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公開番号
2025000259
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-07
出願番号
2023100019
出願日
2023-06-19
発明の名称
電子制御装置
出願人
株式会社デンソー
代理人
弁理士法人サトー
主分類
H04L
12/28 20060101AFI20241224BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】車載ネットワークへのメッセージの送信を適切に行う。
【解決手段】電子制御装置1は、通信用チャンネルに配置されたメッセージを車載ネットワークへ送信する第1制御部4と、通信用チャンネルに配置されたメッセージを車載ネットワークへ送信する第2制御部5と、第1制御部と第2制御部とをデータ通信可能に接続する内部ネットワーク10と、を備える。第1制御部は、通信用チャンネルとは異なる別の中継用チャンネルを有し、中継用チャンネルに配置されたメッセージを内部ネットワークを介して第2制御部へ送信する。第2制御部は、通信用チャンネルとは異なる別の中継用チャンネルを有し、第1制御部から内部ネットワークを介して受信したメッセージを、中継用チャンネルを介して通信用チャンネルに配置して車載ネットワークへ送信する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
通信用チャンネルに配置されたメッセージを車載ネットワークへ送信する第1制御部(4)と、
通信用チャンネルに配置されたメッセージを車載ネットワークへ送信する第2制御部(5)と、
前記第1制御部と前記第2制御部とをデータ通信可能に接続する内部ネットワーク(10)と、を備え、
前記第1制御部は、前記通信用チャンネルとは異なる別の中継用チャンネルを有し、前記中継用チャンネルに配置されたメッセージを前記内部ネットワークを介して前記第2制御部へ送信し、
前記第2制御部は、前記通信用チャンネルとは異なる別の中継用チャンネルを有し、前記第1制御部から前記内部ネットワークを介して受信したメッセージを、前記中継用チャンネルを介して前記通信用チャンネルに配置して前記車載ネットワークへ送信する電子制御装置(1)。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
前記第1制御部は、メッセージを前記中継用チャンネルに配置して前記内部ネットワークを介して前記第2制御部へ送信する中継モードの有効又は無効を設定可能である請求項1に記載した電子制御装置。
【請求項3】
前記第1制御部は、前記第2制御部の動作異常が発生していない場合に前記中継モードを有効に設定し、前記第2制御部の動作異常が発生した場合に前記中継モードを無効に設定する請求項2に記載した電子制御装置。
【請求項4】
前記第1制御部は、前記内部ネットワークの動作異常が発生していない場合に前記中継モードを有効に設定し、前記内部ネットワークの動作異常が発生した場合に前記中継モードを無効に設定する請求項2に記載した電子制御装置。
【請求項5】
前記第1制御部は、前記第2制御部からのメッセージの送信異常が発生していない場合に前記中継モードを有効に設定し、前記第2制御部からのメッセージの送信異常が発生した場合に前記中継モードを無効に設定する請求項2に記載した電子制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子制御装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば車両に搭載される電子制御装置(以下、ECU(Electronic Control Unit)と称する)は、他のECUと協調して一つのアプリケーションを実現する場合がある。そのため、複数のECUが車載ネットワークを介してデータ通信可能に接続されている。車載ネットワークの通信プロトコルとして、例えばCAN(Controller Area Network)(登録商標)が広く利用されている。又、近年では、ECUに要求されるCANのチャンネル数が増加してきており、一つのマイコンでは要求に対応することができない状況が生じている。例えば特許文献1には、複数のマイコンを組み合わせることで、CANのチャンネル数の増加に対応する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7136893号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば車載ネットワークにおけるトラフィックの増大等によりネットワーク構成によっては特定のCANバスにメッセージが集中する場合がある。マイコンにおいてメッセージバッファとして機能するメールボックスの個数は有限であり、メッセージとメールボックスを1対1で配置することができない場合がある。複数のメッセージで一つのメールボックスを共有し、メッセージとメールボックスをn(nは2以上の自然数)対1で配置する手法がある。しかしながら、メッセージの個数が膨大になると、メッセージをキューイングしきれなくなる可能性がある。その結果、車載ネットワークへのメッセージの送信を適切に行えなくなる可能性がある。
【0005】
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車載ネットワークへのメッセージの送信を適切に行うことができる電子制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載した発明によれば、第1制御部(4)は、通信用チャンネルに配置されたメッセージを車載ネットワークへ送信する。第2制御部(5)は、通信用チャンネルに配置されたメッセージを車載ネットワークへ送信する。内部ネットワーク(10)は、前記第1制御部と前記第2制御部とをデータ通信可能に接続する。前記第1制御部は、前記通信用チャンネルとは異なる別の中継用チャンネルを有し、前記中継用チャンネルに配置されたメッセージを前記内部ネットワークを介して前記第2制御部へ送信する。前記第2制御部は、前記通信用チャンネルとは異なる別の中継用チャンネルを有し、前記第1制御部から前記内部ネットワークを介して受信したメッセージを、前記中継用チャンネルを介して前記通信用チャンネルに配置して前記車載ネットワークへ送信する。
【0007】
第1制御部において、車載ネットワークへの送信対象のメッセージを、通信用チャンネルと中継用チャンネルとに分散して配置することで、第1制御部から車載ネットワークへ直接送信するメッセージと、第1制御部から第2制御部を経由して車載ネットワークへ送信するメッセージとに分散することできる。車載ネットワークへの送信対象のメッセージをメールボックスに配置する自由度を高めることで、メッセージをキューイングしきれなくなる事態を未然に回避することができ、車載ネットワークへのメッセージの送信を適切に行うことができる。尚、第2制御部を経由することで通信遅延は発生するが、キューイングを回避することで通信間隔のばらつきを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態の全体構成を示す機能ブロック図
チャンネル及びメールボックスを示す図
フローチャート
メッセージとメールボックスの配置を説明する図
メッセージとメールボックスの配置を説明する図
タイムチャート
メッセージとメールボックスの配置を説明する図
メッセージとメールボックスの配置を説明する図
メッセージとメールボックスの配置を説明する図
メッセージとメールボックスの配置を説明する図
メッセージとメールボックスの配置を説明する図
メッセージとメールボックスの配置を説明する図
メッセージとメールボックスの配置を説明する図
タイムチャート
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を、例えばエンジンのアクチュエータ制御を行うエンジンECUに適用した一実施形態について図面を参照して説明する。尚、エンジンのアクチュエータ制御を行うエンジンECUに限らず、他の制御を行うECUに適用することもできる。
【0010】
図1に示すように、エンジンECU(以下、ECUと称する)1は、車載ネットワークとしての第1CANバス2及び第2CANバス3を介して他のECUとデータ通信可能に接続されている。ECU1は、第1CANバス2及び第2CANバス3を介して他のECUとCANの通信プロトコルにしたがってデータ通信し、他のECUと協調して一つのアプリケーションを実現する場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
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