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公開番号
2025069048
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-30
出願番号
2024109969
出願日
2024-07-09
発明の名称
管の切断装置及び管の切断方法
出願人
個人
代理人
個人
主分類
B23D
21/14 20060101AFI20250422BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】回転刃を被切断部に強い力で押し付けることにより、硬い素材からなる管であっても、粉塵を周囲に散らさずに、内面から効率的に切断することができる、管の切断装置を提供する。
【解決手段】管の一端から管内に挿入されて、管を内側から切断するための管の切断装置であって、シャフトと、シャフトの一端に固定された、管の内径よりも径小の円形の回転刃と、回転刃から所定の間隔を保持して、中央部に設けられた開口にシャフトを挿通させた、管の一端に蓋をする外径を有する、開口盤と、管の一端に開口盤を固定するための固定手段と、シャフトを回転自在及び揺動自在に軸支する、開口を覆う軸受と、シャフトに対する回転円盤の位置を固定するストッパーと、シャフトの他端に回転駆動装置から付与される回転駆動力をシャフトへ伝達するための接続端と、を備える、管の切断装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
管の一端から管内に挿入されて、前記管を内側から切断するための管の切断装置であって、
シャフトと、
前記シャフトの一端に固定された、前記管の内径よりも径小の円形の回転刃と、
前記回転刃から所定の間隔を保持して、中央部に設けられた開口に前記シャフトを挿通させた、前記管の一端に蓋をする外径を有する、開口盤と、
前記管の一端に前記開口盤を固定するための固定手段と、
前記シャフトを回転自在及び揺動自在に軸支する、前記開口を覆うように固定された軸受と、
前記シャフトに対する前記
軸受
の位置を固定するストッパーと、
前記シャフトの他端に回転駆動装置から付与される回転駆動力を前記シャフトへ伝達するための接続端と、を備える、管の切断装置。
続きを表示(約 980 文字)
【請求項2】
前記シャフトを軸支する位置から前記円形の回転刃を固定する位置までの間隔が50~300mmである、請求項1に記載の管の切断装置。
【請求項3】
前記接続端に、自在継手を有する延長シャフトが接続されており、前記延長シャフトを介して前記回転駆動力が前記シャフトへ伝達される、請求項1に記載の管の切断装置。
【請求項4】
前記開口盤を貫通する給水路を有する、請求項1に記載の管の切断装置。
【請求項5】
請求項1~3の何れか1項に記載の管の切断装置を用いた、管の切断方法であって、
前記接続端に前記回転駆動力を伝達するための前記回転駆動装置を接続する工程と、
前記回転刃が、前記管の所定の位置に当接するように、前記ストッパーの位置を調整する工程と、
前記回転刃を前記管の上端からその内側に挿入し、前記管の上端に蓋をするように、前記開口盤を前記管の上端に前記固定手段で固定する工程と、
前記シャフトに固定された前記回転刃を前記回転駆動力で回転させながら前記管の内面に押し当て、前記回転刃を円周方向に移動させて、前記管を切断する工程と、を備える、管の切断方法。
【請求項6】
前記管が、鋳鉄製の椀トラップの内筒部である請求項
5
に記載の管の切断方法。
【請求項7】
請求項4に記載の管の切断装置を用いた、管の切断方法であって、
前記接続端に前記回転駆動力を伝達するための前記回転駆動装置を接続する工程と、
前記回転刃が、前記管の所定の位置に当接するように、前記ストッパーの位置を調整する工程と、
前記回転刃を前記管の上端からその内側に挿入し、前記管の上端に蓋をするように、前記開口盤を前記管の上端に前記固定手段で固定する工程と、
前記シャフトに固定された前記回転刃を前記回転駆動力で回転させながら前記管の内面に押し当て、前記回転刃を円周方向に移動させて、前記管を切断する工程と、
前記給水路を通じて水を供給して、前記円形の回転刃に前記水を当てる工程と、を備える、管の切断方法。
【請求項8】
