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公開番号2025035418
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023142445
出願日2023-09-01
発明の名称駆動装置
出願人株式会社SOKEN,株式会社デンソー
代理人個人,個人,個人
主分類H02K 11/33 20160101AFI20250306BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ハウジングの放熱効果を高めることができる駆動装置を提供する。
【解決手段】インバータ装置80は、インバータハウジング90及びインバータ部170を有している。インバータ部170は、インバータハウジング90に収容されている。インバータハウジング90には、第1フィン921及び第2フィン922が設けられている。第1フィン921及び第2フィン922は、インバータ外周面910に沿って軸方向ADに並べられている。第1フィン921及び第2フィン922は、インバータ部170に径方向RDに並ぶ位置から軸方向ADに向けて延びている。第1フィン921は、インバータ部170から上流側に向けて延びている。第2フィン922は、インバータ部170から下流側に向けて延びている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
電力により駆動する駆動装置(50)であって、
通電に伴って発熱する発熱部(170)と、
軸方向(AD)に延びているハウジング外周面(910)を有し、前記発熱部を収容しているハウジング(90)と、
前記ハウジング外周面に沿って前記軸方向に延び、前記ハウジング外周面に沿って前記ハウジングの周方向(CD)に複数並べられ、前記発熱部の熱を前記ハウジングの外部に放出する外周フィン(92)と、
を備え、
前記ハウジング外周面は、前記軸方向に並ぶ一対の端部として第1面端部(910a)及び第2面端部(910b)を有しており、
複数の前記外周フィンには、
前記発熱部に前記ハウジングの径方向(RD)に並ぶ位置から前記第1面端部及び前記第2面端部のうち前記第1面端部に向けて延びた第1外周フィン(921,921A)と、
前記第1外周フィンから前記径方向に直交する方向に離れた位置に設けられ、前記発熱部に前記径方向に並ぶ位置から前記第1面端部及び前記第2面端部のうち前記第2面端部に向けて延びた第2外周フィン(922,922A)と、
を有している駆動装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記周方向において隣り合う2つの前記第1外周フィンの間隔(D1)は、前記軸方向において前記第2面端部に向けて徐々に小さくなっている、請求項1に記載の駆動装置。
【請求項3】
前記第1外周フィンとして、前記周方向の幅(W1)が前記第2面端部に向けて徐々に拡張された拡張フィン(921)を備えている、請求項1に記載の駆動装置。
【請求項4】
前記周方向に隣り合う2つの前記第1外周フィンの間には、前記軸方向において前記第2面端部側に向けて開放された第1対向口(131b)が形成されており、
前記周方向に隣り合う2つの前記第2外周フィンの間には、前記軸方向において前記第1面端部側に向けて開放された第2対向口(132a)が形成されており、
前記第1対向口と前記第2対向口とは前記軸方向に並べられている、請求項1~3のいずれか1つに記載の駆動装置。
【請求項5】
前記径方向に延び、少なくとも一部が前記第1対向口と前記第2対向口との間に設けられ、前記周方向に隣り合う2つの前記第1外周フィンの間と、前記周方向に隣り合う2つの前記第2外周フィンの間とのうち、少なくとも一方に介在しているフィン介在部(202)、を備えている請求項4に記載の駆動装置。
【請求項6】
前記ハウジング外周面を外周側から覆うように前記外周フィンを介して前記ハウジング外周面の外周側に設けられ、前記ハウジング外周面との間に気体が流れる外周流路(130)を形成しているダクト部(201)、を備え、
前記フィン介在部は、前記ダクト部から前記ハウジング外周面に向けて前記径方向に延びている、請求項5に記載の駆動装置。
【請求項7】
前記フィン介在部として、前記周方向の幅が前記ハウジング外周面に向けて徐々に小さくなっている先細りフィン(202)を備えている、請求項5に記載の駆動装置。
【請求項8】
前記第1外周フィンと前記第2外周フィンとは、前記軸方向に離れており、
前記第1外周フィンは、前記第2面端部側の端部である第1対向端(113)を有しており、
前記第2外周フィンは、前記第1面端部側の端部である第2対向端(122)を有しており、
前記第1対向端と前記第2対向端とは、前記周方向にずれた状態になっている、請求項1~3のいずれか1つに記載の駆動装置。
【請求項9】
前記第1外周フィンと前記第2外周フィンとは、前記軸方向に離れており、
前記第1外周フィンは、前記第2面端部側の端部である第1対向端(113)を有しており、
前記第2外周フィンは、前記第1面端部側の端部である第2対向端(122)を有しており、
前記第1対向端と前記第2対向端とは、前記軸方向に並べられており、
前記周方向において前記第2対向端の幅寸法(D2a)は、前記第1対向端の幅寸法(D1b)よりも小さい、請求項1~3のいずれか1つに記載の駆動装置。
【請求項10】
前記第1外周フィンと前記第2外周フィンとは、前記軸方向に離れており、
