部70が、軽天材としての加工材W1を支持する第1状態と、軽天材以外の加工材W2を支持する第2状態と、に切替可能に構成されている。具体的には、加工材に応じて、第1支持ヘッド部80又は第2支持ヘッド部90をベースヘッド部71に固定することで、ヘッド部70が第1状態又は第2状態に切替わる。これにより、異なる種類の加工材を切断工具10によって切断することができる。したがって、切断工具10の使い勝手を向上することができる。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
加工材を支持するヘッド部と、
所定方向に移動可能に構成され、所定方向一方側への移動時に前記ヘッド部と共に前記加工材を挟み込んで前記加工材を切断するブレードと、
を備え、
前記ヘッド部は、
基部と、
前記基部の一部を挟み込む一対のヘッドプレートを有すると共に、前記加工材を支持する支持ヘッド部と、
を含んで構成されており、
前記ヘッド部が、軽天材としての前記加工材を支持する第1状態と、軽天材以外の前記加工材を支持する第2状態と、に切替可能に構成されている作業機。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記支持ヘッド部が、前記基部に着脱可能に固定されており、
前記支持ヘッド部を異なる態様の前記支持ヘッド部に交換することで、前記ヘッド部が前記第1状態又は前記第2状態に切替わる請求項1に記載の作業機。
【請求項3】
前記支持ヘッド部が、前記軽天材としての前記加工材を支持する第1支持部と、前記軽天材以外の前記加工材を支持する第2支持部と、を有しており、
前記支持ヘッド部を異なる向きに変更することで、前記ヘッド部が前記第1状態又は前記第2状態に切替わる請求項1に記載の作業機。
【請求項4】
前記支持ヘッド部は、把持部を有する固定部材によって前記基部に固定されており、
作業者によって、前記把持部を用いて前記固定部材が操作されることで、前記固定部材が前記支持ヘッド部を前記基部に固定する固定状態又は前記支持ヘッド部の前記基部への固定を解除する固定解除状態に切替わる請求項2又は請求項3に記載の作業機。
【請求項5】
前記固定部材が蝶ボルトである請求項4に記載の作業機。
【請求項6】
前記固定部材は、
前記基部に形成された挿通孔を挿通した状態で一対の前記ヘッドプレートに架け渡された固定軸と、
前記固定軸を軸方向一方側へ付勢する付勢部材と、
前記固定軸の軸方向他方側の端部に移動可能に連結され、前記固定軸の一端側への移動を規制すると共に、前記把持部を有するストッパと、
を含んで構成されており、
作業者によって前記把持部を用いて前記ストッパが移動することで、前記ストッパによる前記固定軸の一端側への移動規制が解除されて、前記固定部材が前記固定状態から前記固定解除状態に切替わる請求項4に記載の作業機。
【請求項7】
前記支持ヘッド部には、前記基部と係合可能に構成された係合部が形成されており、
前記係合部が前記基部に係合することで、前記支持ヘッド部の前記固定部材を中心とする前記所定方向一方側への傾倒を抑制する請求項4に記載の作業機。
【請求項8】
前記第1状態及び前記第2状態では、前記加工材は前記所定方向と交差する交差方向の移動が規制される請求項1に記載の作業機。
【請求項9】
前記ヘッド部は、前記交差方向に開放したC形状に構成される請求項8に記載の作業機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業機に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に記載の電動往復動工具(作業機)では、受け板が電動往復動工具の前端部に設けられており、ホルダが受け板の後側に設けられている。ホルダの後側には、ハウジングが設けられており、ハウジングは、前後方向に延在されたモータ室と、モータ室から交差する方向に延在されたハンドルと、を含んで構成されている。そして、加工材としての軽天材を受け板によって支持し、ハンドルのメインスイッチを操作することで、可動刃(ブレード)がホルダから前方へ移動して、可動刃及び受け板によって軽天材を挟み込む。これにより、加工材に対して切断加工を施す。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-277039号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記電動往復動工具では、以下に示す点において改善の余地がある。すなわち、上記電動往復動工具では、受け板によって軽天材を支持するが、受け板が軽天材以外の加工材を支持可能に構成されていない。換言すると、上記電動往復工具では、軽天材以外の加工材に切断加工を施すことができず、電動往復工具の使い勝手が低下する可能性がある。このため、上記電動往復工具では、使い勝手を向上するという点において改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮して、使い勝手を向上することができる作業機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、加工材を支持するヘッド部と、所定方向に移動可能に構成され、所定方向一方側への移動時に前記ヘッド部と共に前記加工材を挟み込んで前記加工材を切断するブレードと、を備え、前記ヘッド部は、基部と、前記基部の一部を挟み込む一対のヘッドプレートを有すると共に、前記加工材を支持する支持ヘッド部と、を含んで構成されており、前記ヘッド部が、軽天材としての前記加工材を支持する第1状態と、軽天材以外の前記加工材を支持する第2状態と、に切替可能に構成されている作業機である。
【0007】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記支持ヘッド部が、前記基部に着脱可能に固定されており、前記支持ヘッド部を異なる態様の前記支持ヘッド部に交換することで、前記ヘッド部が前記第1状態又は前記第2状態に切替わる作業機である。
【0008】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記支持ヘッド部が、前記軽天材としての前記加工材を支持する第1支持部と、前記軽天材以外の前記加工材を支持する第2支持部と、を有しており、前記支持ヘッド部を異なる向きに変更することで、前記ヘッド部が前記第1状態又は前記第2状態に切替わる作業機である。
【0009】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記支持ヘッド部は、把持部を有する固定部材によって前記基部に固定されており、作業者によって、前記把持部を用いて前記固定部材が操作されることで、前記固定部材が前記支持ヘッド部を前記基部に固定する固定状態又は前記支持ヘッド部の前記基部への固定を解除する固定解除状態に切替わる作業機である。
【0010】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記固定部材が蝶ボルトである作業機である。
(【0011】以降は省略されています)
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