前記管が、鋳鉄製の椀トラップの内筒部である請求項7に記載の管の切断方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、内面から管を切断するための管の切断装置、及びそれを用いた管の切断方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
集合住宅等の高層建物の浴室,流し台,洗面所,トイレ等の設備から発生する排水は、各設備の配された室内の排水口に通じる横枝管を経て、各階を貫通する共用の排水立管から汚水槽等に流される。
【0003】
集合住宅等の浴室の排水口には、椀トラップまたはベルトラップと称される、排水トラップが設けられていることがある。具体的には、図11に示されているように、椀トラップ(排水トラップ)20は、底部21aから立設された内筒部21bを有し、上部が開口した有底筒状のトラップ本体21と、内筒部21bに被せられる椀状体22とを備え、内筒部21bから下方に延びる接続ネジ部21cを有する。そして、椀トラップ20の開口した排水口に排水目皿23が配されている。椀トラップ20は、接続ネジ部21cを介して、スラブに埋め込まれた横引き排水管25に接続され、横引き排水管25に通じる図略の排水立管を経て、下水管に排水される。
【0004】
このような排水トラップが鋳鉄のような金属製である場合、数十年間の使用後には、経年劣化してサビを発生させ、破れによる漏水を生じさせることがある。このような漏水を止めるために、排水トラップを更生補修する方法が知られている。
【0005】
例えば、下記特許文献1は、排水トラップ本体廻りにおける流出流路の機能回復工事と、浴室のユニット化に伴うユニット排水管の流出流路への繋込み工事と、を可能な限り共通化することができる浴室排水口の改修方法を提供する。そして、特許文献1は、経年劣化した排水トラップの内筒部を除去した後、内筒部を除去した部分に残された筒状部に、塩化ビニル製のインナーパイプを挿入し、筒状部とインナーパイプとの間隙に止水剤を充填することにより、除去された内筒部に代わる排水の流入口を更生させる改修方法を開示する。
【0006】
そして、特許文献1は、内筒部を除去する方法として、例えばホールソーを用いて内筒部を上側から削ったり、内筒部の外側半部を削った後、残った部分を鋼棒等で損壊し、ダイヤ穿孔刃で平滑に仕上げたり、セーバーソー等で内筒部に縦に複数の切込みを入れ、各切込み片を折り取るようにする方法が開示されている。
【0007】
しかしながら、特許文献1に開示されたような、内筒部を上側から削ったり、外側半部を削った後、残った部分を鋼棒等で損壊したりするような方法によれば、研削時に大量の粉塵が発生したり、長い作業時間がかかったりするために、効率的な方法ではなかった。また、セーバーソーで縦に複数の切込みを入れる方法も、鋳鉄のような硬い素材に対しては難しく、実用的な方法ではなかった。
【0008】
ところで、塩化ビニル管等の内側に円形の回転刃を沿わせて、その内側から切断するためのパイプカッターが提案されている。例えば、下記特許文献2は、切断しようとするパイプの内側に挿入され、かつ、この挿入状態を固定するための上記パイプ円周壁との圧接手段を備えた嵌合座を有し、この嵌合座に、先端に適宜回転治具との係合部を備えたカッター軸の基端を回転並に揺動自在に支持させ、このカッター軸に、上記パイプの内径より径小の刃盤を設けたパイプカッターが提案されている。
【0009】
また、下記特許文献3は、一端部にシャンク部が設けられた回転軸と、この回転軸の他端部に周方向へ突出するように設けられるカッター刃とから成るパイプカッターにおいて、回転軸にはカッター刃からシャンク部寄りへ所定だけ離れた部分にパイプ端縁部をなぞらせる切断深さ設定フランジが周設されているパイプカッターを開示する。
【0010】
特許文献2に記載されたパイプカッターによれば、刃盤よりも先端側に、パイプカッターの挿入状態を固定するためのパイプ円周壁との圧接手段を備えた嵌合座を設けているために、排水トラップの内筒部の根本付近のような深い部分を切断することは困難であると思われる。また、このようなパイプカッターによれば、嵌合座がゴムなどの弾性材であるために、回転刃を被切断部に強い力で押し付けることが難しく、塩化ビニル管等は切断することが可能であったとしても、硬い鋳鉄製の排水トラップのような硬い部材を切断することは困難であると思われる。
(【0011】以降は省略されています)
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