TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025058880
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2024094150
出願日2024-06-11
発明の名称ガスセンサ
出願人日本特殊陶業株式会社
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類G01N 27/12 20060101AFI20250401BHJP(測定;試験)
要約【課題】、検出の感度を向上できるガスセンサを提供する。段切れを抑制できるガスセンサを提供する。
【解決手段】電極層31,32Lと、絶縁層24Lと、が交互に積層された積層体11と、被測定ガスに反応する感応膜40と、を備えるガスセンサ100であって、積層体11には、積層方向に窪んだ凹部11A1が形成され、凹部11A1は、電極層31,32Lの端面と絶縁層24Lの端面とを含んだ側面11Cを備え、感応膜40は、凹部11A1の側面11Cのうち、一層の絶縁層24Lと、それを挟む少なくとも一対の電極層31,32Lと、に接している、ガスセンサ100。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電極層と、絶縁層と、が交互に積層された積層体と、
被測定ガスに反応する感応膜と、を備えるガスセンサであって、
前記積層体には、積層方向に窪んだ凹部が形成され、
前記凹部は、前記電極層の端面と前記絶縁層の端面とを含んだ側面を備え、
前記感応膜は、前記凹部の側面のうち、一層の絶縁層と、それを挟む少なくとも一対の電極層と、に接している、ガスセンサ。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記凹部の側面は、前記積層方向に対し傾斜している、請求項1に記載のガスセンサ。
【請求項3】
前記凹部は、前記電極層の前記積層方向に直交する表面により構成された底面を備え、
前記感応膜は、前記凹部の底面に接している、請求項1または請求項2に記載のガスセンサ。
【請求項4】
前記凹部の外形は、平面視で正六角形、円形、正三角形、またはひし形をなしている、請求項1または請求項2に記載のガスセンサ。
【請求項5】
複数の前記凹部が、平面視で最密充填の配置とされている、請求項1または請求項2に記載のガスセンサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ガスセンサに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、センサとして、特許文献1に記載の技術が知られている。具体的に、特許文献1には、シリコン基板上に第1Au層を形成してAl



を利用して第2Au層を第1Au層と分離させて形成することで、Al



の厚さにあたるナノギャップが形成された、センサが開示されている。このセンサは、ナノギャップ間に溶液が注入されると、ナノギャップ両端の電気的な特性の変化を通じて特定の物質を検出することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-234799号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示の構成において、特定の物質の検出感度の向上が望まれる。そのため、センサにおいて、例えば、2つの電極層(金属層)やその間の絶縁層に接しており、特定の物質に反応する感応層(感応膜)を設けることが考えられる。しかしながら、この場合、電極層や絶縁層の形状に倣うように感応層に凹凸が生じたり曲げられたりすることがあり、この凹凸部分等において亀裂や断裂が生じる虞がある(これを段切れと呼ぶ)。
【0005】
本開示は上記のような事情に基づいて完成された技術であって、検出の感度を向上できるガスセンサを提供することを目的の一つとする。また、段切れを抑制できるガスセンサを提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のガスセンサは、電極層と、絶縁層と、が交互に積層された積層体と、被測定ガスに反応する感応膜と、を備えるガスセンサであって、前記積層体には、積層方向に窪んだ凹部が形成され、前記凹部は、前記電極層の端面と前記絶縁層の端面とを含んだ側面を備え、前記感応膜は、前記凹部の側面のうち、一層の絶縁層と、それを挟む少なくとも一対の電極層と、に接している。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、検出の感度を向上できるガスセンサの提供が可能となる。段切れを抑制できるガスセンサの提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態1に係るガスセンサ装置を模式的に表した平面図
ガスセンサの一部の断面構成を示した図
積層体の一方の傾斜面付近を拡大した断面図
積層体の表面を部分的に拡大した平面図
実施形態2に係るガスセンサ装置を模式的に表した平面図
ガスセンサの一部の断面構成を示した図
実施形態3に係る凹部を示した平面図
実施形態4に係る凹部を示した平面図
実施形態5に係る凹部を示した平面図
【発明を実施するための形態】
【0009】
最初に本開示の実施形態を列挙して説明する。
(1)本開示のガスセンサは、電極層と、絶縁層と、が交互に積層された積層体と、被測定ガスに反応する感応膜と、を備えるガスセンサであって、前記積層体には、積層方向に窪んだ凹部が形成され、前記凹部は、前記電極層の端面と前記絶縁層の端面とを含んだ側面を備え、前記感応膜は、前記凹部の側面のうち、一層の絶縁層と、それを挟む少なくとも一対の電極層と、に接している。
【0010】
(2)(1)に記載のガスセンサにおいて、前記凹部の側面は、前記積層方向に対し傾斜していてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
3日前
日本特殊陶業株式会社
電極および蓄電デバイス
2日前
日本精機株式会社
位置検出装置
6日前
東レ株式会社
シート状物の検査方法
4日前
エイブリック株式会社
電流検出回路
3日前
東ソー株式会社
自動分析装置及び方法
6日前
株式会社チノー
放射光測温装置
3日前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
3日前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
3日前
株式会社 キョーワ
食品搬送装置
3日前
富士電機株式会社
エンコーダ
4日前
日本碍子株式会社
ガスセンサ
3日前
TDK株式会社
温度センサ
4日前
株式会社ヨコオ
シートコンタクタ
6日前
シチズンファインデバイス株式会社
圧力検出装置
3日前
シチズンファインデバイス株式会社
圧力検出装置
3日前
オムロン株式会社
光電センサ
3日前
TDK株式会社
センサデバイス
3日前
旭光電機株式会社
電気的特性提供装置
3日前
株式会社ミツバ
モータ制御装置
3日前
セイコーエプソン株式会社
干渉計
6日前
JRCモビリティ株式会社
充電用温度判定回路
6日前
TDK株式会社
センサ
4日前
日本信号株式会社
表示装置
4日前
内山工業株式会社
分析装置用部材
5日前
株式会社オーケープランニング
スパン調整法
3日前
大陽日酸株式会社
試験体の熱特性を測定する試験装置
3日前
株式会社SUBARU
蓄電池の状態センサ装置
6日前
日本製鉄株式会社
回転機械の異常診断支援方法及び装置
4日前
株式会社半導体エネルギー研究所
分析用セル及びX線回折装置
3日前
株式会社ケー・エフ・シー
モルタル流動性試験システム
9日前
大成建設株式会社
地震動解析システム
4日前
ミネベアミツミ株式会社
角度センサ及び回転機器
3日前
国立大学法人 東京大学
粘性の測定装置及び方法
5日前
キクカワエンタープライズ株式会社
検査装置
3日前
SWCC株式会社
温度測定方法
9日前
続きを見る