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公開番号
2025058811
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023207763
出願日
2023-12-08
発明の名称
歪ゲージの取付方法
出願人
株式会社デンソーウェーブ
代理人
弁理士法人サトー
主分類
G01L
1/22 20060101AFI20250401BHJP(測定;試験)
要約
【課題】歪ゲージの耐久性を向上させることができる歪ゲージの取付方法を提供する。
【解決手段】歪ゲージの取付方法は、フィルム材に設けられ、被測定部位の変形に伴って変形することで電気抵抗が変化するゲージ部と、フィルム材に設けられて、接続線が接続される端子部と、ゲージ部と端子部とを繋ぐ配線部と、を備える歪ゲージを被測定部位に取り付ける方法である。歪ゲージの取付方法は、歪ゲージのうちゲージ部が設けられたゲージ部領域を含む接着領域と被測定部位との間に接着部材を設けて接着領域を被測定部位に接着させるとともに、歪ゲージのうち接着領域以外の領域である非接着領域と被測定部位との間に接着部材を設けずに非接着状態に維持する取付工程を備える。取付工程において、非接着領域に端子部の全体及び配線部の一部を含めるとともに、非接着領域に含まれる配線部の長さ寸法よりも、接着領域に含まれる配線部の長さ寸法を小さくする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
フィルム材に設けられ、被測定部位の変形に伴って変形することで電気抵抗が変化するゲージ部と、
前記フィルム材に設けられて、接続線が接続される端子部と、
前記ゲージ部と前記端子部とを繋ぐ配線部と、を備える歪ゲージを前記被測定部位に取り付ける方法であって、
前記歪ゲージのうち前記ゲージ部が設けられたゲージ部領域を含む接着領域と前記被測定部位との間に接着部材を設けて前記接着領域を前記被測定部位に接着させるとともに、前記歪ゲージのうち前記接着領域以外の領域である非接着領域と前記被測定部位との間に前記接着部材を設けずに非接着状態に維持する取付工程を備え、
前記取付工程において、前記非接着領域に前記端子部の全体及び前記配線部の一部を含めるとともに、前記非接着領域に含まれる前記配線部の長さ寸法よりも、前記接着領域に含まれる前記配線部の長さ寸法を小さくする、
歪ゲージの取付方法。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
前記歪ゲージは、前記配線部において角度を有して曲がった曲げ部を有するものであり、
前記非接着領域は、少なくとも前記曲げ部を含んでいる、
請求項1に記載の歪ゲージの取付方法。
【請求項3】
前記取付工程の前に実行され、前記非接着領域のうち少なくとも前記接着領域と隣接する領域に前記接着部材による接着を阻害する阻害部材を設ける阻害部材設置工程を更に備える、
請求項1又は2に記載の歪ゲージの取付方法。
【請求項4】
前記取付工程の後に実行され、前記被測定部位と前記歪ゲージとの間に検査器具を挿入し、前記検査器具の挿入量に基づいて前記被測定部位に対する前記歪ゲージの取付けの良否を検査する検査工程を更に備える、
請求項1又は2に記載の歪ゲージの取付方法。
【請求項5】
前記取付工程の後に実行され、前記歪ゲージを撮影し、撮影した画像から前記フィルム材を通して映される前記接着部材の範囲が予め設定された領域内に収まっているか否かに基づいて前記被測定部位に対する前記歪ゲージの取付けの良否を検査する検査工程を更に備える、
請求項1又は2に記載の歪ゲージの取付方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、歪ゲージの取付方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、フィルム型の歪ゲージが知られている。フィルム型の歪ゲージは、薄く軽量であるため、様々な箇所に取り付けることができる。このようなフィルム型の歪ゲージは、フィルム全体を被測定部位に貼り付けて取り付けることが一般的である。一方で、被測定部位に対する歪ゲージの取付方法を工夫することで、歪ゲージの耐久性の向上を図ることも考えられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-91410号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来構成においても、被測定部位に対する歪ゲージの取付方法に関して更なる改善の余地があった。
