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公開番号
2025019405
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-07
出願番号
2023123006
出願日
2023-07-28
発明の名称
システム、装置、および、意思決定方法
出願人
株式会社ダイヘン
代理人
個人
,
個人
主分類
H04L
41/085 20220101AFI20250131BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】複数の装置の全体を管理する管理装置を設けることなく、各装置が自装置の判断だけでなく周りの装置の判断を加味して行動を起こすことを可能にするシステムを提供する。
【解決手段】複数の装置Aが通信によるネットワークを構成しているシステムB1において、装置Aはそれぞれ、他の装置Aと通信を行う通信部13と、複数の選択肢のいずれかを仮に選択する仮選択部11と、選択肢ごとに、仮選択部11が当該選択肢を選択した装置Aの個数を検出する個数検出部12と、個数検出部12が検出した選択肢ごとの個数に基づいて、選択する選択肢を決定する選択肢決定部14と、を備えている。個数検出部12は、通信部13を介して、他の装置Aと通信を行うことで、選択肢ごとの個数を検出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の装置が通信によるネットワークを構成しているシステムであって、
前記複数の装置はそれぞれ、
他の装置と通信を行う通信部と、
複数の選択肢のいずれかを仮に選択する仮選択部と、
選択肢ごとに、前記仮選択部が当該選択肢を選択した装置の個数を検出する個数検出部と、
前記個数検出部が検出した選択肢ごとの個数に基づいて、選択する選択肢を決定する選択肢決定部と、
を備え、
前記個数検出部は、前記通信部を介して、前記他の装置と通信を行うことで、前記選択肢ごとの個数を検出する、
システム。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記複数の装置は、前記仮選択部がすべての選択肢を選択したとして設定された1個のダミー装置を含み、
前記複数の装置の各通信部はそれぞれ、前記複数の選択肢にそれぞれ対応する各内部値からなる内部値群を送受信し、
前記個数検出部は、
前記仮選択部が選択した選択肢に対応する内部値である対応内部値を更新し、その他の内部値は更新せずに前記内部値群を生成内部値群として生成し、前記生成内部値群を前記通信部を介して前記他の装置の少なくとも1つに送信し、前記通信部が同じ選択肢を選択した前記他の装置の少なくとも1つより受信した内部値群である受信内部値群のうちの対応内部値と、更新した対応内部値とに基づく演算結果を用いて前記生成内部値群の対応内部値を更新する、ことを繰り返して、前記生成内部値群の対応内部値を収束させる内部値生成部と、
前記生成内部値群の各内部値の初期値として第1の値を設定し、収束後の対応内部値から算出される数を、前記仮選択部が選択した選択肢に対応する個数とし、他の選択肢を選択した前記他の装置から受信した収束後の当該他の選択肢に対応する内部値から算出される数を、当該他の選択肢に対応する個数とする個数探索部と、
を備え、
前記ダミー装置の前記個数探索部は、前記生成内部値群の各内部値の初期値として前記第1の値の代わりに、第2の値を設定する、
請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記選択肢決定部は、前記個数が最も大きい選択肢を、選択する選択肢に決定する、
請求項1または2に記載のシステム。
【請求項4】
前記選択肢決定部は、前記個数が最も大きい選択肢が複数ある場合、前記仮選択部に前記個数が最も大きい選択肢のいずれかを選択させ、前記個数検出部に再度、検出を行わせる、
請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
複数の装置が通信によるネットワークを構成しているシステムに含まれている装置であって、
他の装置と通信を行う通信部と、
複数の選択肢のいずれかを仮に選択する仮選択部と、
選択肢ごとに、前記仮選択部が当該選択肢を選択した装置の個数を検出する個数検出部と、
前記個数検出部が検出した選択肢ごとの個数に基づいて、選択する選択肢を決定する選択肢決定部と、
を備え、
前記個数検出部は、前記通信部を介して、前記他の装置と通信を行うことで、前記選択肢ごとの個数を検出する、
装置。
【請求項6】
複数の装置が通信によるネットワークを構成しているシステムにおいて各装置が選択肢を選択する意思決定方法であって、
前記各装置が、複数の選択肢のいずれかを仮に選択する仮選択工程と、
前記各装置が、選択肢ごとに、前記仮選択工程で当該選択肢が選択された装置の個数を検出する個数検出工程と、
前記各装置が、前記個数検出工程で検出された各選択肢の個数に基づいて、選択する選択肢を決定する選択肢決定工程と、
を備え、
前記個数検出工程では、前記各装置が他の装置と通信を行うことで、前記選択肢ごとの個数を検出する、
