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公開番号2024165278
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023081345
出願日2023-05-17
発明の名称歯車研削盤
出願人株式会社不二越
代理人個人,個人
主分類B23F 23/10 20060101AFI20241121BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】オートバランサおよびオートクランプの両方を搭載することができ、回転砥石の交換工程およびバランス調整工程に要する作業員の負担を大幅に軽減することが可能な歯車研削盤を提供する。
【解決手段】本発明にかかる歯車研削盤の構成は、歯車の歯面を回転砥石110によって研削する歯車研削盤100であって、回転砥石110を回転させる砥石スピンドル120と、砥石スピンドル120に収容され回転砥石110を支持するオートクランプと、砥石スピンドル120の反対側で回転砥石を支持するサポートスピンドル150と、サポートスピンドル150に収容されたオートバランサ160と、サポートスピンドル150を砥石スピンドル120に対して離接方向に移動させるサポートテーブル170と、砥石スピンドル120およびサポートスピンドル150を鉛直面内で回転させる旋回テーブル180と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
歯車の歯面を回転砥石によって研削する歯車研削盤であって、
前記回転砥石を回転させる砥石スピンドルと、
前記砥石スピンドルに収容され前記回転砥石を支持するオートクランプと、
前記砥石スピンドルの反対側で前記回転砥石を支持するサポートスピンドルと、
前記サポートスピンドルに収容されたオートバランサと、
前記サポートスピンドルを前記砥石スピンドルに対して離接方向に移動させるサポートテーブルと、
前記砥石スピンドルおよび前記サポートスピンドルを鉛直面内で回転させる旋回テーブルと、
を備えたことを特徴とする歯車研削盤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、歯車の歯面を回転砥石によって研削する歯車研削盤に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
歯車の歯面を研磨する装置として、回転砥石を用いる歯車研削盤が知られている。歯車研削盤としては例えば特許文献1に、「回転頭の回転軸に、中央部に嵌合用円筒状空洞を有する砥石をフランジにより垂直に固定した研削装置」が開示されている。
【0003】
特許文献1の研削装置は、「回転軸の軸芯と同一軸芯上の主軸端の空洞間に内蔵したモーターにより回転可能な一対のバランスピースを有する部材を具備する前オートバランサと、同じく前記主軸端の空洞間に内蔵したモーターにより回転可能な一対のバランスピースを有する部材を具備する後オートバランサとからなるオートバランサー組」と、「オートバランサー組を、前記砥石の嵌合用円筒状空洞間に位置するように、かつ、前記回転軸の主軸端の空間部分を該砥石の厚み方向幅が前オートバランサと後オートバランサとで2分するようにそれぞれ独立して設けられたバランサ補正サブ機構」とを具備している。特許文献1によれば、「砥石を研削装置の回転軸に付けたままツルーイング、ドレッシング後の砥石を備える回転軸のアンバランスを自動的に補正することができる」としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-232563号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
歯車研削盤に用いられる砥石(以下、回転砥石と称する)は、重量が非常に重い。このため、回転砥石の交換工程において取付および取り外しを手作業で行うと作業者の負担となる。そこで砥石交換を自動化するために歯車研削盤にオートクランプを搭載することを検討した。
【0006】
オートクランプの搭載箇所としては、回転砥石を回転可能に保持する砥石スピンドルに内蔵することが最適であった。しかし、砥石の内部にオートクランプに把持されるスリーブを収容すると、オートバランサを収容するスペースが確保できなくなる。すると、回転砥石の自動交換は可能となるものの、オートバランサが搭載できなくなるため、回転砥石のバランス調整が困難になってしまう。
【0007】
本発明は、このような課題に鑑み、オートバランサおよびオートクランプの両方を搭載することができ、回転砥石の交換工程およびバランス調整工程に要する作業員の負担を大幅に軽減することが可能な歯車研削盤を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明にかかる歯車研削盤の構成は、歯車の歯面を回転砥石によって研削する歯車研削盤であって、回転砥石を回転させる砥石スピンドルと、砥石スピンドルに収容され回転砥石を支持するオートクランプと、砥石スピンドルの反対側で回転砥石を支持するサポートスピンドルと、サポートスピンドルに収容されたオートバランサと、サポートスピンドルを砥石スピンドルに対して離接方向に移動させるサポートテーブルと、砥石スピンドルおよびサポートスピンドルを鉛直面内で回転させる旋回テーブルと、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、オートバランサおよびオートクランプの両方を搭載することができ、回転砥石の交換工程およびバランス調整工程に要する作業員の負担を大幅に軽減することが可能な歯車研削盤を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態にかかる歯車研削盤を説明する図である。
図1の歯車研削盤の内部構造を例示する断面図である。
本実施形態の歯車研削盤における回転砥石の取り外し動作を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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