【0005】
本発明は上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、歪ゲージの耐久性を向上させることができる歪ゲージの取付方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態による歪ゲージの取付方法は、フィルム材に設けられ、被測定部位の変形に伴って変形することで電気抵抗が変化するゲージ部と、前記フィルム材に設けられて、接続線が接続される端子部と、前記ゲージ部と前記端子部とを繋ぐ配線部と、を備える歪ゲージを前記被測定部位に取り付ける方法である。歪ゲージの取付方法は、前記歪ゲージのうち前記ゲージ部が設けられたゲージ部領域を含む接着領域と前記被測定部位との間に接着部材を設けて前記接着領域を前記被測定部位に接着させるとともに、前記歪ゲージのうち前記接着領域以外の領域である非接着領域と前記被測定部位との間に前記接着部材を設けずに非接着状態に維持する取付工程を備える。前記取付工程において、前記非接着領域に前記端子部の全体及び前記配線部の一部を含めるとともに、前記非接着領域に含まれる前記配線部の長さ寸法よりも、前記接着領域に含まれる前記配線部の長さ寸法を小さくする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一実施形態による歪ゲージの取付方法について、対象となる歪ゲージの一例を表面側から示す図
一実施形態による歪ゲージの取付方法について、対象となる歪ゲージの一例を側方から示す図
一実施形態による歪ゲージの取付方法の工程の一例を示すステップ図
一実施形態による歪ゲージの取付方法について、阻害部材設置工程の一例を示すもので、(A)は第1治具を設置した状態の歪ゲージを裏面側から示す図、(B)は阻害部材を設置した状態の歪ゲージを裏面側から示す図
一実施形態による歪ゲージの取付方法について、接着部材設置工程の一例を示すもので、(A)は第2治具を設置した状態の歪ゲージを裏面側から示す図、(B)は接着部材を設置した状態の歪ゲージを裏面側から示す図
一実施形態による歪ゲージの取付方法について、検査工程の一例を示すもので、歪ゲージを側方から示す図
一実施形態による歪ゲージの取付方法について、検査工程の一例を示す図
一実施形態による歪ゲージの取付方法について、対象となる歪ゲージの他の例を表面側から示す図
一実施形態による歪ゲージの取付方法について、対象となる歪ゲージの他の例を表面側から示す図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、歪ゲージを被測定部位に取り付ける取付方法について、図面を参照しながら説明する。なお、複数の例において、同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。また、歪ゲージが被測定部位に貼り付けられた状態において、歪ゲージと被測定部位とが接着している領域は、接着領域として実線の斜線で示す。また、歪ゲージが被測定部位に接着していない領域である非接着領域のうち阻害部材が設けられている領域は、隣接領域として二点鎖線の斜線で示す。そして、歪ゲージが被測定部位に接着していない領域である非接着領域のうち阻害部材が設けられていない領域は、斜線を付けずに示す。
【0009】
図1に示す歪ゲージ10は、被測定部位90の歪を測定する。歪ゲージ10は、例えば全体として矩形で厚みが数十μm~数mm程度のフィルム状に形成されている。なお、以下の説明において、歪ゲージ10の両面のうち、被測定部位90と対向する面を裏面と称し、裏面とは反対側の面つまり外側に露出する面を表面と称することがある。歪ゲージ10は、フィルム材20、ゲージ部21、端子部22、配線部23、ハンダ部24、及び接続線25を備えている。
【0010】
フィルム材20は、例えばポリイミド等の電気絶縁性を有する樹脂製であって、歪ゲージ10の外殻を構成する。ゲージ部21と端子部22と配線部23とハンダ部24との全体、及び接続線25の一部は、フィルム材20内に設けられている。フィルム材20は、詳細は図示しないが、例えばベース部材とカバー部材とを有して構成することができる。この場合、歪ゲージ10は、ベース部材とカバー部材との内側に、ゲージ部21、端子部22、配線部23、ハンダ部24の全体を配置して相互に貼り合わせることで構成することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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