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公開番号
2025109078
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-24
出願番号
2024002784
出願日
2024-01-11
発明の名称
ワーク位置決め治具
出願人
村田機械株式会社
代理人
個人
主分類
B23Q
3/18 20060101AFI20250716BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】複数のポールを固定又は移動可能とするのに要する作業時間の短縮を図り、作業者の負担を軽減しつつ、ワークの加工効率を向上させる。
【解決手段】ワークWが段積みされる載置部材10と、放射方向にそれぞれ移動可能な複数のポール20と、複数のポール20を同期して移動させる連動機構40と、複数のポール20を固定する固定機構50と、を備え、載置部材10は、天板30に支持されており、連動機構40は、複数のポール20をガイドするガイド板41を備え、固定機構50は、押圧部51を昇降させる昇降機構52とを備え、昇降機構52により押圧部51を上昇させてガイド板41を上昇させ、複数のポール20の下部にそれぞれ備える第1カラー21(突出部)をまとめて天板30とガイド板41との間に挟み込むことで複数のポール20の位置を固定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ワークが段積みされる載置部材と、
前記載置部材から上方に延びた状態で前記載置部材に載置されたワークを囲むように所定間隔で配置され、ワークの中心部から放射方向にそれぞれ移動可能な複数のポールと、
前記複数のポールを同期して前記放射方向に移動させる連動機構と、
前記複数のポールを前記放射方向のいずれかの位置に固定する固定機構と、を備え、
前記載置部材は、天板に支持されており、
前記連動機構は、前記天板の下面側に昇降可能に配置され、前記複数のポールをそれぞれ前記放射方向にガイドするガイド板を備え、
前記固定機構は、前記ガイド板の下面側に配置されて昇降可能な押圧部と、前記押圧部を昇降させる昇降機構とを備え、
前記昇降機構により前記押圧部を上昇させて前記ガイド板を上昇させ、前記複数のポールの下部にそれぞれ備える突出部をまとめて前記天板と前記ガイド板との間に挟み込むことで前記複数のポールの位置を固定する、ワーク位置決め治具。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
前記ガイド板から離間した下方にベース板を備え、
前記昇降機構は、前記ベース板から上方に延びて固定され、外周にネジ部を有するシャフトと、前記ネジ部にネジ結合することで回転により昇降する第1歯車と、前記第1歯車に噛み合い、回転により前記第1歯車を回転させる第2歯車と、前記第2歯車を回転させる操作ノブと、を備え、
前記第1歯車は、前記押圧部を昇降させる、請求項1に記載のワーク位置決め治具。
【請求項3】
前記シャフトは、前記中心部に対応する下方に配置される、請求項2に記載のワーク位置決め治具。
【請求項4】
前記第1歯車は、前記第2歯車よりも外径が大きくかつ歯数が多い、請求項3に記載のワーク位置決め治具。
【請求項5】
前記第1歯車は、前記複数のポールが前記中心部から最も離れた位置の下方まで達する外径に設けられる、請求項4に記載のワーク位置決め治具。
【請求項6】
前記操作ノブは、平面視において前記複数のポールを囲む円形領域よりも外側に配置される、請求項2に記載のワーク位置決め治具。
【請求項7】
前記連動機構は、前記ガイド板と前記押圧部との間において、前記ポールごとに取り付けられたスライダをそれぞれ案内する複数のスライダ案内板を備え、
前記複数のスライダ案内板は、積層して配置されており、
前記押圧部の上昇により前記複数のスライダ案内板を介して前記ガイド板が上昇し、前記ガイド板と前記天板との間で前記突出部を挟み込む、請求項1に記載のワーク位置決め治具。
【請求項8】
前記突出部は、前記ポールの下部に取り付けられる環状のカラーである、請求項1に記載のワーク位置決め治具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワーク位置決め治具に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