前記周方向に隣り合う2つの前記第1外周フィンの間には、前記軸方向において前記第2面端部側に向けて開放された第1対向口(131b)が形成されており、
前記第2外周フィンは、前記第1面端部側の端部である第2対向端(122)を有しており、
前記第2対向端は、前記第1対向口に前記軸方向に並ぶ位置に設けられている、請求項1~3のいずれか1つに記載の駆動装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この明細書における開示は、駆動装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、放熱フィンが設けられた駆動装置について記載されている。この駆動装置では、ハウジングの外面に複数の放熱フィンが設けられている。この放熱フィンは、ハウジングの外面に沿って蛇行状に延びている。特許文献1では、隣り合う2つの放熱フィンの間を流れる空気に乱流が発生することが、放熱フィンが蛇行していることにより促進され、放熱フィンの放熱能力が向上する、とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-186820号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1では、放熱フィンの全体が蛇行していることで、隣り合う2つの放熱フィンの間において圧力損失が増加することが考えられる。圧力損失が増加すると、隣り合う2つの放熱フィンの間を流れる空気の量が減少し、放熱フィンの放熱効果が低下することが懸念される。
【0005】
本開示の1つの目的は、ハウジングの放熱効果を高めることができる駆動装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この明細書に開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。また、特許請求の範囲及びこの項に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例であって、技術的範囲を限定するものではない。
【0007】
上記目的を達成するため、開示された態様は、
電力により駆動する駆動装置(50)であって、
通電に伴って発熱する発熱部(170)と、
軸方向(AD)に延びているハウジング外周面(910)を有し、発熱部を収容しているハウジング(90)と、
ハウジング外周面に沿って軸方向に延び、ハウジング外周面に沿ってハウジングの周方向(CD)に複数並べられ、発熱部の熱をハウジングの外部に放出する外周フィン(92)と、
を備え、
ハウジング外周面は、軸方向に並ぶ一対の端部として第1面端部(910a)及び第2面端部(910b)を有しており、
複数の外周フィンには、
発熱部にハウジングの径方向(RD)に並ぶ位置から第1面端部及び第2面端部のうち第1面端部に向けて延びた第1外周フィン(921,921A)と、
第1外周フィンから径方向に直交する方向に離れた位置に設けられ、発熱部に径方向に並ぶ位置から第1面端部及び第2面端部のうち第2面端部に向けて延びた第2外周フィン(922,922A)と、
を有している駆動装置である。
【0008】
上記態様によれば、第1外周フィンと第2外周フィンとは、軸方向に直交する方向に離れた位置に設けられている。この構成では、発熱部に径方向に並ぶ位置において、第1外周フィンと第2外周フィンとの間の空間を流れる空気等の気体に渦流等の乱れが生じやすい。このため、発熱部の熱が第1外周フィンや第2外周フィン、ハウジング外周面を介して放出される放熱効果を気体の乱れにより高めることができる。このように、ハウジングの外側において発熱部に径方向に並ぶ位置に局所的に気体の乱れが発生することで、周方向に隣り合う2つの外周フィンの間の空間全体で圧力損失が増加するということを抑制できる。したがって、周方向に隣り合う2つの外周フィンの間を流れる気体の量が不足することを抑制しつつ、気体による発熱部の放熱効果を高めることができる。以上のように、駆動装置においてハウジングの放熱効果を外周フィンにより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態におけるeVTOLの構成を示す図。
推進システムの電気的な構成を示す図。
推進装置の側面図。
インバータ装置の平面図。
図3のV-V線断面図。
図4のVI-VI線断面図であり、インバータ装置の縦断面図。
インバータ装置でのスイッチ部品の拡大側面図。
温度境界層について説明するための図。
インバータ装置でのモータ径線周辺の拡大側面図。
比較例2におけるインバータ装置でのスイッチ部品の拡大側面図
比較例2おけるインバータ装置でのスイッチ部品周辺の拡大側面図。
第2実施形態におけるインバータ装置でのモータ径線周辺の拡大側面図。
第3実施形態におけるインバータ装置でのモータ径線周辺の拡大側面図。
第4実施形態におけるインバータ装置の平面図。
図16のXV-XV線断面図。
図14のXVI-XVI線断面図。
図16のXVII-XVII線断面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、図面を参照しながら本開示を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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