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公開番号
2025060146
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023170695
出願日
2023-09-29
発明の名称
データ配信システム
出願人
株式会社デンソーウェーブ
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
H04N
21/238 20110101AFI20250403BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】データ配信システムの通信コストを低減し得る技術を提供すること。
【解決手段】データ配信システムは、複数個の端末装置と、配信データを記憶する配信元装置と、を備えてもよい。配信元装置は、配信データを分割して、複数個の分割データを生成する生成部と、第1の通信回線を介して、複数個の端末装置に複数個の分割データを配信する第1の配信部と、を備えてもよい。特定の端末装置は、配信元装置から、第1の通信回線を介して、特定の分割データを受信する受信部と、第2の通信回線を介して、複数個の端末装置のうち、特定の端末装置以外の残りの端末装置から、複数個の分割データのうち、特定の分割データ以外の残りの分割データを収集する収集部と、配信元装置から受信した特定の分割データと残りの端末装置から収集した残りの分割データから配信データを復元する復元部と、を備えてもよい。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
複数個の端末装置と、
前記複数個の端末装置のそれぞれに配信すべき配信データを記憶する配信元装置と、
を備えるデータ配信システムであって、
前記配信元装置は、
前記配信データを分割して、複数個の分割データを生成する生成部と、
第1の通信回線を介して、前記複数個の端末装置に前記複数個の分割データを配信する第1の配信部であって、前記複数個の端末装置のそれぞれには、互いに異なる分割データが配信される、前記第1の配信部と、
を備え、
前記複数個の端末装置のうちの特定の端末装置は、
前記配信元装置から、前記第1の通信回線を介して、前記複数個の分割データのうちの特定の分割データを受信する受信部と、
前記第1の通信回線とは異なる第2の通信回線を介して、前記複数個の端末装置のうち、前記特定の端末装置以外の残りの端末装置から、前記複数個の分割データのうち、前記特定の分割データ以外の残りの分割データを収集する収集部と、
前記配信元装置から受信した前記特定の分割データと前記残りの端末装置から収集した前記残りの分割データから前記配信データを復元する復元部と、
を備える、データ配信システム。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記配信元装置は、さらに、前記複数個の端末装置のそれぞれの状態を示す複数個の端末情報に基づいて、前記複数個の分割データのそれぞれのデータ量を示す複数個のデータ量情報を算出する第1の算出部を備える、請求項1に記載のデータ配信システム。
【請求項3】
前記配信元装置は、さらに、前記第1の通信回線を介して、前記複数個の端末装置に前記複数個のデータ量情報に基づく復元情報を配信する第2の配信部を備え、
前記復元部は、前記配信元装置から受信した前記復元情報を利用して、前記配信データを復元する、請求項2に記載のデータ配信システム。
【請求項4】
前記配信元装置は、さらに、前記第1の通信回線を介して、前記特定の端末装置に前記複数個のデータ量情報に基づく復元情報を送信する第1の送信部を備え、
前記特定の端末装置は、さらに、前記配信元装置から前記復元情報が受信される場合に、前記第2の通信回線を介して、前記復元情報を前記残りの端末装置に配信する第3の配信部であって、前記残りの端末装置は、前記特定の端末装置から受信した前記復元情報を利用して、前記配信データを復元する、前記第3の配信部を備える、請求項2に記載のデータ配信システム。
【請求項5】
前記復元情報は、前記特定の分割データのデータ量を表わす特定のデータ量情報と、前記配信データのうちの前記特定の分割データの開始位置を表わす位置情報と、を含む、請求項3又は4に記載のデータ配信システム。
【請求項6】
前記特定の分割データは、M個(前記Mは2以上の整数)のブロックに分割された前記配信データのうちのランダムに決定されたM1個(前記M1は1以上前記M未満の整数)のブロックによって構成されるデータであり、
前記復元情報は、前記特定の分割データを構成する前記M1個のブロックを示す情報を含む、請求項3又は4に記載のデータ配信システム。
【請求項7】
前記特定の端末装置は、さらに、
前記複数個の端末装置のそれぞれの状態を示す複数個の端末情報に基づいて、前記複数個の分割データのそれぞれのデータ量を示す複数個のデータ量情報を算出する第2の算出部と、
前記第2の通信回線を介して、前記残りの端末装置に、前記複数個のデータ量情報に基づく分割情報を配信する第4の配信部であって、前記分割情報を受信した前記残りの端末装置は、前記第1の通信回線を介して、前記分割情報を含む分割データ要求を前記配信元装置に送信する、前記第4の配信部と、
前記第1の通信回線を介して、前記分割情報を含む特定の分割データ要求を前記配信元装置に送信する第2の送信部と、
を備え、
前記生成部は、前記特定の端末装置から前記特定の分割データ要求が受信される場合に、前記特定の分割データ要求に含まれる前記分割情報を利用して、前記特定の分割データを生成すると共に、前記残りの端末装置から前記分割データ要求が受信される場合に、前記分割データ要求に含まれる前記分割情報を利用して、前記分割データを生成する、請求項1に記載のデータ配信システム。
【請求項8】
前記分割情報は、前記特定の分割データのデータ量を表わす特定のデータ量情報と、前記配信データのうちの前記特定の分割データの開始位置を表わす位置情報と、を含む、請求項7に記載のデータ配信システム。
