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公開番号
2025063597
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-16
出願番号
2023172947
出願日
2023-10-04
発明の名称
レーダ装置
出願人
株式会社デンソー
,
トヨタ自動車株式会社
,
株式会社ミライズテクノロジーズ
代理人
弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類
G01S
7/02 20060101AFI20250409BHJP(測定;試験)
要約
【課題】送信アンテナ素子と受信アンテナ素子との相互結合の影響による物標の検出精度の低下を抑制可能なレーダ装置を提供する。
【解決手段】レーダ装置は、複数の送信アンテナ素子を含む送信アンテナ群Txと、複数の受信アンテナ素子を含む受信アンテナ群Rxと、水平方向で物標の方位を推定する第1方位推定部51と、垂直方向で物標の方位を推定する第2方位推定部52と、を備える。【0171】複数の送信アンテナ素子において受信アンテナ素子に対して最も近くにあるものを第1近接素子とし、複数の受信アンテナ素子において送信アンテナ素子に対して最も近くにあるものを第2近接素子としとする。さらに、水平方向に並ぶ送信アンテナ素子同士の間隔および受信アンテナ素子同士の間隔のうち最小となる間隔を第1最小間隔としたとする。このとき、第1近接素子および第2近接素子は、水平方向の間隔が第1最小間隔以上に設定されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電波により物標を検出するレーダ装置であって、
所定の第1基準距離の倍数となる間隔をあけて第1方向に並んで配置されるとともに、所定の第2基準距離の倍数となる間隔をあけて前記第1方向に交差する第2方向に並んで配置される複数の送信アンテナ素子を含む送信アンテナ群(Tx)と、
前記第1基準距離の倍数となる間隔をあけて前記第1方向に並んで配置されるとともに、前記第2基準距離の倍数となる間隔をあけて前記第2方向に並んで配置される複数の受信アンテナ素子を含む受信アンテナ群(Rx)と、
複数の前記送信アンテナ素子および複数の前記受信アンテナ素子のうち前記第1方向に並ぶものを用いて前記第1方向における物標の方位を推定する第1方位推定部(51)と、
複数の前記送信アンテナ素子および複数の前記受信アンテナ素子のうち前記第2方向に並ぶものを用いて前記第2方向における物標の方位を推定する第2方位推定部(52)と、を備え、
複数の前記送信アンテナ素子において前記受信アンテナ素子に対して最も近くにあるものを第1近接素子(NTx)、複数の前記受信アンテナ素子において前記送信アンテナ素子に対して最も近くにあるものを第2近接素子(NRx)とし、前記第1方向に並ぶ前記送信アンテナ素子同士の間隔および前記受信アンテナ素子同士の間隔のうち最小となる間隔を第1最小間隔としたとき、
前記第1近接素子および前記第2近接素子は、前記第1方向の間隔が前記第1最小間隔以上に設定されている、レーダ装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
複数の前記送信アンテナ素子および複数の前記受信アンテナ素子は、前記第1方向に並ぶ複数のアンテナ素子に基づくMIMOアンテナである第1MIMOアンテナにおいて隣り合うアンテナ素子同士の間隔が前記第1最小間隔の2倍以下となるように配置されている、請求項1に記載のレーダ装置。
【請求項3】
前記第2方向に並ぶ前記送信アンテナ素子同士の間隔および前記受信アンテナ素子同士の間隔のうち最小となる間隔を第2最小間隔としたとき、
前記第1近接素子および前記第2近接素子は、前記第2方向の間隔が前記第2最小間隔以上に設定されている、請求項1または2に記載のレーダ装置。
【請求項4】
複数の前記送信アンテナ素子および複数の前記受信アンテナ素子は、前記第2方向に並ぶ複数のアンテナ素子に基づくMIMOアンテナである第2MIMOアンテナでの隣り合うアンテナ素子同士の間隔が前記第2最小間隔の2倍以下となるように配置されている、請求項3に記載のレーダ装置。
【請求項5】
前記第1方位推定部は、前記第1MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子に加えて、前記第1方向に交差する方向から到来する電波によって生じる複数のアンテナ素子の間の位相差に対応する差分信号を利用して補間された仮想アンテナ素子を含む第1拡張アレイアンテナを用いて、前記第1方向における物標の方位を推定する、請求項2に記載のレーダ装置。
【請求項6】
前記第1方位推定部は、前記第1拡張アレイアンテナを構成するアンテナ素子に対応する信号について窓関数処理による重み付けを行う、請求項5に記載のレーダ装置。
【請求項7】
前記第2方位推定部は、前記第2MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子に加えて、前記第2方向に交差する方向から到来する電波によって生じる複数のアンテナ素子の間の位相差に対応する差分信号を利用して補間された仮想アンテナ素子を含む第2拡張アレイアンテナを用いて、前記第2方向における物標の方位を推定する、請求項4に記載のレーダ装置。
