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公開番号2025020672
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-13
出願番号2023124190
出願日2023-07-31
発明の名称ラベルプリンタ
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B41J 29/38 20060101AFI20250205BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】連続印刷が中断された場合にも、簡単な操作で連続印刷を再開できるラベルプリンタを提供すること。
【解決手段】モバイルプリンタは、印刷ヘッドと、テープを搬送するローラと、表示ディスプレイと、入力部と、制御部とを有する。制御部は、印刷データに基づき、印刷ヘッドと、ローラとを駆動し、テープに連続印刷する。制御部は、連続印刷が中断された後、連続印刷を再開する場合に、中断時にすでに印刷された印刷済数に応じた値を再開数の初期値として表示ディスプレイに表示し(S29)、入力部を介し、再開数の指定を受け付ける(S30)。制御部は、印刷データに基づき、印刷ヘッドと、ローラとを駆動し、再開数から連続印刷を再開する(S30の後のS45)。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
印刷ヘッドと、テープを搬送するローラと、表示ディスプレイと、入力部と、制御部とを有し、
前記制御部は、
印刷データに基づき、前記印刷ヘッドと、前記ローラとを駆動し、前記テープに連続印刷する連続印刷処理と、
前記連続印刷処理が中断された後、連続印刷を再開する場合に、中断時にすでに印刷された印刷済数に応じた値を再開数の初期値として前記表示ディスプレイに表示し、前記入力部を介し、前記再開数の指定を受け付ける再開数受付処理と、
前記印刷データに基づき、前記印刷ヘッドと、前記ローラとを駆動し、前記再開数から連続印刷を再開する印刷再開処理と
を実行することを特徴とするラベルプリンタ。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記連続印刷処理中に、前記ラベルプリンタに電源を供給するバッテリの残量が閾値よりも低下した場合に、前記連続印刷処理を中断する中断処理を実行することを特徴とする請求項1に記載のラベルプリンタ。
【請求項3】
前記テープを切断する切断刃を更に備え、
前記制御部は、
前記切断刃への操作が検出された場合に、前記連続印刷処理を中断する中断処理を実行することを特徴とする請求項1に記載のラベルプリンタ。
【請求項4】
前記ラベルプリンタは
カセットを着脱可能に支持するカセット装着部と
前記カセット装着部に装着されたカセットを検出するカセットセンサと
を更に備え、
前記テープは前記カセット装着部に着脱可能な前記カセットに収められており、
前記制御部は、
連続印刷中に前記カセットセンサが前記カセットを検出しなくなった場合に、前記連続印刷処理を中断する中断処理を実行することを特徴とする請求項1に記載のラベルプリンタ。
【請求項5】
前記印刷ヘッドの温度を検出する温度センサを更に備え、
前記制御部は、
連続印刷中に前記温度センサが検出する温度が閾値を超えた場合に、前記連続印刷処理を中断する中断処理を実行することを特徴とする請求項1に記載のラベルプリンタ。
【請求項6】
前記制御部は、
前記連続印刷処理中に前記テープの残量が閾値よりも少なくなった場合に、前記連続印刷処理を中断する中断処理を実行することを特徴とする請求項1に記載のラベルプリンタ。
【請求項7】
不揮発性メモリを更に備え、
前記制御部は、
前記連続印刷処理を中断した場合に、前記印刷済数及び前記初期値の少なくとも何れかと、前記印刷データとを中断情報として前記不揮発性メモリに記憶する記憶制御処理を更に実行し、
前記不揮発性メモリに記憶された前記中断情報に基づき、前記再開数受付処理を実行することを特徴とする請求項1に記載のラベルプリンタ。
【請求項8】
不揮発性メモリを更に備え、
前記制御部は、
前記連続印刷処理を中断した場合に、前記印刷済数及び前記初期値の少なくとも何れかと、前記印刷データと、印刷設定とを中断情報として前記不揮発性メモリに記憶する記憶制御処理を更に実行し、
前記不揮発性メモリに記憶された前記中断情報に基づき、前記再開数受付処理を実行し、
前記印刷再開処理で、前記印刷データに基づき、前記印刷ヘッドと、前記ローラとを駆動し、前記再開数からの連続印刷を、前記中断情報として前記不揮発性メモリに記憶された前記印刷設定で再開することを特徴とする請求項1に記載のラベルプリンタ。
【請求項9】
前記制御部は、
前記連続印刷処理が中断された後、連続印刷を再開する場合に、中断時の前記印刷設定を前記表示ディスプレイに表示し、前記入力部を介し、前記印刷設定の再設定を受け付ける印刷再設定受付処理と、
前記印刷データに基づき、前記印刷ヘッドと、前記ローラとを駆動し、再設定された前記印刷設定で印刷する印刷制御処理と
を実行することを特徴とする請求項8に記載のラベルプリンタ。
【請求項10】
前記制御部は、
前記入力部を介し、前記印刷設定の再設定を受け付けた場合に、前記印刷制御処理で、前記印刷データに基づき、前記印刷ヘッドと、前記ローラとを駆動し再設定された前記印刷設定で印刷し、
