TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024166002
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023109966
出願日
2023-07-04
発明の名称
防風カバー
出願人
株式会社浪速試錐工業所
代理人
個人
主分類
B23K
9/32 20060101AFI20241121BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】防風カバーを撤去することなく、吊り下げた状態の上杭を側方から下杭の上方に移動させることが可能な防風カバーを実現する。
【解決手段】防風カバー10は、鋼管杭8,9の継手を周囲から覆うための防風シート11と、防風シート11を上側から支持する棒状の上側支持部材12と、上側支持部材12に対し、上端部13aが回転自在に連結された複数の柱部材13と、各柱部材13の下端部13bが回転自在に連結された下側支持部15とを備え、上側支持部材12に対し各柱部材13の上端部13aを回転させ、且つ、下側支持部15に対し各柱部材13の下端部13bを回転させることで、各柱部材13が上下に延びて上側支持部材12が鋼管杭8,9の周囲を囲う通常状態と、通常状態に比べて上側支持部材12が鋼管杭8,9から離間するように各柱部材13が倒れた傾倒状態との切り替えが可能である。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
鋼管杭の継手溶接時に用いる防風カバーであって、
鋼管杭の継手を周囲から覆うための防風シートと、
前記防風シートを上側から支持する上側支持部を有する骨組部とを備え、
上面視において前記上側支持部が打設中の鋼管杭の周囲を囲う通常状態と、上杭を吊り下げた杭打機において下部走行体に対し上部旋回体を旋回させる時の前記上杭の通過部が前記通常状態の上側支持部の占有箇所に形成される非干渉状態とが切り替わるように、前記骨組部が変形可能に構成された、防風カバー。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
鋼管杭の継手溶接時に用いる防風カバーであって、
鋼管杭の継手を周囲から覆うための防風シートと、
前記防風シートを上側から支持する上側支持部と、
前記上側支持部に対し、上端部が回転自在に連結された複数の柱部材と、
地面に設置される部分であって、前記各柱部材の下端部が回転自在に連結された下側支持部とを備え、
前記上側支持部に対し前記各柱部材を回転させ、且つ、前記下側支持部に対し前記各柱部材を回転させることで、前記各柱部材が上下に延びて前記上側支持部が鋼管杭の周囲を囲う通常状態と、前記通常状態に比べて前記上側支持部が鋼管杭から離間するように各柱部材が倒れた傾倒状態との切り替えが可能な、防風カバー。
【請求項3】
前記上側支持部は、平面視において、前記傾倒状態から前記通常状態への切り替えの際に鋼管杭を通す開口部を有する部材により構成されている、請求項2に記載の防風カバー。
【請求項4】
前記通常状態において杭打機に前記上側支持部を着脱自在に固定する上側固定部材をさらに備えている、請求項2又は請求項3に記載の防風カバー。
【請求項5】
鋼管杭の継手を周囲から覆うための防風シートと、前記防風シートを支持する骨組部とを備えた防風カバーの使用方法であって、
上杭を吊り下げた杭打機において下部走行体に対し上部旋回体を旋回させても上杭に干渉しない非干渉状態に、前記防風カバーを変身させる第1変身ステップと、
前記上部旋回体を旋回させて、下杭の上方に前記上杭を移動させた後に、前記非干渉状態から通常状態に、前記防風カバーを変身させる第2変身ステップとを行い、
前記通常状態では、前記防風シートが、前記上部旋回体の旋回時に前記上杭が通過する側を含めて周囲から、鋼管杭の継手を覆う、防風カバーの使用方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鋼管杭の継手溶接時などに用いる防風カバーに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
鋼管杭を打設する際に、大部分が地中に打設された鋼管杭(下杭)に、新たな鋼管杭(上杭)が継ぎ足される。下杭と上杭の継手には溶接継手が採用される場合がある。しかし、風速が大きい現場条件では、溶接が困難となる。
【0003】
