TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025058924
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2024147515
出願日
2024-08-29
発明の名称
通信システム
出願人
株式会社デンソー
代理人
名古屋国際弁理士法人
主分類
H04L
12/28 20060101AFI20250401BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】制御装置へ電力供給を行う制御の信頼性を向上させる。
【解決手段】通信システム1は、スレーブECU3と、マスタECU2とを備える。スレーブECU3は、リレー15を介してバッテリ7から電力供給を受ける。マスタECU2は、スレーブECU3との間でデータ通信可能に接続され、リレー15の動作を制御する。マスタECU2は、スレーブECU3が、リレー15を遮断状態にしてもよい状態(以下、遮断可能状態)であるか否かを判断する。マスタECU2は、スレーブECU3が遮断可能状態であると判断した場合に、リレー15を遮断状態にする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
給電経路を導通させる導通状態と前記給電経路を遮断する遮断状態との間で切り替わるように構成された給電切替部(15,195,173)を介して電源(7,117)から電力供給を受ける第1制御装置(3,108,104)と、
前記第1制御装置との間でデータ通信可能に接続され、前記給電切替部の動作を制御するように構成された第2制御装置(2,101,104)とを備え、
前記第2制御装置は、
前記第1制御装置が、前記給電切替部を前記遮断状態にしてもよい遮断可能状態であるか否かを判断するように構成された状態確認部(S20~S30,S220~S260,S510~S530,S710~S720,S810~S860)と、
前記第1制御装置が前記遮断可能状態であると前記状態確認部が判断した場合に、前記給電切替部を前記遮断状態にするように構成された給電制御部(S40,S270,S540,S730,S870)と
を備える通信システム(1,100)。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の通信システムであって、
前記状態確認部(S20~S30,S220~S260,S510~S530,S710~S720)は、前記第1制御装置との間でデータ通信を行うことにより、前記第1制御装置が前記遮断可能状態であるか否かを判断するように構成される通信システム。
【請求項3】
請求項2に記載の通信システムであって、
前記状態確認部(S20~S30)は、
前記給電切替部を前記遮断状態に切り替えることを示す遮断通知を前記第1制御装置へ送信し、前記第1制御装置から、シャットダウンシーケンスが完了したことを示す完了応答を受信した場合に、前記第1制御装置が前記遮断可能状態であると判断するように構成される通信システム。
【請求項4】
請求項2に記載の通信システムであって、
前記状態確認部(S220~S260)は、
前記給電切替部を前記遮断状態に切り替えることを示す遮断通知を前記第1制御装置へ送信し、前記遮断通知を送信した後に、前記第1制御装置から、シャットダウンシーケンスを完了するまでに要する完了時間を示す完了時間情報を含む了承応答を受信すると、前記了承応答を受信してから前記完了時間が経過した場合に、前記第1制御装置が前記遮断可能状態であると判断するように構成される通信システム。
【請求項5】
請求項2に記載の通信システムであって、
前記状態確認部(S510~S530)は、
スリープ状態に移行することを示すスリープ通知を前記第1制御装置から受信すると、了承応答を前記第1制御装置へ送信し、前記了承応答を送信した後に、前記第1制御装置から、シャットダウンシーケンスが完了したことを示す完了応答を受信した場合に、前記第1制御装置が前記遮断可能状態であると判断するように構成される通信システム。
【請求項6】
請求項2に記載の通信システムであって、
前記状態確認部(S710~S720)は、
シャットダウンシーケンスを完了するまでに要する完了時間を示す完了時間情報を含み、前記給電切替部を前記遮断状態に切り替えることを要求する遮断要求を前記第1制御装置から受信すると、前記遮断要求を受信してから前記完了時間が経過した場合に、前記第1制御装置が前記遮断可能状態であると判断するように構成される通信システム。
【請求項7】
請求項1に記載の通信システムであって、