前記印刷設定の再設定を受け付けていない場合に、前記印刷再開処理で、前記印刷データに基づき、前記印刷ヘッドと、前記ローラとを駆動し、前記再開数からの連続印刷を、前記中断情報として前記不揮発性メモリに記憶された前記印刷設定で再開することを特徴とする請求項9に記載のラベルプリンタ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ラベルプリンタに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来の印刷装置は、乾電池や充電池を電源として内蔵し、制御手段、記憶手段、入力手段、表示手段、及び印刷手段を備える。印刷装置は、印刷条件を判別し、判別された印刷条件に基づいて動作基準電圧を設定する。印刷装置は、印刷が実行されたとき、検出された電池電圧と、設定された動作基準電圧とを比較して、電池電圧が動作基準電圧よりも低いときには電池の電圧不足を表示手段に報知させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-194853号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の印刷装置では、連続印刷の途中で電圧不足が発生した場合に、連続印刷を中断して、印刷装置の電源をOffにして電池を交換することがある。電池を交換した後に電源をONにして連続印刷を再開する場合、ユーザは、どこから印刷を再開するかを指定する必要がある。連続印刷を再開するために、どこまで印刷されたかを確認する作業は、煩雑である。
【0005】
本発明の目的は、連続印刷が中断された場合にも、簡単な操作で連続印刷を再開できるラベルプリンタを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係るラベルプリンタは、印刷ヘッドと、テープを搬送するローラと、表示ディスプレイと、入力部と、制御部とを有し、前記制御部は、印刷データに基づき、前記印刷ヘッドと、前記ローラとを駆動し、前記テープに連続印刷する連続印刷処理と、前記連続印刷処理が中断された後、連続印刷を再開する場合に、中断時にすでに印刷された印刷済数に応じた値を再開数の初期値として前記表示ディスプレイに表示し、前記入力部を介し、前記再開数の指定を受け付ける再開数受付処理と、前記印刷データに基づき、前記印刷ヘッドと、前記ローラとを駆動し、前記再開数から連続印刷を再開する印刷再開処理とを実行する。ラベルプリンタは、印刷済数に応じた値を再開数の初期値として表示ディスプレイに表示するので、ユーザは初期値を参照しながら再開数を指定できる。故にラベルプリンタは、連続印刷が中断された場合にも、従来よりも簡単な操作で連続印刷を再開することに貢献する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
ラベルプリンタ1の正面図である。
背面カバー5を開いたラベルプリンタ1の斜視図である。
背面カバー5が閉じられ、閉位置にある状態Q1のローラホルダ27の背面から見た部分断面図、及び背面カバー5が開かれ、開位置にある状態Q2のローラホルダ27の背面から見た部分断面図である。
ラベルプリンタ1の電気的構成を示すブロック図である。
具体例において、表示ディスプレイ21に表示される画面の遷移を示す説明図である。
メイン処理のフローチャートである。
メイン処理で実行される通常モード処理のフローチャートである。
通常モード処理及び継続モード処理の各々で実行されるラベル印刷処理のフローチャートである。
メイン処理で実行される継続モード処理のフローチャートである。
変形例のメイン処理で実行される通常モード処理のフローチャートである。
変形例のメイン処理で実行される継続モード処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1の上下方向、及び左右方向は各々、ラベルプリンタ(以下、「プリンタ」という。)1の上下方向、及び左右方向である。但し、プリンタ1の上下左右方向は、便宜上定義されたものであり、プリンタ1は、必ずしも、図1に示す姿勢にあるとは限らない。
【0009】
図1から図3に示すように、プリンタ1は、カセット17から引き出されたテープMに画像を印刷してラベルを作成することが可能な携帯型のラベルプリンタである。プリンタ1は、例えば、レセプタタイプ、サーマルタイプ、ラミネートタイプ、及びチューブタイプ等、各種のテープが収容されたカセット17を使用可能である。テープMは、例えば、片面粘着テープ、感熱紙テープ、両面粘着テープ、フィルムテープ、及びチューブテープの何れかである。カセット17は、カセット17の右面に、テープMの種類を示す指標部16を備える。指標部16は、テープMの種類に応じて規定のパターンで設けられた少なくとも1つの孔部を含む。プリンタ1は、文字及び図形等の画像をテープMに印刷できる。
【0010】
プリンタ1は、筐体10、表示ディスプレイ21、入力部22、及び操作レバー23を備える。筐体10は、上下方向に長い箱形状であり、本体部4、背面カバー5、下カバー6、及び膨出部14を備える。本体部4は、背面が開口する箱状である。背面カバー5は、本体部4に対し、取り外し可能に装着される。筐体10の天面15には、上下方向に貫通する排出口19が形成されている。下カバー6は、上方が開口する箱状である。下カバー6は、本体部4に対して取り外し可能に装着され、本体部4の下端部を保護する。膨出部14は、筐体10の左面13の上端部に設けられた、左方に膨出した部分である。膨出部14の上部は開口する。
(【0011】以降は省略されています)

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