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公開番号2025005053
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-16
出願番号2023105053
出願日2023-06-27
発明の名称ねじ取り出し装置
出願人三菱電機株式会社
代理人個人
主分類B23P 19/06 20060101AFI20250108BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】ねじを自動で取り出すことができるとともにねじ取り出しに関連するデータを記憶して処理することができるねじ取り出し装置を得ること。
【解決手段】ねじ取り出し装置1は、ねじ50を自動で取り出す装置であって、ねじ50を供給するねじ供給機構2と、ねじ供給機構2によって供給されたねじ50を取り出すねじ取り出し機構3と、ねじ供給機構2及びねじ取り出し機構3によって取得された各種データを記憶するデータ記憶部5と、データ記憶部5に記憶された各種データを処理するデータ処理部6とを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ねじを自動で取り出すねじ取り出し装置であって、
ねじを供給するねじ供給機構と、
前記ねじ供給機構によって供給されたねじを取り出すねじ取り出し機構と、
前記ねじ供給機構及び前記ねじ取り出し機構によって取得された各種データを記憶するデータ記憶部と、
前記データ記憶部に記憶された前記各種データを処理するデータ処理部と
を備えることを特徴とするねじ取り出し装置。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
ねじ取り出しの失敗時に、ねじの取り出し位置を変化させてねじ取り出しのリトライを実施し、前記リトライの結果を前記データ記憶部で記憶する
ことを特徴とする請求項1に記載のねじ取り出し装置。
【請求項3】
前記データ処理部は、ねじ取り出しパラメータの異常時に、ねじ取り出しに関する統計データを用いて、前記ねじ取り出しパラメータを自動で補正する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のねじ取り出し装置。
【請求項4】
前記データ処理部は、ねじ取り出しに関する統計データを分析し、ねじ取り出しパラメータに異常が生じていることを判定する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のねじ取り出し装置。
【請求項5】
前記データ処理部は、前記ねじ取り出しパラメータの異常時に、前記ねじ取り出しに関する統計データを用いて、前記ねじ取り出しパラメータを自動で補正する
ことを特徴とする請求項4に記載のねじ取り出し装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ねじ取り出し装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
部品組み立て工程において、ねじを用いて二つの部品を組付ける工程が一般的に行われる。部品組み立て工程には、ねじ供給機等で自動的に供給されたねじをねじ締装置等で取り出す工程がある。当該工程では、ねじ締装置とねじとの相対位置がずれることでねじがねじ締装置に吸着されない問題が多発している。また、ねじ供給機から供給されるねじの位置がばらついたり、経年劣化等でねじ締装置及びねじ供給機の絶対位置が変動したりすると、ねじ吸着ミスが多くなる。ねじ吸着ミスが多くなることは、生産数に影響を及ぼす。特許文献1は、電子部品を供給するフィーダの吸着位置に対する吸着座標を自動的に補正する際に用いられる表面実装装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-124169号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1が開示している技術では、吸着異常を判定した後の位置調整をカメラで撮像した画像を用いて行うが、異常が発生した箇所を機構及び駆動速度の問題によってカメラで撮像することができない場合、吸着座標を補正することができない。また、特許文献1が開示している技術には、カメラを用意する必要があることから、導入コストが高くなる問題がある。従来の問題を解決するために、ねじを自動で取り出すことができるとともにねじ取り出しに関連するデータを記憶して処理することができるねじ取り出し装置が提供されることが要求されている。
【0005】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、ねじを自動で取り出すことができるとともにねじ取り出しに関連するデータを記憶して処理することができるねじ取り出し装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係るねじ取り出し装置は、ねじを自動で取り出す装置であって、ねじを供給するねじ供給機構と、ねじ供給機構によって供給されたねじを取り出すねじ取り出し機構と、ねじ供給機構及びねじ取り出し機構によって取得された各種データを記憶するデータ記憶部と、データ記憶部に記憶された各種データを処理するデータ処理部とを有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示に係るねじ取り出し装置は、ねじを自動で取り出すことができるとともにねじ取り出しに関連するデータを記憶して処理することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係るねじ取り出し装置の機構部の概略を示す図
実施の形態1に係るねじ取り出し装置のブロック図
実施の形態1に係るねじ取り出し装置がねじ取り出し工程を実行する場合の動作の手順を示すフローチャート
実施の形態1におけるねじ取り出しのリトライのイメージを示す図
実施の形態1においてねじ取り出し初期位置の座標を(X,Y)=(A,B)とした場合の各リトライ時のねじ取り出し位置の座標の例を示す図
実施の形態1に係るねじ取り出し装置が有するデータ記憶部にデータが保存された後の処理を説明するための図
実施の形態2におけるねじ取り出しのリトライのイメージを示す図
実施の形態1から実施の形態4までの各実施の形態に係るねじ取り出し装置が有するデータ処理部の一部又は全部の機能がプロセッサによって実現される場合のプロセッサを示す図
実施の形態1から実施の形態4までの各実施の形態に係るねじ取り出し装置が有するデータ処理部の一部又は全部の機能が処理回路によって実現される場合の処理回路を示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、実施の形態に係るねじ取り出し装置を図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るねじ取り出し装置1の機構部の概略を示す図である。ねじ取り出し装置1は、ねじ50を自動で取り出す装置であって、ねじ50を供給するねじ供給機構2と、ねじ供給機構2によって供給されたねじ50を取り出すねじ取り出し機構3とを有する。図1には、ねじ50も示されている。ねじ取り出し装置1は、ねじ取り出し工程を実行する。ねじ取り出し工程は、二つの部品を自動でねじ締めする工程においてねじ供給機構2によって自動で供給されたねじ50をねじ取り出し機構3によって取り出す工程である。
(【0011】以降は省略されています)

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