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公開番号2025062896
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-15
出願番号2023172257
出願日2023-10-03
発明の名称スロットアンテナ
出願人株式会社デンソーテン
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H01Q 13/10 20060101AFI20250408BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】車内の電子機器から放出されるノイズを除去すること。
【解決手段】本発明に係るスロットアンテナは、車両の外板を構成する導体に設けられた細長形状の開口であるスロットと、スロットの長手方向の途中でスロットが短手方向に短絡するように設けられる、直列共振回路または並列共振回路を有し、直列共振回路または並列共振回路の共振周波数は、車両の内部に設置される電子機器が放出するノイズ周波数と一致する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両の外板を構成する導体に設けられた細長形状の開口であるスロットと、
前記スロットの長手方向の途中で前記スロットが短手方向に短絡するように設けられる、直列共振回路または並列共振回路を有し、
前記直列共振回路または前記並列共振回路の共振周波数は、
前記車両の内部に設置される電子機器が放出するノイズ周波数と一致する
スロットアンテナ。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記直列共振回路または前記並列共振回路は複数の共振周波数を有し、
前記複数の共振周波数は、
複数の前記ノイズ周波数それぞれと一致する
請求項1に記載のスロットアンテナ。
【請求項3】
前記スロットの長手方向の異なる位置に、共振周波数の異なる複数の前記直列共振回路または前記並列共振回路が設けられ、
前記直列共振回路または前記並列共振回路の共振周波数は、
複数の前記ノイズ周波数それぞれと一致する
請求項1に記載のスロットアンテナ。
【請求項4】
前記スロットには、
一つの前記並列共振回路と、当該並列共振回路よりも給電点側に少なくとも一つの前記直列共振回路が設けられ、
前記並列共振回路と、前記直列共振回路それぞれの共振周波数は、
複数の前記ノイズ周波数それぞれと一致する
請求項1に記載のスロットアンテナ。
【請求項5】
前記スロットには、
給電点の両側に一対の前記並列共振回路が設けられ、
前記並列共振回路それぞれの共振周波数は、
複数の前記ノイズ周波数それぞれと一致する
請求項1に記載のスロットアンテナ。
【請求項6】
前記スロットには、
前記一対の前記並列共振回路の間に少なくとも1つの前記直列共振回路が設けられ、
前記並列共振回路と、前記直列共振回路それぞれの共振周波数は、
複数の前記ノイズ周波数それぞれと一致する
請求項5に記載のスロットアンテナ。
【請求項7】
前記スロットの内部には、
前記外板と導通する導体板が設けられ、
前記導体板のスリットおよび前記導体板と前記導体との隙間の少なくとも一部を前記開口と合わせて前記スロットとした場合に、
前記スリットまたは前記隙間の途中に前記直列共振回路または前記並列共振回路が設けられる、
請求項1に記載のスロットアンテナ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、スロットアンテナに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、スロットに共振回路を設けたアンテナがある。特許文献1には、スロットに共振周波数が異なる複数の共振回路を設け、各共振周波数でスロットを短絡させることによって、スロット長を疑似的に変化させる技術が開示されている。かかる技術では、各共振周波数で、受信する周波数を動的に変化させることが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-32303号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の技術では、車内の電子機器から放出されるノイズを除去することについては想定されていない。例えば、車両の外板に設けられた開口をスロットとして利用する場合、車内の電子機器から放出されるノイズが開口で共振し、ノイズが混入するという課題がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、車内の電子機器から放出されるノイズを除去することができるスロットアンテナを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るスロットアンテナは、車両の外板を構成する導体に設けられた細長形状の開口であるスロットと、前記スロットの長手方向の途中で前記スロットが短手方向に短絡するように設けられる、直列共振回路または並列共振回路を有し、前記直列共振回路または前記並列共振回路の共振周波数は、前記車両の内部に設置される電子機器が放出するノイズ周波数と一致する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、車内の電子機器から放出されるノイズを除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、スロットアンテナの搭載位置を示す図である。
図2は、スロットアンテナの模式図である。
図3は、共振周波数とインピーダンスの関係を示す模式図である。
図4は、共振回路とスロット長の関係を示す模式図である。
図5は、周波数特性の一例を示す図である。
図6は、共振回路とスロット長の関係を示す模式図である。
図7は、周波数特性の一例を示す図である。
図8は、共振回路の他の配置例を示す模式図である。
図9は、他の配置例における周波数特性の一例を示す図である。
図10は、スロットアンテナの変形例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、本願の開示するスロットアンテナの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0010】
図1は、スロットアンテナの搭載位置を示す図である。図1に示すように、実施形態に係るスロットアンテナ1は、車両Cに搭載される。スロットアンテナ1は、車両CのルーフRに搭載される。
(【0011】以降は省略されています)

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