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公開番号2025018536
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023122323
出願日2023-07-27
発明の名称電子機器支持什器
出願人株式会社オカムラ
代理人個人
主分類H04N 5/64 20060101AFI20250130BHJP(電気通信技術)
要約【課題】電子機器を支持する電子機器支持什器において、電子機器に接続されるケーブルを周囲の人に干渉しにくくする。
【解決手段】電子機器支持什器1は、壁面に沿って設置される電子機器支持什器であって、床面Fに設置されるベース3と、ベース3に立設され、前方に電子機器が取り付けられる支持体5と、支持体5から後方に突出し、壁面に接触した状態で支持体5と壁面との間に隙間を形成する突出部60と、を備える。ベース3は、床面Fとの間に配線収容空間28を形成する。ベース3に、配線収容空間28と、支持体5と壁面との間の隙間とを連通させる開口部27が形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
壁面に沿って設置される電子機器支持什器であって、
床面に設置されるベースと、
前記ベースに立設され、前方に電子機器が取り付けられる支持体と、
前記支持体から後方に突出し、壁面に接触した状態で前記支持体と前記壁面との間に隙間を形成する突出部と、
を備え、
前記ベースは、前記床面との間に配線収容空間を形成し、
前記ベースに、前記配線収容空間と前記隙間とを連通させる開口部が形成されている、
電子機器支持什器。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記開口部は、前記配線収容空間を後方に開放し、前記ベースと前記壁面との間の空間に連通している、
請求項1に記載の電子機器支持什器。
【請求項3】
前記開口部は、前記配線収容空間を上方に開放し、
前記支持体は、前記ベースのうち前記開口部よりも前方箇所に立設されている、
請求項1または請求項2に記載の電子機器支持什器。
【請求項4】
前記突出部は、前記支持体に対する後方への突出寸法を調整可能である、
請求項1に記載の電子機器支持什器。
【請求項5】
前記支持体は、上下方向に延びる一対の支柱を有し、
前記一対の支柱の間には、支柱間空間が形成され、
前記開口部は、前記一対の支柱間の中央に位置し、
前記支柱間空間は、前記隙間および前記開口部に連通している、
請求項1に記載の電子機器支持什器。
【請求項6】
前記一対の支柱の下端部同士を接続し、前記支柱間空間の前方を閉塞する接続部材をさらに備える、
請求項5に記載の電子機器支持什器。
【請求項7】
前記支持体は、
上下方向に延びる一対の支柱と、
前記一対の支柱間に横架された横架部材と、
を有し、
前記突出部は、前記横架部材の延在方向に沿って複数設けられている、
請求項1または請求項4に記載の電子機器支持什器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器支持什器に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、モニター等の電子機器を壁面に取り付けることなく設置できる電子機器支持什器がある(例えば、特許文献1参照)。電子機器支持什器の一例として、特許文献1には、部屋の床に載置される底板と、底板に立設されて、固定筒に昇降筒が昇降可能に挿入されたテレスコピック構造の支柱と、昇降筒の上部に設けられて、テレビが取り付けられるテレビ取付部とを備えたテレビスタンドが開示されている。この種の電子機器支持什器を用いる場合、電子機器に接続されるケーブルが底板上または底板の周囲で床面に沿って配置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3240749号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ケーブルが床面近くに配置されていると、周囲の人に対して邪魔になる他、周囲を通る人などに踏まれて断線する可能性がある。したがって、従来の電子機器を支持する電子機器支持什器においては、電子機器に接続されるケーブルが床面近くで露出することを抑制して、ケーブルを周囲の人に干渉しにくくすることが望まれる。
【0005】
そこで本発明は、電子機器を支持する電子機器支持什器において、電子機器に接続されるケーブルを周囲の人に干渉しにくくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様に係る電子機器支持什器は、壁面に沿って設置される電子機器支持什器であって、床面に設置されるベースと、前記ベースに立設され、前方に電子機器が取り付けられる支持体と、前記支持体から後方に突出し、壁面に接触した状態で前記支持体と前記壁面との間に隙間を形成する突出部と、を備え、前記ベースは、前記床面との間に配線収容空間を形成し、前記ベースに、前記配線収容空間と前記隙間とを連通させる開口部が形成されている。
【0007】
第1の態様によれば、電子機器に接続されるケーブルを支持体と壁面との隙間に通し、隙間に連通する開口部を通じてベースの下方の配線収容空間に案内できる。このため、ケーブルが床面近くで露出することを抑制できる。したがって、支持体に取り付けられた電子機器に接続されるケーブルを、周囲の人に干渉しにくくすることができる。また、ケーブルの露出を抑制して電子機器支持什器の体裁を保つことができる。
【0008】
本発明の第2の態様に係る電子機器支持什器は、上記第1の態様に係る電子機器支持什器において、前記開口部は、前記配線収容空間を後方に開放し、前記ベースと前記壁面との間の空間に連通していてもよい。
【0009】
第2の態様によれば、電子機器に接続されたケーブルを、支持体と壁面との隙間からベースと壁面との間の空間に案内した後、ベースの後方から開口部を通じて配線収容空間に案内することができる。これにより、ケーブルの前方への露出を抑制できるため、より好適に、ケーブルを周囲の人に干渉しにくくすることができるとともに、電子機器支持什器の体裁を保つことができる。
【0010】
本発明の第3の態様に係る電子機器支持什器は、上記第1の態様または第2の態様に係る電子機器支持什器において、前記開口部は、前記配線収容空間を上方に開放し、前記支持体は、前記ベースのうち前記開口部よりも前方箇所に立設されている。
(【0011】以降は省略されています)

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