【請求項8】
前記第2方位推定部は、前記第2拡張アレイアンテナを構成するアンテナ素子に対応する信号について窓関数処理による重み付けを行う、請求項7に記載のレーダ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電波により物標を検出するレーダ装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、水平方向および垂直方向といった異なる2方向に並ぶ送信アンテナ素子および受信アンテナ素子を複数用いたMIMOアレイ技術によって、異なる2方向で物標の方位を推定するレーダ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、MIMOアンテナの中央部分での仮想アンテナ素子の欠落箇所を少なくするために、垂直方向に並ぶ複数の送信アンテナ素子からなるTx列と水平方向に並ぶ複数の受信アンテナ素子からなるRx行を千鳥状に配置すること等が提案されている。なお、MIMOは、Multi Input Multi Outputの略称である。以下では、MIMOアレイ技術によって生成される仮想アレイアンテナをMIMOアンテナと呼ぶことがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/049562号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の手法で、MIMOアンテナでの仮想アンテナ素子の欠落箇所を少なくしようとすると、垂直方向および水平方向それぞれの端に位置する送信アンテナ素子と受信アンテナ素子との間隔が小さくなり過ぎてしまう場合がある。この場合、送信アンテナ素子と受信アンテナ素子との相互結合の影響によって物標の検出精度が低下する虞がある。
【0005】
本開示は、送信アンテナ素子と受信アンテナ素子との相互結合の影響による物標の検出精度の低下を抑制可能なレーダ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、
電波により物標を検出するレーダ装置であって、
所定の第1基準距離の倍数となる間隔をあけて第1方向に並んで配置されるとともに、所定の第2基準距離の倍数となる間隔をあけて第1方向に交差する第2方向に並んで配置される複数の送信アンテナ素子を含む送信アンテナ群(Tx)と、
第1基準距離の倍数となる間隔をあけて第1方向に並んで配置されるとともに、第2基準距離の倍数となる間隔をあけて第2方向に並んで配置される複数の受信アンテナ素子を含む受信アンテナ群(Rx)と、
複数の送信アンテナ素子および複数の受信アンテナ素子のうち第1方向に並ぶものを用いて第1方向における物標の方位を推定する第1方位推定部(51)と、
複数の送信アンテナ素子および複数の受信アンテナ素子のうち第2方向に並ぶものを用いて第2方向における物標の方位を推定する第2方位推定部(52)と、を備え、
複数の送信アンテナ素子において受信アンテナ素子に対して最も近くにあるものを第1近接素子(NTx)、複数の受信アンテナ素子において送信アンテナ素子に対して最も近くにあるものを第2近接素子(NRx)とし、第1方向に並ぶ送信アンテナ素子同士の間隔および受信アンテナ素子同士の間隔のうち最小となる間隔を第1最小間隔としたとき、
第1近接素子および第2近接素子は、第1方向の間隔が第1最小間隔以上に設定されている。
【0007】
このような態様で、送信アンテナ素子および受信アンテナ素子が配置されていれば、第1方向における送信アンテナ素子および受信アンテナ素子の相互結合の影響を送信アンテナ素子同士の相互結合や受信アンテナ素子同士の相互結合の程度まで抑えることができる。したがって、本開示のレーダ装置によれば、送信アンテナ素子と受信アンテナ素子との相互結合の影響による物標の検出精度の低下を抑制することができる。
【0008】
ここで、送信アンテナ素子と受信アンテナ素子との相互結合の影響を抑えるために、送信アンテナ素子と受信アンテナ素子との間隔を大きくし過ぎると、MIMOアンテナにて隣り合うアンテナ素子同士の間隔が大きくなってしまう。隣り合うアンテナ素子同士の間隔が大きいことは、サイドローブが増大する要因となることから好ましくない。
【0009】
そこで、請求項2に記載の発明では、
複数の送信アンテナ素子および複数の受信アンテナ素子は、第1方向に並ぶ複数のアンテナ素子に基づくMIMOアンテナである第1MIMOアンテナにおいて隣り合うアンテナ素子同士の間隔が第1最小間隔の2倍以下となるように配置されている。
【0010】
このように、第1MIMOアンテナにて隣り合うアンテナ素子同士の間隔が第1最小間隔の2倍以下に制限されるように構成されていれば、第1MIMOアンテナにおけるアンテナ素子の欠落箇所が少なくなるのでサイドローブを抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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