前記状態確認部(S810~S860)は、前記第1制御装置について、定常動作時に消費する電流の値である定常動作電流値と、現時点において消費する電流の値との差を、消費電流差として算出し、前記第1制御装置を起動させるか否かを示す起動情報を含む通信フレームである管理フレームが前記第2制御装置へ送信されているか否かを確認するように構成され、更に、前記消費電流差が大きいことを示す予め設定された遮断判定条件が成立し、且つ、前記管理フレームが前記第2制御装置へ送信されてない場合に、前記第1制御装置が前記遮断可能状態であると判断するように構成される通信システム。
【請求項8】
請求項7に記載の通信システムであって、
前記状態確認部は、前記定常動作時において前記給電切替部に流れる電流を測定することにより、前記定常動作電流値を設定するように構成される通信システム。
【請求項9】
請求項2に記載の通信システムであって、
前記状態確認部は、前記給電切替部を前記遮断状態にする前に、前記第1制御装置へ、前記遮断状態にすることを予告する予告メッセージを送信し、前記予告メッセージを送信した後に、前記第1制御装置が終了処理を実行するために要する時間として予め設定された終了処理必要時間が経過すると、前記遮断可能状態であると判断するように構成される通信システム。
【請求項10】
請求項9に記載の通信システムであって、
前記終了処理必要時間は、1または複数の前記給電切替部に接続されている1または複数の制御装置のそれぞれに対して個別に設定される通信システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、複数の制御装置を備える通信システムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数の電子制御装置ごとに電子制御装置の電源のオン/オフを個別に切替える電源リレーを備え、車両の状況に基づいて特定されたシーンに対応する特定の電子制御装置について特定の電子制御装置の電源のオン/オフを切替える制御内容を決定し、決定された制御内容に基づき、電源リレーを用いて特定の電子制御装置に供給される電源のオン/オフを切り替える車載ネットワークシステムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-81021号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明者の詳細な検討の結果、制御装置への電力供給を遮断してはいけない状態であるにも関わらずリレーをオン状態からオフ状態に切り替えてしまったり、制御装置への電力供給を遮断してもよい状態であるにも関わらずリレーがオン状態を継続してしまったりする恐れがあるという課題が見出された。
【0005】
本開示は、制御装置へ電力供給を行う制御の信頼性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、第1制御装置(3,108,104)と、第2制御装置(2,101,104)とを備える通信システム(1,100)である。
第1制御装置は、給電経路を導通させる導通状態と給電経路を遮断する遮断状態との間で切り替わるように構成された給電切替部(15,195,173)を介して電源(7,117)から電力供給を受ける。
【0007】
第2制御装置は、第1制御装置との間でデータ通信可能に接続され、給電切替部の動作を制御するように構成される。
第2制御装置は、状態確認部(S20~S30,S220~S260,S510~S530,S710~S720,S810~S860)と、給電制御部(S40,S270,S540,S730,S870)とを備える。
【0008】
状態確認部は、第1制御装置が、給電切替部を遮断状態にしてもよい遮断可能状態であるか否かを判断するように構成される。
給電制御部は、第1制御装置が遮断可能状態であると状態確認部が判断した場合に、給電切替部を遮断状態にするように構成される。
【0009】
このように構成された本開示の通信システムでは、第1制御装置が遮断可能状態であるか否かを判断し、第1制御装置が遮断可能状態である場合に、給電切替部を遮断状態にする。これにより、本開示の通信システムは、第1制御装置への電力供給を遮断してはいけない状態であるにも関わらず給電切替部を導通状態から遮断状態に切り替えてしまったり、第1制御装置への電力供給を遮断してもよい状態であるにも関わらず給電切替部が導通状態を継続してしまったりする事態の発生を抑制することができる。このため、本開示の通信システムは、制御装置へ電力供給を行う制御の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1,2,3,4実施形態の通信システムの構成を示すブロック図である。
