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公開番号2025053914
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-07
出願番号2023163033
出願日2023-09-26
発明の名称シートコンタクタ
出願人株式会社ヨコオ
代理人個人,個人
主分類G01R 1/067 20060101AFI20250331BHJP(測定;試験)
要約【課題】検査対象物の高速化に対応可能なシートコンタクタを提供する。
【解決手段】絶縁性シートと、前記絶縁性シートの主面に配置された導電性の第1接触用突起部と、前記絶縁性シートの前記主面の反対面に配置された導電性の第2接触用突起部と、前記絶縁性シートを貫通して前記第1接触用突起部と前記第2接触用突起部とを接続する貫通導体部と、を備え、前記絶縁性シートは可撓性を有し、前記絶縁性シートの面方向における前記第1接触用突起部の位置と、前記第2接触用突起部の位置との間に位置ずれが存在する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
絶縁性シートと、
前記絶縁性シートの主面に配置された導電性の第1接触用突起部と、
前記絶縁性シートの前記主面の反対面に配置された導電性の第2接触用突起部と、
前記絶縁性シートを貫通して前記第1接触用突起部と前記第2接触用突起部とを接続する貫通導体部と、を備え、
前記絶縁性シートは可撓性を有し、
前記絶縁性シートの面方向における前記第1接触用突起部の位置と、前記第2接触用突起部の位置との間に位置ずれが存在する、シートコンタクタ。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記第1接触用突起部を部分的に囲むスリットが前記絶縁性シートに形成され、前記スリットは前記位置ずれ方向に垂直な成分と平行な成分を有する、請求項1に記載のシートコンタクタ。
【請求項3】
前記第1接触用突起部及び前記第2接触用突起部が配置され、かつ前記スリットで部分的に囲まれた前記絶縁性シートの領域は、前記スリットを境界として撓むことが可能である、請求項2に記載のシートコンタクタ。
【請求項4】
前記絶縁性シートの主面に前記貫通導体部と接続する導電性の第1ベース部が配置され、前記主面の反対面に前記貫通導体部と接続する導電性の第2ベース部が配置され、
前記第1ベース部上に前記第1接触用突起部が配置され、前記第2ベース部上に前記第2接触用突起部が配置されている、請求項1,2又は3に記載のシートコンタクタ。
【請求項5】
前記第1ベース部及び前記第2ベース部は剛性を有する、請求項4に記載のシートコンタクタ。
【請求項6】
前記第1ベース部及び前記第2ベース部の長手方向は、前記第1接触用突起部の位置と前記第2接触用突起部の位置との間の位置ずれ方向に略平行である、請求項4に記載のシートコンタクタ。
【請求項7】
前記第1接触用突起部及び前記第2接触用突起部は耐摩耗性金属である、請求項1,2又は3に記載のシートコンタクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートコンタクタに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
半導体集積回路等のデバイスの電気的特性の検査において、検査対象物であるデバイスと検査用基板との電気的接続のためにコンタクタが用いられる。近年、デバイスの高速化により短尺のコンタクタが必要になってきている。しかし、ばねを内蔵したポゴピンは短尺化が難しく、マイクロカンチのようなMEMS(micro electro mechanical system)プローブでは配置や、ストロークの確保が難しい問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-194322号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的の一例は、検査対象物の高速化に対応可能なシートコンタクタを提供することにある。本発明の他の目的は、本明細書の記載から明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様は、シートコンタクタであり、
絶縁性シートと、
前記絶縁性シートの主面に配置された導電性の第1接触用突起部と、
前記絶縁性シートの前記主面の反対面に配置された導電性の第2接触用突起部と、
前記絶縁性シートを貫通して前記第1接触用突起部と前記第2接触用突起部とを接続する貫通導体部と、を備え、
前記絶縁性シートは可撓性を有し、
前記絶縁性シートの面方向における前記第1接触用突起部の位置と、前記第2接触用突起部の位置との間に位置ずれが存在する。
【0006】
本発明の上記態様によれば、検査対象物の高速化に対応可能なシートコンタクタを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施形態に係るシートコンタクタ1の平面図である。
シートコンタクタ1における一つの接続用導体部10及びその近傍の拡大平面図である。
同拡大底面図である。
同拡大正面図である。
同拡大側面図である。
図2のA-A断面図である。
接続用導体部10及びその近傍の拡大斜視図である。
検査対象物であるデバイスを検査する場合で荷重を加えていない状態の拡大正断面図である。
検査対象物であるデバイスを検査する場合で荷重を加えた状態の拡大正断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1から図7を用いて本発明の実施形態に係るシートコンタクタ1を説明する。シートコンタクタ1は電気接続に用いるコンタクタであって、可撓性(フレキシブルな性質)を有する絶縁性シート5に、複数の接続用導体部10を配列している。絶縁性シート5はポリイミド等からなる樹脂シートである。
【0009】
個々の接続用導体部10は、絶縁性シート5の貫通孔6に埋設された貫通導体部11と、絶縁性シート5の上面(主面)に配置された導電性の第1ベース部12と、第1ベース部12上に配置された導電性の第1接触用突起部13と、絶縁性シート5の下面(主面の反対面)に配置された導電性の第2ベース部22と、第2ベース部22上に配置された導電性の第2接触用突起部23と、を有している。貫通導体部11、第1ベース部12及び第2ベース部22は銅、銅合金等の導電性金属であり、貫通導体部11は、第1ベース部12及び第2ベース部22を接続している。第1接触用突起部13及び第2接触用突起部23はニッケル系の耐摩耗性の導電性金属であり、それぞれ第1ベース部12及び第2ベース部22に接続している。第1ベース部12、第1接触用突起部13、第2ベース部22及び第2接触用突起部23は例えばフォトリソグラフィー等の技術で絶縁性シート5上に一体的に積層形成される。
【0010】
図2から図6に示すように、第1ベース部12及び第2ベース部22はそれぞれ長円形であって、絶縁シート5よりも大きな肉厚で絶縁性シート5に被着形成される。これにより、第1ベース部12及び第2ベース部22を形成した部分は、所要の剛性を有する。長円形の第1ベース部12及び第2ベース部22は、貫通導体部11が位置する領域では、絶縁性シート5の面方向位置において互いに重なっているが、長円形の長手方向において面方向位置がずれている。つまり、図6に示すように、第1ベース部12は貫通導体部11の右側が長く、第2ベース部22は貫通導体部11の左側が長い。そして、第1ベース部12の貫通導体部11から離れた側に円柱状の第1接触用突起部13が形成され、第2ベース部22の貫通導体部11から離れた側に円柱状の第2接触用突起部23が形成されている。従って、図4に示すように絶縁性シート5の上面(主面)側の第1接触用突起部13の中心位置P1と、絶縁性シート5の下面側の第2接触用突起部23の中心位置P2とは重ならず、P1とP2との間に位置ずれLが存在する。位置ずれLの方向は長円形の第1ベース部12及び第2ベース部22の長手方向に沿っている(長手方向に略平行である)。
(【0011】以降は省略されています)

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