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公開番号2025088875
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-12
出願番号2023203659
出願日2023-12-01
発明の名称燃料電池システム
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人ぱるも特許事務所
主分類H01M 8/04 20160101AFI20250605BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】回収された二酸化炭素の濃度が高い燃料電池システムを提供する。
【解決手段】燃料電池1と二酸化炭素回収部2とを有する燃料電池システム100であって、燃料電池は、空気極13および燃料極14を有するスタック11と、混合器17と、改質器12と、燃焼器18と、改質ガス供給経路L2と、空気極排ガス経路L3と、燃料極排ガス経路L4と、二酸化炭素回収部から送られてくる水素リッチガスを燃焼器へ送る水素回収経路L8とを備えており、燃料極排ガス経路は、燃料極排ガスを混合器へ送る燃料極排ガスリサイクル経路L6と燃料極排ガスを二酸化炭素回収部へ送る二酸化炭素回収経路L7とに分岐されており、二酸化炭素回収部は、圧縮機23と、燃料極排ガスから二酸化炭素と水素リッチガスとに分離する二酸化炭素分離部24と、二酸化炭素分離部で分離された二酸化炭素の一部を圧縮機の上流へ戻すリサイクル経路L9とを備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
燃料電池と、前記燃料電池から排出される燃料極排ガスから二酸化炭素を回収する二酸化炭素回収部とを有する燃料電池システムであって、
前記燃料電池は、電解質を挟んで対向配置された空気極および燃料極を有するスタックと、原燃料に水蒸気および前記燃料極から排出された前記燃料極排ガスを混合する混合器と、前記混合器で前記水蒸気および前記燃料極排ガスが混合された前記原燃料を改質して改質ガスを生成する改質器と、前記改質器の内部に設けられた改質触媒を高温に保持する燃焼器と、前記改質ガスを前記燃料極へ送る改質ガス供給経路と、前記空気極から排出される空気極排ガスを前記燃焼器へ送る空気極排ガス経路と、前記燃料極排ガスが流れる燃料極排ガス経路と、前記二酸化炭素回収部から送られてくる水素リッチガスを前記燃焼器へ送る水素回収経路とを備えており、
前記燃料極排ガス経路は、前記燃料極排ガスを前記混合器へ送る燃料極排ガスリサイクル経路と前記燃料極排ガスを前記二酸化炭素回収部へ送る二酸化炭素回収経路とに分岐されており、
前記二酸化炭素回収部は、前記二酸化炭素回収経路を流れる前記燃料極排ガスを加圧する圧縮機と、前記圧縮機で加圧された前記燃料極排ガスから二酸化炭素と前記水素リッチガスとに分離する二酸化炭素分離部と、前記二酸化炭素分離部で分離された二酸化炭素の一部を前記二酸化炭素分離部の下流から前記圧縮機の上流へ戻すリサイクル経路とを備えたことを特徴とする燃料電池システム。
続きを表示(約 89 文字)【請求項2】
前記二酸化炭素回収部は、前記圧縮機の上流の前記二酸化炭素回収経路に二酸化炭素変成器をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、燃料電池システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
コンビニエンスストア、集合住宅、ビルなどの中小規模の電力需要家向けとして、また、工場、データセンターなどの大規模な施設での自家発電およびコジェネレーションとして、固体酸化物形燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)が知られている。SOFCは他の方式の燃料電池に比べて動作温度が高く、高い発電効率、様々な燃料に対応可能などの特徴をもつ。SOFCは、燃料極と空気極との間に電解質を配置したスタックで発電が行われる。燃料極から排出される燃料極排ガスには二酸化炭素が含まれている。この燃料極排ガスに含まれる二酸化炭素を二酸化炭素分離装置で分離して回収する燃料電池システムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3000118号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の燃料電池システムにおいては、燃料極排ガスを直接二酸化炭素分離装置に供給しているので、回収された二酸化炭素の濃度が低いという問題があった。
【0005】
本開示は、上述の課題を解決するためになされたもので、回収された二酸化炭素の濃度が高い燃料電池システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の燃料電池システムは、燃料電池と、燃料電池から排出される燃料極排ガスから二酸化炭素を回収する二酸化炭素回収部とを有する燃料電池システムであって、燃料電池は、電解質を挟んで対向配置された空気極および燃料極を有するスタックと、原燃料に水蒸気および燃料極から排出された燃料極排ガスを混合する混合器と、混合器で水蒸気および燃料極排ガスが混合された原燃料を改質して改質ガスを生成する改質器と、改質器の内部に設けられた改質触媒を高温に保持する燃焼器と、改質ガスを燃料極へ送る改質ガス供給経路と、空気極から排出される空気極排ガスを燃焼器へ送る空気極排ガス経路と、燃料極排ガスが流れる燃料極排ガス経路と、二酸化炭素回収部から送られてくる水素リッチガスを燃焼器へ送る水素回収経路とを備えており、燃料極排ガス経路は、燃料極排ガスを混合器へ送る燃料極排ガスリサイクル経路と燃料極排ガスを二酸化炭素回収部へ送る二酸化炭素回収経路とに分岐されている。二酸化炭素回収部は、二酸化炭素回収経路を流れる燃料極排ガスを加圧する圧縮機と、圧縮機で加圧された燃料極排ガスから二酸化炭素と水素リッチガスとに分離する二酸化炭素分離部と、二酸化炭素分離部で分離された二酸化炭素の一部を二酸化炭素分離部の下流から圧縮機の上流へ戻すリサイクル経路とを備えている。
【発明の効果】
【0007】
本開示の燃料電池システムは、二酸化炭素分離部で分離された二酸化炭素の一部を二酸化炭素分離部の下流から圧縮機の上流へ戻すリサイクル経路を備えているので、回収された二酸化炭素の濃度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る燃料電池システムの構成図である。
実施の形態1に係る燃料電池システムにおける二酸化炭素分離膜の特性図である。
実施の形態2に係る燃料電池システムの構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示を実施するための実施の形態に係る燃料電池システムについて、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一符号は同一もしくは相当部分を示している。
【0010】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る燃料電池システムの構成図である。図1に示すように、本実施の形態に係る燃料電池システム100は、燃料電池1と二酸化炭素回収部2とで構成されている。本実施の形態において、燃料電池1はSOFCとして説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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