所属情報と起動情報とを例示する説明図である。
第1実施形態の管理処理を示すフローチャートである。
第1実施形態の応答処理を示すフローチャートである。
第1実施形態においてリレーをオフ状態にする手順を示すシーケンス図である。
第2実施形態の管理処理を示すフローチャートである。
第2実施形態の応答処理を示すフローチャートである。
第2実施形態においてリレーをオフ状態にする手順を示すシーケンス図である。
第3実施形態の通知処理を示すフローチャートである。
第3実施形態の管理処理を示すフローチャートである。
第3実施形態においてリレーをオフ状態にする手順を示すシーケンス図である。
第4実施形態の要求処理を示すフローチャートである。
第4実施形態の管理処理を示すフローチャートである。
第4実施形態においてリレーをオフ状態にする手順を示すシーケンス図である。
第5実施形態の通信システムの構成を示すブロック図である。
第5実施形態の管理処理を示すフローチャートである。
管理テーブルの構成を示す図である。
第6実施形態の通信システムの構成を示すブロック図である。
制御対象とクラスタとの対応関係を示す図である。
第7実施形態の通信システムの構成を示すブロック図である。
第7実施形態のセントラルECUおよび上流電源分配部の構成を示すブロック図である。
第7実施形態のゾーンECUの構成を示す第1のブロック図である。
第7実施形態のゾーンECUの構成を示す第2のブロック図である。
第7実施形態のスレーブECUの構成を示すブロック図である。
第7実施形態において電子ヒューズをオフ状態にする手順を示すシーケンス図である。
第8実施形態において電子ヒューズをオフ状態にする手順を示すシーケンス図である。
第9実施形態において電子ヒューズをオフ状態にする手順を示すシーケンス図である。
第11実施形態において電子ヒューズをオフ状態にする手順を示すシーケンス図である。
第12実施形態において電子ヒューズをオフ状態にする手順を示すシーケンス図である。
第13実施形態において電子ヒューズをオフ状態にする手順を示すシーケンス図である。
第14実施形態において電子ヒューズをオフ状態にする手順を示すシーケンス図である。
第15実施形態において電子ヒューズをオフ状態にする手順を示すシーケンス図である。
第16実施形態において電子ヒューズをオフ状態にする手順を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社デンソー
モータ
3日前
株式会社デンソー
回転電機
4日前
株式会社デンソー
レーダ装置
3日前
株式会社デンソーウェーブ
タグ通信装置
4日前
株式会社デンソー
通信システム
4日前
株式会社デンソー
通信システム
4日前
株式会社デンソー
通信システム
5日前
株式会社デンソー
路面摩擦推定装置
4日前
株式会社デンソーウェーブ
ロボットシステム
5日前
株式会社デンソーウェーブ
歪ゲージの取付方法
4日前
株式会社デンソーウェーブ
データ配信システム
3日前
株式会社デンソーウェーブ
ロボット制御システム
2日前
株式会社デンソー
シャント式電流センサ
5日前
株式会社デンソートリム
エンジン電子制御装置
4日前
株式会社デンソー
内燃機関用のスパークプラグ
3日前
株式会社デンソー
推定装置、および、推定方法
3日前
株式会社デンソー
推定装置、および、推定方法
3日前
株式会社デンソーテン
充電制御装置、充電制御方法
5日前
株式会社デンソーウェーブ
ロボットシステム、及び分割器
5日前
株式会社SOKEN
温調装置
4日前
株式会社SOKEN
伝送装置
4日前
株式会社デンソーウェーブ
ロボットへの振動工具の取付装置
5日前
株式会社デンソー
スイッチング素子とその製造方法
4日前
株式会社デンソーテン
漏電検出装置および漏電検出方法
5日前
株式会社デンソーウェーブ
段積みシステムおよび段積み方法
5日前
株式会社デンソー
通信システムおよび給電切替装置
4日前
株式会社デンソーテン
車両制御装置および車両制御方法
3日前
株式会社デンソー
電池管理システム及び電池管理方法
3日前
株式会社デンソーテン
人流予測方法、装置及びプログラム
3日前
株式会社デンソーウェーブ
ロボット用操作端末及び安全スイッチ
3日前
株式会社デンソーウェーブ
ロボット用操作端末及び安全スイッチ
3日前
株式会社デンソーウェーブ
ロボット用操作端末及び安全スイッチ
3日前
株式会社デンソー
電気化学セルスタック及びガス吸着装置
4日前
株式会社デンソーウェーブ
ロボット制御システム及び停電監視回路
3日前
株式会社デンソー
リニアモータ及びリニアモータシステム
5日前
株式会社デンソー
通信システム、電子制御装置および管理装置
4日前
続きを見る
他の特許を見る