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公開番号2025088570
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023203349
出願日2023-11-30
発明の名称照明制御システム
出願人三菱電機株式会社,三菱電機照明株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類H05B 47/115 20200101AFI20250604BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】本開示は照明制御システムに関し、照射対象の状態を考慮した照明制御を実施することで、照射対象の概日リズムを適切に整えることができる照明制御システムを提供することを目的とする。
【解決手段】本開示の半導体製造装置は、データ取得装置と、照明制御コントローラと、照明器具を備える。データ取得装置は、ユーザーの個人情報を取得する処理と、検出した光に関する情報を累積保存する処理と、取得したユーザーの生体情報を累積保存する処理と、を実施するよう構成される。照明制御コントローラは、個人情報、光に関する情報及び生体情報を取得する処理と、取得した情報に基づく必要照射条件を算出する処理と、必要照射条件に基づく点灯条件を算出する処理とを実施するよう構成される。照明器具は、点灯条件に基づき光源の点灯を制御する処理を実施するよう構成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
データ取得装置と、照明制御コントローラと、照明器具を備え、
前記データ取得装置が、
ユーザーの個人情報を取得する処理と、
検出した光に関する情報を累積保存する処理と、
取得した前記ユーザーの生体情報を累積保存する処理と、
を実施するよう構成され、
前記照明制御コントローラが、
前記個人情報、前記光に関する情報及び前記生体情報を取得する処理と、
取得した情報に基づく必要照射条件を算出する処理と、
前記必要照射条件に基づく点灯条件を算出する処理と
を実施するよう構成され、
前記照明器具が、前記点灯条件に基づき光源の点灯を制御する処理を実施するよう構成されている
照明制御システム。
続きを表示（約 960 文字）【請求項２】
前記照明制御コントローラが、
前記ユーザーに対して集団の区分けを設定する処理と、
前記集団の区分けが大人数である場合、想定されるユーザーに合わせた必要照射条件を事前に設定する処理と、
前記集団の区分けが中人数である場合、該当するユーザーから取得した情報に基づく全ての必要照射条件の平均値を、新たな必要照射条件とする処理と
をさらに実施するよう構成され、
前記中人数が、前記大人数より前記ユーザーが少ない場合に設定される
請求項１に記載の照明制御システム。
【請求項３】
前記照明制御コントローラが、
前記ユーザーに対して集団の区分けを設定する処理と、
前記集団の区分けが少人数である場合、特定の前記照明器具に紐づけられたユーザーから取得した情報に基づく必要照射条件を、前記照明器具の照明制御に用いる処理と
をさらに実施するよう構成され、
前記少人数が、前記中人数より前記ユーザーが少ない場合に設定される
請求項２に記載の照明制御システム。
【請求項４】
前記照明制御コントローラが、
前記ユーザーに対して集団の区分けを設定する処理と、
前記集団の区分けが少人数である場合、該当するユーザーから取得した情報に基づく必要照射条件を、その他のユーザーから取得した情報に基づく必要照射条件を補正するために用いる処理と
をさらに実施するよう構成され、
前記少人数が、前記中人数より前記ユーザーが少ない場合に設定される
請求項２に記載の照明制御システム。
【請求項５】
前記光に関する情報と前記生体情報に矛盾が生じている場合、有効性が高いと推測されるデータのみを採用する
請求項１に記載の照明制御システム。
【請求項６】
前記点灯条件が、ユーザーの個人情報に基づいて調整される
請求項１に記載の照明制御システム。
【請求項７】
前記個人情報がユーザーの年齢を有し、
前記年齢が閾値以上である場合、照射する光の照度あるいは色温度を高くする
請求項６に記載の照明制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、照明制御システムに関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
ヒトは特定の波長を含む光を浴びることで、概日リズムをリセットしていることが知られている。概日リズムに影響する明るさの指標として等価メラノピック照度がある。ＷＥＬＬ認証では、概日リズムを整える要件として、等価メラノピック照度２７５以上が推奨されている。
【０００３】
例えば特許文献１には、照明環境の情報を取得し解析を行うことで、ＷＥＬＬ認証の要件を満たす等価メラノピック照度で光を照射できる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２０－１６７１０８号公報
三菱電機株式会社, “非接触で人の脈波を計測・解析し、集中度など人の感情を推定するセンサーを開発”, 2022年9月6日
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかし上述の方法では、照射対象の状態については考慮されていない。例えば、ヒトの年齢によって照明から受ける影響が変わることが知られているが、その影響はＷＥＬＬ認証の要件に反映されていない。すなわち、ＷＥＬＬ認証の要件を満たすよう光の出力を制御しても、照射対象の状態によっては、概日リズムを整える効果が得られない課題があった。
【０００６】
本開示は上述の問題を解決するため、照射対象の状態を考慮した照明制御を実施することで、照射対象の概日リズムを適切に整えることができる照明制御システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示の態様は、データ取得装置と、照明制御コントローラと、照明器具を備え、データ取得装置が、ユーザーの個人情報を取得する処理と、検出した光に関する情報を累積保存する処理と、取得したユーザーの生体情報を累積保存する処理と、を実施するよう構成され、照明制御コントローラが、個人情報、光に関する情報及び生体情報を取得する処理と、取得した情報に基づく必要照射条件を算出する処理と、必要照射条件に基づく点灯条件を算出する処理とを実施するよう構成され、照明器具が、点灯条件に基づき光源の点灯を制御する処理を実施するよう構成されている照明制御システムであることが好ましい。
【発明の効果】
【０００８】
本開示の態様によれば、照射対象の状態を考慮した照明制御を実施することで、照射対象の概日リズムを適切に整えることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本開示の実施の形態１に係る照明制御システムを示す図である。
本開示の実施の形態１に係る照明制御システムの動作を示すフローチャートである。
故意に照明の照度及び色温度を操作した環境におけるヒトのメラトニン分泌量の一例を示す図である。
サーカディアンリズム効果分布を示す分布図である。
本開示の実施の形態１に係る照明制御システムが制御する点灯条件の例を示した表である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
実施の形態１
図１は、本開示の実施の形態１に係る照明制御システムを示す図である。照明制御システム１００は、ウェアラブル端末２ａ、２ｂ及び２ｃを備える。ウェアラブル端末２ａ、２ｂ及び２ｃは、データ取得装置の一例である。データ取得装置とは、ユーザーの個人情報を入力する、あるいはセンサ等によりユーザーの生体情報及び光に関する情報を取得する装置である。
（【００１１】以降は省略されています）

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