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公開番号
2025049969
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-04
出願番号
2023158510
出願日
2023-09-22
発明の名称
画像読取装置、画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
主分類
H04N
1/04 20060101AFI20250327BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】シェーディング補正の精度低下を抑制する画像読取装置を提供する。
【解決手段】画像読取装置は、シートに形成された画像を読み取るための読取ユニット301と、シェーディング補正を行うための白基準板305と、読取ユニット301を移動させるためのガラス移動部1cと、を備える。シートの搬送方向を第1方向、第1方向と直交するシートの幅方向を第2方向、第1方向及び前記第2方向と直交する方向を第3方向とする場合、ガラス移動部1cは、第1位置と、第1位置とは第3方向における位置が異なる第2位置とに読取ユニット301を移動させることが可能である。ガラス移動部1cは、シェーディング補正を行う場合、読取ユニット301を第2位置に移動させることで、第3方向における読取ユニット301からシートまでの第1距離と読取ユニット301から白基準板305までの第2距離を調整する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
シートに形成された画像を読み取るための読取手段と、
シェーディング補正を行うための基準部材と、
前記読取手段を移動させるための移動手段と、を備え、
シートの搬送方向を第1方向、前記第1方向と直交するシートの幅方向を第2方向、前記第1方向及び前記第2方向と直交する方向を第3方向とする場合、
前記移動手段は、第1位置と、前記第1位置とは前記第3方向における位置が異なる第2位置とに前記読取手段を移動させることが可能であり、
前記移動手段は、シートを読み取る場合、前記読取手段を前記第1位置に移動させ、前記シェーディング補正を行う場合、前記読取手段を前記第2位置に移動させることで、前記第3方向における前記読取手段からシートまでの第1距離と前記読取手段から前記基準部材までの第2距離を調整することを特徴とする、
画像読取装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記移動手段は、前記シェーディング補正を行う場合に、前記基準部材を前記読取手段の読取位置へ移動させることを特徴とする、
請求項1記載の画像読取装置。
【請求項3】
前記移動手段は、前記シェーディング補正を行う際に、前記基準部材の移動と前記読取手段の移動とを連動させて行うことを特徴とする、
請求項2記載の画像読取装置。
【請求項4】
前記移動手段は、駆動源と、駆動源により回転されるカムと、前記カムに当接する移動部材と、を有し、
前記移動部材には前記基準部材が取り付けられており、
前記カムの回転により前記移動部材が移動することで、前記移動部材が前記基準部材を移動させ且つ前記読取手段を移動させることを特徴とする、
請求項3記載の画像読取装置。
【請求項5】
前記移動手段は、前記シェーディング補正を行う場合、前記第1距離と前記第2距離とが同一になるように前記調整を行うことを特徴とする、
請求項1記載の画像読取装置。
【請求項6】
前記読取手段は、所定の面に吸着されて搬送される前記シートを読み取るものであり、
前記移動手段は、前記シェーディング補正を行う際に、前記基準部材を前記第1方向に移動させ、前記読取手段を前記第3方向へ移動させることを特徴とする、
請求項1記載の画像読取装置。
【請求項7】
前記移動手段は、前記読取手段による前記基準部材の読み取りが終了すると、前記基準部材を前記第1方向の逆方向へ移動させ、前記読取手段を前記第3方向の逆方向へ移動させることを特徴とする、
請求項6記載の画像読取装置。
【請求項8】
前記移動手段は、前記読取手段に、前記基準部材の前記第1方向に異なる2つの位置を読み取らせることを特徴とする、
請求項6記載の画像読取装置。
【請求項9】
シートに画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段により前記シートに形成された画像を読み取るための読取手段と、
シェーディング補正を行うための基準部材と、
前記読取手段を移動させるための移動手段と、を備え、
シートの搬送方向を第1方向、前記第1方向と直交するシートの幅方向を第2方向、前記第1方向及び前記第2方向と直交する方向を第3方向とする場合、
前記移動手段は、第1位置と、前記第1位置とは前記第3方向における位置が異なる第2位置とに前記読取手段を移動させることが可能であり、
前記移動手段は、シートを読み取る場合、前記読取手段を前記第1位置に移動させ、前記シェーディング補正を行う場合、前記読取手段を前記第2位置に移動させることで、前記第3方向における前記読取手段からシートまでの第1距離と前記読取手段から前記基準部材までの第2距離を調整することを特徴とする、
画像形成装置。
【請求項10】
前記画像形成手段は、前記読取手段による前記画像の読取結果に基づいて、前記シートに形成する画像を補正することを特徴とする、
請求項9記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートに形成された画像を読み取る画像読取装置、及びこのような画像読取装置を備える画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