【請求項9】
前記受信部は、前記特定の端末装置の負荷が低いタイミングで前記特定の分割データを受信する、請求項1に記載のデータ配信システム。
【請求項10】
前記受信部は、前記第1の通信回線及び前記第2の通信回線の少なくとも一方の負荷が低いタイミングで前記特定の分割データを受信する、請求項1に記載のデータ配信システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、複数個の端末に配信データを配信するための技術に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、センサーコンピュータと端末群とを備える配信制御システムが開示されている。この配信制御システムでは、端末群に含まれる親端末は、端末群に含まれる他の端末から指示情報を受信することに応じて、情報要求をセンサーコンピュータに送信する。センサーコンピュータは、親端末から情報要求を受信すると、当該情報に対する回答情報を親端末に送信する。そして、親端末は、指示情報の送信元の他の端末に、当該回答情報を送信する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-189864号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的に、通信量が大きくなるほど通信コストも高額になる。特に、通信量と通信コストとの関係について、通信量にいくつかの閾値が設定されており、当該閾値を超えると追加の通信コストが発生する料金体系が想定される。この料金体系では、上記の閾値を超えないような通信量とすることで、追加の通信コストの発生を抑えることができる。しかしながら、特許文献1の技術では、センサーコンピュータと親端末との通信量が比較的大きくなると、上記の閾値を超えて、追加の通信コストが発生する可能性が有る。
【0005】
本明細書では、データ配信システムの通信コストを低減し得る技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本技術の第1の態様では、データ配信システムは、複数個の端末装置と、前記複数個の端末装置のそれぞれに配信すべき配信データを記憶する配信元装置と、を備えてもよい。前記配信元装置は、前記配信データを分割して、複数個の分割データを生成する生成部と、第1の通信回線を介して、前記複数個の端末装置に前記複数個の分割データを配信する第1の配信部であって、前記複数個の端末装置のそれぞれには、互いに異なる分割データが配信される、前記第1の配信部と、を備えてもよい。前記複数個の端末装置のうちの特定の端末装置は、前記配信元装置から、前記第1の通信回線を介して、前記複数個の分割データのうちの特定の分割データを受信する受信部と、前記第1の通信回線とは異なる第2の通信回線を介して、前記複数個の端末装置のうち、前記特定の端末装置以外の残りの端末装置から、前記複数個の分割データのうち、前記特定の分割データ以外の残りの分割データを収集する収集部と、前記配信元装置から受信した前記特定の分割データと前記残りの端末装置から収集した前記残りの分割データから前記配信データを復元する復元部と、を備えてもよい。
【0007】
例えば、配信元装置から各端末装置に配信データそのものを配信する構成、及び、配信元装置から1個の端末装置に配信データを配信して、当該1個の端末装置が当該配信データを他の端末装置に送信する構成が想定される。これら構成に対して、上記の構成では、配信データそのものではなく、分割データが、各端末装置に配信される。配信データそのものを配信される構成と比較して、第1の通信回線を介した配信元装置と各端末装置の間の通信の通信量を削減することができる。第1の通信回路の通信量を削減することで、第1の通信回路にて追加の通信コストが発生することを抑制することができる。以上より、データ配信システムの通信コストを低減することができる。
【0008】
第2の態様では、上記第1の態様において、前記配信元装置は、さらに、前記複数個の端末装置のそれぞれの状態を示す複数個の端末情報に基づいて、前記複数個の分割データのそれぞれのデータ量を示す複数個のデータ量情報を算出する第1の算出部を備えてもよい。このような構成によると、配信元装置は、複数個の端末装置のそれぞれの状態に基づいて、分割データを適切に生成することができる。
【0009】
第3の態様では、上記第2の態様において、前記配信元装置は、さらに、前記第1の通信回線を介して、前記複数個の端末装置に前記複数個のデータ量情報に基づく復元情報を配信する第2の配信部を備え、前記復元部は、前記配信元装置から受信した前記復元情報を利用して、前記配信データを復元してもよい。このような構成によると、特定の端末装置は、複数個のデータ量情報に基づく復元情報を利用して配信データを適切に復元することができる。
【0010】
第4の態様では、上記第2の態様において、前記配信元装置は、さらに、前記第1の通信回線を介して、前記特定の端末装置に、前記複数個のデータ量情報に基づく復元情報を送信する第1の送信部を備え、前記特定の端末装置は、さらに、前記配信元装置から前記復元情報が受信される場合に、前記第2の通信回線を介して、前記復元情報を前記残りの端末装置に配信する第3の配信部であって、前記残りの端末装置は、前記特定の端末装置から受信した前記復元情報を利用して、前記配信データを復元する、前記第3の配信部を備えてもよい。このような構成によると、残りの端末装置は、特定の端末装置から転送された復元情報を利用して配信データを復元することができる。また、残りの端末装置は、第1の通信回路を利用せずに復元情報を受信することができるので、データ配信システムの通信コストをさらに低減することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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