意思決定方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の装置が通信によるネットワークを構成しているシステム、当該システムに含まれている装置、および、当該システムの各装置が意思を決定する意思決定方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
複数の装置の内部値を、これらの装置全体を管理する管理装置が一致させるのではなく、各装置同士が通信によって内部値を送受信することで一致させる方法であるコンセンサス協調制御が開発されている。コンセンサス協調制御は、各装置が内部値を少なくとも1つの他の装置に送受信して、生成した内部値と受信した内部値とに基づく演算結果を用いて内部値を生成するものである。この処理が各装置それぞれで行われることにより、各装置の内部値は同じ値に収束する。この方法を用いた例として、特許文献1にはインバータ装置の内部位相を同期することが記載され、特許文献2には各計測装置が計測値に基づく内部平均値を一致させることで、全体の平均値を算出することが記載されている。また、特許文献3には、ネットワークを構成している装置の台数を探索する方法が記載されている。コンセンサス協調制御においては、複数の装置の全体を管理する管理装置を設ける必要がない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-027155号公報
特開2015-166901号公報
特開2018-121189号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記各発明では、各装置の内部値が同じ値に収束することを利用して、内部位相を同期したり、計測値の平均値を算出したり、台数を探索している。一方、各装置が各自の持っている情報をもとに何かの判断を下し行動を起こす場合がある。このとき、自装置の判断だけでなく周りの装置の判断を加味して行動を起こした方が最適な行動を実施できる場合がある。
【0005】
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、複数の装置の全体を管理する管理装置を設けることなく、各装置が自装置の判断だけでなく周りの装置の判断を加味して行動を起こすことを可能にするシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の側面によって提供されるシステムは、複数の装置が通信によるネットワークを構成しているシステムであって、前記複数の装置はそれぞれ、他の装置と通信を行う通信部と、複数の選択肢のいずれかを仮に選択する仮選択部と、選択肢ごとに、前記仮選択部が当該選択肢を選択した装置の個数を検出する個数検出部と、前記個数検出部が検出した選択肢ごとの個数に基づいて、選択する選択肢を決定する選択肢決定部と、を備え、前記個数検出部は、前記通信部を介して、前記他の装置と通信を行うことで、前記選択肢ごとの個数を検出する。
【0007】
本発明の好ましい実施の形態においては、前記複数の装置は、前記仮選択部がすべての選択肢を選択したとして設定された1個のダミー装置を含み、前記複数の装置の各通信部はそれぞれ、前記複数の選択肢にそれぞれ対応する各内部値からなる内部値群を送受信し、前記個数検出部は、前記仮選択部が選択した選択肢に対応する内部値である対応内部値を更新し、その他の内部値は更新せずに前記内部値群を生成内部値群として生成し、前記生成内部値群を前記通信部を介して前記他の装置の少なくとも1つに送信し、前記通信部が同じ選択肢を選択した前記他の装置の少なくとも1つより受信した内部値群である受信内部値群のうちの対応内部値と、更新した対応内部値とに基づく演算結果を用いて前記生成内部値群の対応内部値を更新する、ことを繰り返して、前記生成内部値群の対応内部値を収束させる内部値生成部と、前記生成内部値群の各内部値の初期値として第1の値を設定し、収束後の対応内部値から算出される数を、前記仮選択部が選択した選択肢に対応する個数とし、他の選択肢を選択した前記他の装置から受信した収束後の当該他の選択肢に対応する内部値から算出される数を、当該他の選択肢に対応する個数とする個数探索部と、を備え、前記ダミー装置の前記個数探索部は、前記生成内部値群の各内部値の初期値として前記第1の値の代わりに、第2の値を設定する。
【0008】
本発明の好ましい実施の形態においては、前記選択肢決定部は、前記個数が最も大きい選択肢を、選択する選択肢に決定する。
【0009】
本発明の好ましい実施の形態においては、前記選択肢決定部は、前記個数が最も大きい選択肢が複数ある場合、前記仮選択部に前記個数が最も大きい選択肢のいずれかを選択させ、前記個数検出部に再度、検出を行わせる。
【0010】
本発明の第2の側面によって提供される装置は、複数の装置が通信によるネットワークを構成しているシステムに含まれている装置であって、他の装置と通信を行う通信部と、複数の選択肢のいずれかを仮に選択する仮選択部と、選択肢ごとに、前記仮選択部が当該選択肢を選択した装置の個数を検出する個数検出部と、前記個数検出部が検出した選択肢ごとの個数に基づいて、選択する選択肢を決定する選択肢決定部と、を備え、前記個数検出部は、前記通信部を介して、前記他の装置と通信を行うことで、前記選択肢ごとの個数を検出する。
(【0011】以降は省略されています)
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