商業印刷分野や産業印刷分野において、印刷機市場が拡大している。このような印刷機の印刷方式には、オフセット印刷市場にも拡がりつつある電子写真方式や、ラージフォーマット、低イニシャルコスト、超高速等で幅ひろい市場開拓に成功したインクジェット方式等がある。
【0003】
インクジェット方式の印刷機には、例えば、本体に固定された記録ヘッドが、搬送されるシートに連動して液滴を吐出することで、シートに画像を印刷するラインヘッド型記録装置がある。画像品質が要求される商業印刷分野や産業印刷分野でラインヘッド型記録装置を用いる場合、シートの搬送方向で記録ヘッドの下流側に、画像読取装置が設けられる。画像読取装置は、シートに形成された画像を読み取る。画像読取装置による読取結果は、記録ヘッドによる液滴の吐出不良の検知や、色ずれ、画像濃度ムラ、印刷する画像の幾何特性を調整するために用いられる。ここで、画像の幾何特性とは、画像の形状、位置等である。
【0004】
画像読取装置は、光源からシートに光を照射し、その反射光をラインセンサで受光することでシートの読み取りを行う。画像読取装置は、シートを読み取る際にシェーディング補正を行う。シェーディング補正は、シートに照射する光の光量分布のバラツキや、反射光を受光するラインセンサの感度のバラツキを補正するために行われる。シェーディング補正を行う際には、白色の基準部材である白基準板が読み取られる。白基準板の位置は、シートの読み取りを行うときの位置と同一であることが好ましい。特に、白基準板は、光源やラインセンサからの距離が、シートを読み取る際のシートと光源やラインセンサまでの距離と同一であることが、高精度のシェーディング補正を行う上で好ましい。
【0005】
特許文献1には、画像読取装置に取り付けられている白基準板の読取データと、該白基準板とは別の白基準板を原稿の読取位置に載置した状態で読み取った読取データとからシェーディング補正の補正データ初期値を生成する画像読取装置が開示される。補正データ初期値は、予め画像読取装置に記憶され、シェーディング補正時に用いられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2011-130288号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、予め補正データ用の別の白基準板を用いて補正データを取得し、白基準板のデータを補正しないと、シェーディング補正の精度が低下してしまう虞がある。本発明は、上述の課題に鑑み、シェーディング補正の精度低下を抑制することが可能な画像読取装置を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の画像読取装置は、シートに形成された画像を読み取るための読取手段と、シェーディング補正を行うための基準部材と、前記読取手段を移動させるための移動手段と、を備え、シートの搬送方向を第1方向、前記第1方向と直交するシートの幅方向を第2方向、前記第1方向及び前記第2方向と直交する方向を第3方向とする場合、前記移動手段は、第1位置と、前記第1位置とは前記第3方向における位置が異なる第2位置とに前記読取手段を移動させることが可能であり、前記移動手段は、シートを読み取る場合、前記読取手段を前記第1位置に移動させ、前記シェーディング補正を行う場合、前記読取手段を前記第2位置に移動させることで、前記第3方向における前記読取手段からシートまでの第1距離と前記読取手段から前記基準部材までの第2距離を調整することを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により前記シートに形成された画像を読み取るための読取手段と、シェーディング補正を行うための基準部材と、前記読取手段を移動させるための移動手段と、を備え、シートの搬送方向を第1方向、前記第1方向と直交するシートの幅方向を第2方向、前記第1方向及び前記第2方向と直交する方向を第3方向とする場合、前記移動手段は、第1位置と、前記第1位置とは前記第3方向における位置が異なる第2位置とに前記読取手段を移動させることが可能であり、前記移動手段は、シートを読み取る場合、前記読取手段を前記第1位置に移動させ、前記シェーディング補正を行う場合、前記読取手段を前記第2位置に移動させることで、前記第3方向における前記読取手段からシートまでの第1距離と前記読取手段から前記基準部材までの第2距離を調整することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、シェーディング補正の精度低下を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
画像形成システムの構成図。
プリントモジュールの構成説明図。
(a)~(d)は、画像読取装置の構成説明図。
画像読取装置の断面図。
制御基板の説明図。
(a)、(b)は、読取ユニットの読取高さの移動機構についての説明図。
(a)、(b)は、読取ユニットの読取高さの移動機構についての説明図。
(a)、(b)は、読取ユニットの読取高さの移動機構についての説明図。
(a)、(b)は、読取ユニットの読取高さの移動機構についての説明図。
(a)、(b)は、読取ユニットの読取高さの移動機構についての説明図。
シートの読取処理を表すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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