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公開番号2025056928
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023166463
出願日2023-09-27
発明の名称タグ通信装置
出願人株式会社デンソーウェーブ,個人,学校法人幾徳学園
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H04B 1/59 20060101AFI20250401BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 複数個の無線タグのそれぞれへのバックスキャッタ周波数の割り当てを迅速に実行するための技術を提供する。
【解決手段】 タグ通信装置は、複数個の無線タグのそれぞれに設定値を書き込むことによって、複数個の無線タグのそれぞれに互いに異なるバックスキャッタ周波数を割り当てる割り当て部と、複数個の無線タグのそれぞれに、電波を繰り返し送信して、複数個の無線タグのそれぞれから、当該無線タグに割り当てられたバックスキャッタ周波数を有する信号を受信する信号受信部と、を備え、割り当て部は、複数個の無線タグのそれぞれに電波を送信して、当該電波に対する反射波の強さを測定し、複数個の無線タグのそれぞれについて、測定された強さに対応するマップを利用して、当該無線タグに割り当てるべきバックスキャッタ周波数である割り当て周波数に対応する設定値を決定し、マップは、割り当て周波数と設定値の間の相関関係を示す。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数個の無線タグと通信可能なタグ通信装置であって、
前記複数個の無線タグのそれぞれに設定値を書き込むことによって、前記複数個の無線タグのそれぞれに互いに異なるバックスキャッタ周波数を割り当てる割り当て部と、
前記複数個の無線タグのそれぞれに互いに異なるバックスキャッタ周波数が割り当てられた後に、前記複数個の無線タグのそれぞれに、電波を繰り返し送信して、前記複数個の無線タグのそれぞれから、当該無線タグに割り当てられた前記バックスキャッタ周波数を有する信号を受信する信号受信部と、
を備え、
前記割り当て部は、
前記複数個の無線タグのそれぞれに電波を送信して、当該電波に対する反射波の強さを測定し、
前記複数個の無線タグのそれぞれについて、測定された前記強さに対応するマップを利用して、当該無線タグに割り当てるべき前記バックスキャッタ周波数である割り当て周波数に対応する前記設定値を決定し、
前記マップは、前記割り当て周波数と前記設定値の間の相関関係を示す、
タグ通信装置。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
前記タグ通信装置は、前記マップを記憶するメモリを備える、請求項1に記載のタグ通信装置。
【請求項3】
前記複数個の無線タグのそれぞれは、当該無線タグに対応する前記マップを記憶し、
前記割り当て部は、前記複数個の無線タグのそれぞれから前記マップを読み出す、請求項1に記載のタグ通信装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書で開示する技術は、複数個の無線タグと通信可能なタグ通信装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数個の無線タグに電波を送信し、複数個の無線タグのそれぞれからバックスキャッタ周波数を有する信号を受信する無線通信システムが開示されている。無線通信システムは、複数個の無線タグのそれぞれに、互いに異なるバックスキャッタ周波数を割り当てる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-200180号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の無線タグは、バックスキャッタ周波数を有する信号を生成するための発振回路を備える。発振回路の設定値を変えることにより、発振回路が所望の周波数で動作する。しかし、発振回路の設定値を予め決定されている設計値に設定しても、発振回路が実際に動作する周波数が、設計値に対応する周波数からずれる場合がある。この場合、実際のバックスキャッタ周波数が、無線タグに割り当てられるべきバックスキャッタ周波数からずれる。
【0005】
例えば、発振回路の設定値の調整を繰り返し試行して、実際のバックスキャッタ周波数を無線タグに割り当てられるべきバックスキャッタ周波数に近づけるフィードバック手法が想定される。しかし、この方法では、設定値の調整時間が比較的に長くなる。
【0006】
本明細書では、複数個の無線タグのそれぞれへのバックスキャッタ周波数の割り当てを迅速に実行するための技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書は、複数個の無線タグと通信可能なタグ通信装置を開示する。当該タグ通信装置は、前記複数個の無線タグのそれぞれに設定値を書き込むことによって、前記複数個の無線タグのそれぞれに互いに異なるバックスキャッタ周波数を割り当てる割り当て部と、前記複数個の無線タグのそれぞれに互いに異なるバックスキャッタ周波数が割り当てられた後に、前記複数個の無線タグのそれぞれに、電波を繰り返し送信して、前記複数個の無線タグのそれぞれから、当該無線タグに割り当てられた前記バックスキャッタ周波数を有する信号を受信する信号受信部と、を備え、前記割り当て部は、前記複数個の無線タグのそれぞれに電波を送信して、当該電波に対する反射波の強さを測定し、前記複数個の無線タグのそれぞれについて、測定された前記強さに対応するマップを利用して、当該無線タグに割り当てるべき前記バックスキャッタ周波数である割り当て周波数に対応する前記設定値を決定し、前記マップは、前記割り当て周波数と前記設定値の間の相関関係を示す。
【0008】
実験において、無線タグの反射波の強さが或る値を示す状態において、割り当て周波数と周波数設定値の間に相関関係が存在することが判明した。上記の構成によれば、タグ通信装置は、反射波の強さを測定する。そして、タグ通信装置は、測定された反射波の強さに対応するマップを利用して、割り当て周波数に対応する設定値を決定することができる。マップを利用することにより、バックスキャッタ周波数の割り当てを迅速に実行することができる。
【0009】
前記タグ通信装置は、前記マップを記憶するメモリを備えてもよい。
【0010】
上記の構成によれば、自身のメモリからマップを迅速に呼び出すことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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