特許文献1には、鋼管杭の現場溶接に用いる防風設備が記載されている。この防風設備は、自立可能な骨組材と、骨組材に支持された防風シートとを備えている。骨組材は、鋼管杭の周囲をその全周あるいは一部を囲むように配置可能な棒状の囲繞部材と、その囲繞部材を支持する複数の柱部材とを備えている。防風シートは、上端部が囲繞部材に支持されて、骨組材の周囲を覆う。この防風設備は、自立型であることから、杭の施工に際して簡単に設置することができ、その取り扱いが容易である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5515570号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上杭をセットする際、通常、下杭の上端部より上杭の下端部が少し高い位置となるように上杭を吊り下げた状態にして、上杭を側方から下杭の上方に移動させる。しかし、特許文献1に記載の防風設備では、通常通りの高さに上杭を吊り下げた状態で、上杭を移動させると、防風設備に上杭が干渉する。この場合に、干渉しないように高い位置まで上杭を吊り上げることが考えられる。しかし、杭打機の高さの制約から、高い位置まで上杭を吊り上げることができない場合も多く、この場合に防風設備の一時的な撤去が必要となる。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、防風カバーを撤去することなく、吊り下げた状態の上杭を側方から下杭の上方に移動させることが可能な防風カバーを実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述の課題を解決するべく、第1の発明は、鋼管杭の継手溶接時に用いる防風カバーであって、鋼管杭の継手を周囲から覆うための防風シートと、防風シートを上側から支持する上側支持部を有する骨組部とを備え、上面視において上側支持部が打設中の鋼管杭の周囲を囲う通常状態と、上杭を吊り下げた杭打機において下部走行体に対し上部旋回体を旋回させる時の上杭の通過部が通常状態の上側支持部の占有箇所に形成される非干渉状態とが切り替わるように、骨組部が変形可能に構成された、防風カバーである。
【0008】
第2の発明は、鋼管杭の継手溶接時に用いる防風カバーであって、鋼管杭の継手を周囲から覆うための防風シートと、防風シートを上側から支持する上側支持部と、上側支持部に対し、上端部が回転自在に連結された複数の柱部材と、地面に設置される部分であって、各柱部材の下端部が回転自在に連結された下側支持部とを備え、上側支持部に対し各柱部材を回転させ、且つ、下側支持部に対し各柱部材を回転させることで、各柱部材が上下に延びて上側支持部が鋼管杭の周囲を囲う通常状態と、通常状態に比べて上側支持部が鋼管杭から離間するように各柱部材が倒れた傾倒状態との切り替えが可能な、防風カバーである。
【0009】
第3の発明は、第2の発明において、上側支持部は、平面視において、傾倒状態から通常状態への切り替えの際に鋼管杭を通す開口部を有する部材により構成されている。
【0010】
第4の発明は、第2又は第3の発明において、通常状態において杭打機に前記上側支持部を着脱自在に固定する上側固定部材をさらに備えている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
有限会社津谷工業
切削工具
1か月前
トヨタ自動車株式会社
積層コア
10日前
株式会社不二越
歯車研削盤
1か月前
株式会社メドメタレックス
ドリル
9日前
株式会社不二越
歯車加工機
1か月前
株式会社オーエム製作所
工作機械
1日前
三菱電機株式会社
ねじ取り出し装置
2日前
株式会社ヤマダスポット
抵抗溶接機
1か月前
トヨタ自動車株式会社
位相測定方法
9日前
住友重機械工業株式会社
レーザ装置
1か月前
サムテック株式会社
加工物製造方法
9日前
株式会社FUJI
自動化用パレット
25日前
株式会社浪速試錐工業所
防風カバー
1か月前
工機ホールディングス株式会社
作業機
1か月前
工機ホールディングス株式会社
作業機
1か月前
株式会社不二越
工具の製造方法
10日前
トヨタ自動車株式会社
冷却器の製造方法
1か月前
トヨタ自動車株式会社
スパッタ検出方法
1か月前
株式会社ダイヘン
2重シールドティグ溶接方法
1か月前
株式会社ダイヘン
2重シールドティグ溶接方法
11日前
株式会社ダイヘン
2重シールドティグ溶接方法
1か月前
株式会社不二越
超硬合金製ドリル
2日前
株式会社不二越
スカイビングカッタ
1か月前
北井産業株式会社
ギヤ切削加工装置
1か月前
三恵技研工業株式会社
金属部品の製造方法
1か月前
三菱マテリアル株式会社
表面被覆切削工具
9日前
株式会社WEL-KEN
ティーチングツール
24日前
株式会社ダイヘン
交流消耗電極アーク溶接制御方法
1か月前
株式会社ダイヘン
交流消耗電極アーク溶接制御方法
1か月前
清水建設株式会社
積層造形装置
1か月前
株式会社ダイヘン
交流消耗電極アーク溶接制御方法
11日前
株式会社ダイヘン
交流消耗電極アーク溶接制御方法
1か月前
シヤチハタ株式会社
部材供給装置
1か月前
ダイハツ工業株式会社
組付け装置
23日前
株式会社TMEIC
超音波振動接合装置
1日前
株式会社津根ワグナー・カーバイト
チップソー
1か月前
続きを見る
他の特許を見る