段積みされた円形状のワークを位置決めするワーク位置決め治具が知られている(例えば、特許文献1参照)。このワーク位置決め治具は、段積みされたワークを囲むように配置された複数のポールが、それぞれワークの中心部から放射方向に移動可能に設けられており、これら複数のポールを同期して移動させる連動機構を備えている。このワーク位置決め治具は、複数のポールを移動させてワークに接触させ、その位置でポールを固定することで、ワークの内径、外径に応じた位置決めを行うようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第2630178号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のワーク位置決め治具は、ワークの内径、外径に応じて複数のポールを連動して移動させることができるが、このポールを所望の位置で固定することが必要となる。例えば、複数のポールのそれぞれは、ポールの下端に設けられたネジを締めることによって所望の位置に固定される。また、複数のポールを移動させる場合は、それぞれのポールについてネジを緩めた後に移動させることになる。このように、ポールを所望の位置に固定する場合、及びポールを移動させる場合のいずれにおいても複数のネジを締める、又は複数のネジを緩めるといった作業が必要となる。これでは、ポールの固定又はポールを移動可能とするのに作業時間がかかり、作業者に対して負担をかけるだけでなく、ワークの加工効率を低下させることになる。
【0005】
本発明は、複数のポールを固定又は移動可能とするのに要する作業時間の短縮を図り、作業者の負担を軽減しつつ、ワークの加工効率を向上させることが可能なワーク位置決め治具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様に係るワーク位置決め治具は、ワークが段積みされる載置部材と、載置部材から上方に延びた状態で載置部材に載置されたワークを囲むように所定間隔で配置され、ワークの中心部から放射方向にそれぞれ移動可能な複数のポールと、複数のポールを同期して放射方向に移動させる連動機構と、複数のポールを放射方向のいずれかの位置に固定する固定機構と、を備え、載置部材は、天板に支持されており、連動機構は、天板の下面側に昇降可能に配置され、複数のポールをそれぞれ放射方向にガイドするガイド板を備え、固定機構は、ガイド板の下面側に配置されて昇降可能な押圧部と、押圧部を昇降させる昇降機構とを備え、昇降機構により押圧部を上昇させてガイド板を上昇させ、複数のポールの下部にそれぞれ備える突出部をまとめて天板とガイド板との間に挟み込むことで複数のポールの位置を固定する。
【発明の効果】
【0007】
上記態様に係るワーク位置決め治具によれば、昇降機構により押圧部を上昇させてガイド板を上昇させ、複数のポールの下部にそれぞれ備える突出部をまとめて天板とガイド板との間に挟み込むことで複数のポールの位置を固定するため、複数のポールについてそれぞれ固定する作業を行う必要がない。また、複数のポールを移動させる際も、昇降機構により押圧部を下降させすることで突出部をまとめて解放し、複数のポールについてそれぞれ解放する作業を行う必要がない。このため、複数のポールを固定する作業、又は移動可能とするための作業時間を短縮することができる。その結果、作業者の負担を軽減でき、ワークの加工効率を向上させることができる。
【0008】
また、上記態様に係るワーク位置決め治具において、ガイド板から離間した下方にベース板を備え、昇降機構は、ベース板から上方に延びて固定され、外周にネジ部を有するシャフトと、ネジ部にネジ結合することで回転により昇降する第1歯車と、第1歯車に噛み合い、回転により第1歯車を回転させる第2歯車と、第2歯車を回転させる操作ノブと、を備え、第1歯車は、押圧部を昇降させる構成でもよい。この構成によれば、第2歯車の回転により第1歯車が回転することでシャフトに対して昇降し、この第1歯車の昇降により、容易に押圧部を昇降させることができる。すなわち、操作ノブを操作して第2歯車を回転させるといった簡単な動作でポールの固定等を行うことができる。
【0009】
また、上記態様に係るワーク位置決め治具において、シャフトは、中心部に対応する下方に配置される構成でもよい。この構成によれば、第1歯車は、ワークの中心部の下方を軸として回転するので、第1歯車の上昇時に、押圧部をバランスよく上昇させることができ、複数のポールの突出部を確実に挟み込むことができる。また、上記態様に係るワーク位置決め治具において、第1歯車は、第2歯車よりも外径が大きくかつ歯数が多い構成でもよい。この構成によれば、第2歯車の回転角度に対して第1歯車の回転角度を小さくするため、第1歯車の回転角度を精度よく調整することができる。
【0010】
また、上記態様に係るワーク位置決め治具において、第1歯車は、複数のポールが中心部から最も離れた位置の下方まで達する外径に設けられる構成でもよい。この構成によれば、第1歯車の上昇時に、押圧部に対して大きな範囲で上昇する力を付与するので、突出部をより一層確実に挟み込むことができる。また、上記態様に係るワーク位置決め治具において、操作ノブは、平面視において複数のポールを囲む円形領域よりも外側に配置される構成でもよい。この構成によれば、載置部材にワークを載置した場合であっても操作ノブを操作して第2歯車を回転させることができる。つまり、載置部材にワークを載置した状態で、複数のポールの移動及び固定を行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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