TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025052729
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-07
出願番号2023161586
出願日2023-09-25
発明の名称充電用温度判定回路
出願人JRCモビリティ株式会社
代理人個人
主分類G01K 7/24 20060101AFI20250328BHJP(測定;試験)
要約【課題】蓄電池に配設されたサーミスタのR-T特性に応じて、蓄電池の温度の適否を適正に判定する。
【解決手段】リチウムイオン電池Bに温度測定用サーミスタRTが配設され、充電時において許容されるリチウムイオン電池Bの上限温度を許容上限温度THとし、リチウムイオン電池Bが充電中の温度測定用サーミスタRTの抵抗値と、許容上限温度THにおいて温度測定用サーミスタRTが示す抵抗値とを比較する第1のコンパレータ3と、第1のコンパレータ3による比較結果に基づいて、リチウムイオン電池Bの充電中の温度TDETの適否を判定して出力するアンド回路5と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
蓄電池に温度測定用サーミスタが配設され、充電時において許容される前記蓄電池の上限温度を許容上限温度とし、
前記蓄電池が充電中の前記温度測定用サーミスタの抵抗値と、前記許容上限温度において前記温度測定用サーミスタが示す抵抗値とを比較する上限温度比較部と、
前記上限温度比較部による比較結果に基づいて、前記蓄電池の充電中の温度の適否を判定して出力する判定出力部と、
を備えることを特徴とする充電用温度判定回路。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
充電時において許容される前記蓄電池の下限温度を許容下限温度とし、
前記蓄電池が充電中の前記温度測定用サーミスタの抵抗値と、前記許容下限温度において前記温度測定用サーミスタが示す抵抗値とを比較する下限温度比較部を備え、
前記判定出力部は、前記上限温度比較部による比較結果および前記下限温度比較部による比較結果に基づいて、前記蓄電池の充電中の温度の適否を判定して出力する、
ことを特徴とする請求項1に記載の充電用温度判定回路。
【請求項3】
前記上限温度比較部の比較対象である前記許容上限温度において前記温度測定用サーミスタが示す抵抗値と、前記下限温度比較部の比較対象である前記許容下限温度において前記温度測定用サーミスタが示す抵抗値とを変更可能となっている、
ことを特徴とする請求項2に記載の充電用温度判定回路。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、充電時における蓄電池の温度の適否・是非を判定する充電用温度判定回路に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、リチウムイオン電池の充電は、一般に、充電電圧と充電電流を管理する定電流定電圧充電方式が採用されている。また、リチウムイオン電池の異常過熱などを防止するために、リチウムイオン電池の温度が規定の温度範囲から逸脱した際には、充電を停止する必要がある。このため、従来から、リチウムイオン電池にサーミスタを搭載・配設して、リチウムイオン電池の温度および充電を管理している(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
すなわち、温度によってサーミスタの抵抗値が変化することを利用して、リチウムイオン電池の温度を測定する。そして、充電管理IC(Integrated Circuit)において、測定された温度が既定の温度範囲内であれば充電を継続し、既定の温度範囲外になると充電を停止するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-187585号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、サーミスタの温度特性(抵抗値と温度との関係を示すR-T特性)は、リチウムイオン電池の種類や製造メーカによって異なる場合がある。つまり、同じ温度であっても、サーミスタが示す抵抗値がリチウムイオン電池ごとに異なる場合がある。このようなサーミスタが示す抵抗値の差は、従来の充電管理ICでは吸収・補正できないため、1つの充電管理ICで使用できるリチウムイオン電池が限られてしまっていた。つまり、サーミスタが異なるリチウムイオン電池ごとに異なる充電管理ICを設ける必要があった。
【0006】
そこで本発明は、蓄電池に配設されたサーミスタのR-T特性に応じて、蓄電池の温度の適否を適正に判定可能な充電用温度判定回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、蓄電池に温度測定用サーミスタが配設され、充電時において許容される前記蓄電池の上限温度を許容上限温度とし、前記蓄電池が充電中の前記温度測定用サーミスタの抵抗値と、前記許容上限温度において前記温度測定用サーミスタが示す抵抗値とを比較する上限温度比較部と、前記上限温度比較部による比較結果に基づいて、前記蓄電池の充電中の温度の適否を判定して出力する判定出力部と、を備えることを特徴とする充電用温度判定回路である。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の充電用温度判定回路において、充電時において許容される前記蓄電池の下限温度を許容下限温度とし、前記蓄電池が充電中の前記温度測定用サーミスタの抵抗値と、前記許容下限温度において前記温度測定用サーミスタが示す抵抗値とを比較する下限温度比較部を備え、前記判定出力部は、前記上限温度比較部による比較結果および前記下限温度比較部による比較結果に基づいて、前記蓄電池の充電中の温度の適否を判定して出力する、ことを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の充電用温度判定回路において、前記上限温度比較部の比較対象である前記許容上限温度において前記温度測定用サーミスタが示す抵抗値と、前記下限温度比較部の比較対象である前記許容下限温度において前記温度測定用サーミスタが示す抵抗値とを変更可能となっている、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載の発明によれば、蓄電池が充電中の温度測定用サーミスタの抵抗値と、この温度測定用サーミスタが許容上限温度で示す抵抗値とを比較して、充電中の蓄電池の温度が上限を超えていないか否かを判定し、出力する。つまり、充電中の蓄電池の温度を実際に測定する温度測定用サーミスタが許容上限温度で示す抵抗値を用いて温度の適否を判定するため、蓄電池に配設された温度測定用サーミスタのR-T特性に応じて適正な判定を行うことが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
通電検査装置
4日前
個人
光フアィバー距離計測器
6日前
個人
光フアィバー距離計測器
6日前
日本精機株式会社
位置検出装置
今日
個人
バッテリ用交流電流供給装置
6日前
株式会社ハシマ
検針機
3日前
株式会社オービット
検査装置
13日前
日本FC企画株式会社
特性試験装置
24日前
有限会社フィット
外観検査装置
17日前
株式会社東芝
センサ
13日前
富士電機株式会社
回転機
14日前
株式会社SUBARU
車載装置
20日前
東ソー株式会社
自動分析装置及び方法
今日
株式会社東芝
試験装置
20日前
アズビル株式会社
真空計測システム
14日前
靜甲株式会社
液切れ性評価システム
21日前
アズビル株式会社
真空計測システム
14日前
富士電機株式会社
放射線検出器
5日前
DIC株式会社
測定装置
5日前
シスメックス株式会社
分析装置
10日前
株式会社タムラ製作所
電流検出器
10日前
オムロン株式会社
電気装置
21日前
個人
ネブライザー
12日前
株式会社アドバンテスト
試験装置
12日前
富士フイルム株式会社
圧力センサ
24日前
富士フイルム株式会社
圧力センサ
24日前
株式会社ヨコオ
シートコンタクタ
今日
日鉄テックスエンジ株式会社
情報処理装置
10日前
スタンレー電気株式会社
車両前方視認装置
3日前
株式会社国際電気
調整装置
17日前
本田技研工業株式会社
物体検出装置
3日前
スタンレー電気株式会社
車両前方視認装置
3日前
株式会社デンソー
電流検出器
17日前
ダイハツ工業株式会社
凹部の深さ測定方法
3日前
本田技研工業株式会社
物体検出装置
3日前
矢崎総業株式会社
電流センサ
4日前
続きを見る