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公開番号2024172076
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023089589
出願日2023-05-31
発明の名称作業機
出願人工機ホールディングス株式会社
代理人個人
主分類B23D 29/00 20060101AFI20241205BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】加工物に対する加工精度を高くする。
【解決手段】切断工具10では、上下一対の照明装置91U、91Lがハウジング20の前端部に設けられている。トリガ30の操作により切断工具10の切断加工が開始されると、コントローラ80の制御によって、照明装置91U、91LのLED93が発光して、発光した光を前側へ照射する。LED93から前側へ照射された光は、ブレードホルダ71における左右一対のホルダプレート72の間を通過して、ブレードホルダ71の前端部から前側へ照射される。このため、ブレードホルダ71の前端部から照射された光によって、加工物Wの後面が照明され、照明された部分が、上下方向に沿う線状に延在される。その結果、照明装置91U、91Lによって照明された部分が、ブレード60の加工物Wへの加工位置として指し示され、作業者が、加工物Wへの加工位置を把握しながら加工物Wに切断加工を施すことができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
動力源を収容するハウジングと、
前記動力源によって前記ハウジングに対して相対移動するとともに、移動方向の一方側へ移動して加工物に当接することで加工を施す加工部と、
前記加工部の前記加工物への加工位置を指し示す加工位置指示手段と、
を備えた作業機。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記加工位置指示手段は、前記動力源を制御して前記加工部の移動位置を決めるコントローラと、前記加工部と、を含んでおり、
前記コントローラは、前記加工部を前記加工物への加工直前の手前位置で停止する指示制御を実行可能であり、
前記コントローラによって前記指示制御が実行されることで、前記手前位置の前記加工部によって前記加工位置を指し示す請求項1に記載の作業機。
【請求項3】
前記ハウジングには、トリガが操作可能に設けられており、
作業者による前記トリガへの操作に基づいて、前記コントローラが前記指示制御を実行する請求項2に記載の作業機。
【請求項4】
作業者による前記トリガへの操作態様に応じて、前記コントローラによる前記指示制御の実行の有無を選択可能に構成されている請求項3に記載の作業機。
【請求項5】
作業者による前記トリガへの操作量又は操作速度に応じて、前記コントローラによる前記指示制御の実行の有無を選択可能に構成されている請求項4に記載の作業機。
【請求項6】
前記ハウジングには、検出部が設けられており、前記検出部によって前記トリガへの操作態様を検出し、
前記コントローラが、前記検出部の検出信号に基づいて、前記指示制御の実行の有無を判別する請求項4又は請求項5に記載の作業機。
【請求項7】
前記検出部は、前記トリガへの操作によってオン又はオフに切替わる2つのスイッチを有しており、
前記検出部では、2つの前記スイッチが異なるタイミングでオン又はオンに切替わるように設定されている請求項6に記載の作業機。
【請求項8】
前記加工位置指示手段は、光源を有する照明装置を含んで構成され、前記照明装置は前記ハウジングに設けられており、
前記光源から照射された光によって前記加工物を照明することで、前記加工位置を指し示す請求項1に記載の作業機。
【請求項9】
前記加工部がブレードであり、
前記ブレードは、前記移動方向に直交する方向を板厚方向とする板状に形成され、前記移動方向及び前記板厚方向と直交する方向を幅方向とし、
前記加工物における前記光によって照明される部分が前記幅方向に沿って延在される請求項8に記載の作業機。
【請求項10】
前記ブレードの板厚方向両側には、前記板厚方向に対向する一対のプレートが設けられ、一対の前記プレートによって前記ブレードを板厚方向両側から覆っており、
前記光源から照射された光が、一対の前記プレートを通過すると共に、前記ブレードの移動方向一方側に配置された加工物を照明する請求項9に記載の作業機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業機に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に記載の電動往復動工具(作業機)では、天井に設けられた軽天材等の加工物を切断する工具として構成されている。具体的には、受け板が電動往復動工具の前端部(先端部)に設けられており、加工物を受け板にセットする。そして、ハンドルのメインスイッチを操作することで、可動刃(ブレード)がホルダから前方へ移動して、可動刃と受け板とによって加工物を挟み込む。これにより、加工物に対して切断加工を施す。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-277039号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記電動往復動工具では、上述のように、加工物を電動往復動工具の先端部にセットするため、電動往復動工具を把持する作業者の目から離れた位置に加工物が配置されることがある。このため、作業者において、可動刃の加工物への加工位置が把握し難くなり、目標とする加工位置からずれた位置に加工が施される可能性がある。この場合には、加工物に対する加工精度が低下する虞がある。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮して、加工物に対する加工精度を高くすることができる作業機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、動力源を収容するハウジングと、前記動力源によって前記ハウジングに対して相対移動するとともに、移動方向の一方側へ移動して加工物に当接することで加工を施す加工部と、前記加工部の前記加工物への加工位置を指し示す加工位置指示手段と、を備えた作業機である。
【0007】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記加工位置指示手段は、前記動力源を制御して前記加工部の移動位置を決めるコントローラと、前記加工部と、を含んでおり、前記コントローラは、前記加工部を前記加工物への加工直前の手前位置で停止する指示制御を実行可能であり、前記コントローラによって前記指示制御が実行されることで、前記手前位置の前記加工部によって前記加工位置を指し示す作業機である。
【0008】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記ハウジングには、トリガが操作可能に設けられており、作業者による前記トリガへの操作に基づいて、前記コントローラが前記指示制御を実行する作業機である。
【0009】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、作業者による前記トリガへの操作態様に応じて、前記コントローラによる前記指示制御の実行の有無を選択可能に構成されている作業機である。
【0010】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、作業者による前記トリガへの操作量又は操作速度に応じて、前記コントローラによる前記指示制御の実行の有無を選択可能に構成されている作業機である。
(【0011】以降は省略されています)

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