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公開番号
2025033934
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023139988
出願日
2023-08-30
発明の名称
通信装置
出願人
株式会社デンソー
代理人
名古屋国際弁理士法人
主分類
H04L
12/40 20060101AFI20250306BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】PNシステムおいて、通信バスの冗長性を高め、通信バスが故障した際に通信装置を起動できなくなるのを抑制する。
【解決手段】通信装置10は、通信バス4,6に接続された送受信部21,22と、送受信部を介して他の通信装置との間でデータ通信を行う通信制御部30と、通信制御部に電力供給する電源制御部24とを備える。通信制御部は、ウェイクアップ状態であるとき、通信バス4,6を介して他の通信装置へ起動要求信号を送信させ、電源制御部は、送受信部21,22の少なくとも1つで、他の通信装置からの起動要求信号が受信されているとき、通信制御部に電力供給し、複数の送受信部の全てで起動要求信号が受信されなくなると、通信制御部への電力供給を停止又は抑制して、スリープ状態にする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の通信バス(4,6)にそれぞれ接続され、前記複数の通信バスに接続された他の通信装置との間で通信信号を送受信するように構成された複数の送受信部(21,22)と、
前記複数の送受信部を介して、前記他の通信装置との間で、前記複数の通信バスごとに各々独立したデータ通信を行うように構成された通信制御部(30)と、
前記通信制御部に電力供給することで、前記通信制御部を、前記データ通信を実施可能なウェイクアップ状態にするように構成された電源制御部(24)と、
を備え、
前記通信制御部は、前記ウェイクアップ状態であるとき、前記複数の送受信部から、前記複数の通信バスを介して、通信相手として起動すべき前記他の通信装置へ、起動要求信号を周期的に送信させ、
前記電源制御部は、前記複数の送受信部の少なくとも1つで、前記他の通信装置から当該通信装置に対し周期的に送信された前記起動要求信号が受信されているとき、前記通信制御部に電力供給して、前記通信制御部を前記ウェイクアップ状態にし、前記複数の送受信部の全てで前記起動要求信号が受信されなくなると、前記通信制御部への電力供給を停止又は抑制して、前記通信制御部をスリープ状態にするように構成されている、通信装置。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の通信装置であって、
前記電源制御部は、前記通信制御部が前記スリープ状態であるときに、当該通信装置の起動条件が成立すると、前記通信制御部を前記ウェイクアップ状態にして、前記複数の送受信部からの前記起動要求信号の送信を開始させるように構成されている、通信装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の通信装置であって、
前記電源制御部は、前記通信制御部が前記スリープ状態であるとき、前記複数の送受信部の少なくとも1つで、前記他の通信装置から送信された前記起動要求信号が受信されると、前記通信制御部を前記ウェイクアップ状態にするように構成されている、通信装置。
【請求項4】
請求項1に記載の通信装置であって、
前記通信制御部は、前記複数の通信バスに接続された前記他の通信装置のうち、通信相手として起動すべき通信装置を特定する識別情報が含まれる通信フレームを、前記起動要求信号として、前記複数の送受信部から前記複数の通信バスに送信させるように構成されている、通信装置。
【請求項5】
請求項1に記載の通信装置であって、
前記通信制御部は、前記複数の送受信部に共通のNM制御部(38)を備え、
前記NM制御部は、通信相手として起動すべき前記他の通信装置の通信開始/停止を制御するNMメッセージを生成し、該生成したNMメッセージを、前記起動要求信号として、前記複数の送受信部に出力するように構成されている、通信装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信バスを介してスリープ/ウェイクアップの状態を制御可能な通信装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
多数の通信装置が接続された通信バス上に、通信対象となる通信装置を特定する識別情報が付与されたNMメッセージを送信することで、特定の通信装置を選択的に起動させる、パーシャルネットワーク(以下、PN)が知られている。なお、NMは、Network Management の略である。
【0003】
PNでは、通信装置にてNMメッセージを受信できなくなると、通信することができなくなる。そこで、特許文献1においては、通信バス上に、NMメッセージとは別に、任意の起動用フレームを送信し、通信装置は、起動用フレームを受信したときにも、起動するようにすることが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-255034
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載のネットワークシステムでは、通信バスでオープン/ショートなどの故障が発生した場合には、NMメッセージも起動用フレームも送信できなくなるので、所望の通信装置を起動させることができなくなる。
【0006】
なお、こうした問題を解決するために、車載ネットワークシステムにおいて、車両の走行中にオン状態となる電源を通信装置の起動条件にすることも考えられる。しかし、このような対策では、通信装置が設けられる制御装置による制御は実施できるようになるものの、PNによる通信装置の省電力化という、所期の目的を達成することができなくなる。
【0007】
本開示の一局面は、PNシステムおいて、通信バスの冗長性を高め、通信バスが故障した際に通信装置を起動できなくなるのを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一局面の通信装置は、複数の通信バス(4,6)にそれぞれ接続された複数の送受信部(21,22)と、通信制御部(30)と、電源制御部(24)とを備える。
複数の送受信部は、それぞれ、複数の通信バスに接続された他の通信装置との間で通信信号を送受信する。また、通信制御部は、その複数の送受信部を介して、他の通信装置との間で、複数の通信バスごとに各々独立したデータ通信を行う。また、電源制御部は、通信制御部に電力供給することで、通信制御部を、データ通信を実施可能なウェイクアップ状態にする。
【0009】
また、通信制御部は、ウェイクアップ状態であるとき、複数の送受信部から、複数の通信バスを介して、通信対象となる他の通信装置へ、起動要求信号を周期的に送信させる。また、電源制御部は、複数の送受信部の少なくとも1つで、他の通信装置から当該通信装置に対し周期的に送信された起動要求信号が受信されているとき、通信制御部に電力供給して、通信制御部をウェイクアップ状態にする。また、電源制御部は、複数の送受信部の全てで起動要求信号が受信されなくなると、通信制御部への電力供給を停止又は抑制して、通信制御部をスリープ状態にする。
【0010】
このため、本開示の通信装置によれば、複数の通信バスの一部にオープン/ショートなどの故障が発生しても、故障していない残りの通信バスを介して、他の通信装置との間で起動要求信号を送受信することで、通信制御部をウェイクアップ状態にすることができる。また、複数の通信バスの全てで起動要求信号が受信されなくなると、通信制御部をスリープ状態にして、通信制御部での消費電力を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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