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公開番号
2025052860
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-07
出願番号
2023161824
出願日
2023-09-26
発明の名称
乗員検知装置
出願人
株式会社アイシン
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G01S
13/56 20060101AFI20250331BHJP(測定;試験)
要約
【課題】乗員の体格を高精度に判定可能な乗員検知装置を提供する。
【解決手段】乗員検知装置は、移動体の室内に向けて送信された送信波が室内に存在する物体に反射されることにより発生する反射波に基づいて、室内で移動している物体の位置を室内の空間に対応する三次元マップ上で複数のプロットを含む点群として示す点群情報を取得する取得部と、点群情報に基づいて、複数の着座位置のそれぞれについて乗員が存在するか否かを判定する存否判定部と、点群情報に基づいて、乗員が存在すると判定された着座位置の上部の領域である注目領域に含まれるプロットの数に対する注目領域内の上部に設定された領域である上部領域に含まれるプロットの数の比率である上部比率を算出する演算部と、上部比率に基づいて、注目領域に存在する乗員の体格を判定する体格判定部と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
移動体の室内に向けて送信された送信波が前記室内に存在する物体に反射されることにより発生する反射波に基づいて、前記室内で移動している物体の位置を前記室内の空間に対応する三次元マップ上で複数のプロットを含む点群として示す点群情報を取得する取得部と、
前記点群情報に基づいて、複数の着座位置のそれぞれについて乗員が存在するか否かを判定する存否判定部と、
前記点群情報に基づいて、乗員が存在すると判定された前記着座位置の上部の領域である注目領域に含まれる前記プロットの数に対する前記注目領域内の上部に設定された領域である上部領域に含まれる前記プロットの数の比率である上部比率と、前記注目領域に含まれる前記プロットの数に対する前記注目領域内の前部に設定された領域である前部領域に含まれる前記プロットの数の比率である前部比率と、を算出する演算部と、
前記上部比率及び前記前部比率に基づいて、前記注目領域に存在する乗員の体格を判定する体格判定部と、
を備える乗員検知装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記体格判定部は、前記上部比率が予め定められた第1閾値以下であり、且つ前記前部比率が予め定められた第2閾値以上である場合に、前記注目領域に存在する乗員は子供であると判定する、
請求項1に記載の乗員検知装置。
【請求項3】
前記演算部は、前記点群情報に基づいて、前記注目領域に含まれる複数の前記プロットの位置のばらつき度合いを示すばらつき値を更に算出し、
前記体格判定部は、前記上部比率、前記前部比率及び前記ばらつき値に基づいて、前記注目領域に存在する乗員の体格を判定する、
請求項1に記載の乗員検知装置。
【請求項4】
前記体格判定部は、前記上部比率が予め定められた第1閾値以下であり、且つ前記前部比率が予め定められた第2閾値以上であり、且つ前記ばらつき値が予め定められた第3閾値以上である場合に、前記注目領域に存在する乗員は子供であると判定する、
請求項3に記載の乗員検知装置。
【請求項5】
移動体の室内に向けて送信された送信波が前記室内に存在する物体に反射されることにより発生する反射波に基づいて、前記室内で移動している物体の位置を前記室内の空間に対応する三次元マップ上で複数のプロットを含む点群として示す点群情報を取得する取得部と、
前記点群情報に基づいて、複数の着座位置のそれぞれについて乗員が存在するか否かを判定する存否判定部と、
前記点群情報に基づいて、乗員が存在すると判定された前記着座位置の上部の領域である注目領域に含まれる前記プロットの数に対する前記注目領域内の上部に設定された領域である上部領域に含まれる前記プロットの数の比率である上部比率を算出する演算部と、
前記上部比率に基づいて、前記注目領域に存在する乗員の体格を判定する体格判定部と、
を備える乗員検知装置。
【請求項6】
移動体の室内に向けて送信された送信波が前記室内に存在する物体に反射されることにより発生する反射波に基づいて、前記室内で移動している物体の位置を前記室内の空間に対応する三次元マップ上で複数のプロットを含む点群として示す点群情報を取得する取得部と、
前記点群情報に基づいて、複数の着座位置のそれぞれについて乗員が存在するか否かを判定する存否判定部と、
前記点群情報に基づいて、乗員が存在すると判定された前記着座位置の上部の領域である注目領域に含まれる前記プロットの数に対する前記注目領域内の前部に設定された領域である前部領域に含まれる前記プロットの数の比率である前部比率を算出する演算部と、
前記前部比率に基づいて、前記注目領域に存在する乗員の体格を判定する体格判定部と、
を備える乗員検知装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、乗員検知装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
車両等の移動体において、車室内に電磁波等の送信波を送信し、送信波が物体に反射されることにより発生する反射波に基づいて車室内に存在する乗員を検知する乗員検知装置が利用されている。このような乗員検知装置による検知結果は、乗員保護システムや乗員監視システム、運転支援システム等に利用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-101415号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
乗員検知装置による検知結果を乗員保護システム等に利用しようとする場合、乗員の存否だけでなく、乗員の体格(例えば、大人であるか子供であるか等)を判定する機能が要求される。
【0005】
本発明の実施形態が解決しようとする課題の一つは、乗員の体格を高精度に判定可能な乗員検知装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態としての乗員検知装置は、移動体の室内に向けて送信された送信波が室内に存在する物体に反射されることにより発生する反射波に基づいて、室内で移動している物体の位置を室内の空間に対応する三次元マップ上で複数のプロットを含む点群として示す点群情報を取得する取得部と、点群情報に基づいて、複数の着座位置のそれぞれについて乗員が存在するか否かを判定する存否判定部と、点群情報に基づいて、乗員が存在すると判定された着座位置の上部の領域である注目領域に含まれるプロットの数に対する注目領域内の上部に設定された上部領域に含まれるプロットの数の比率である上部比率と、注目領域に含まれるプロットの数に対する注目領域内の前部に設定された前部領域に含まれるプロットの数の比率である前部比率と、を算出する演算部と、上部比率及び前部比率に基づいて、注目領域に存在する乗員の体格を判定する体格判定部と、を備える。
【0007】
上記構成によれば、乗員が存在すると判定された着座位置に対応する注目領域、上部領域及び前部領域のそれぞれのプロット数に基づいて算出される上部比率及び前部比率に基づいて乗員の体格が判定される。これにより、乗員の体格を高精度に判定できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態の乗員検知装置が搭載される車両の車室内の構成の一例を示す側面図である。
図2は、第1実施形態の乗員検知装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3は、第1実施形態の乗員検知装置の機能構成の一例を示すブロック図である。
図4は、実施形態の点群情報の一例を示す図である。
図5は、第1実施形態における注目領域と上部領域と乗員が大人である場合の点群との関係の一例を示す図である。
図6は、第1実施形態における注目領域と上部領域と乗員が子供である場合の点群との関係の一例を示す図である。
図7は、第1実施形態の上部比率の算出方法の一例を示す図である。
図8は、第1実施形態における注目領域と前部領域と乗員が大人である場合の点群との関係の一例を示す図である。
図9は、第1実施形態における注目領域と前部領域と乗員が子供である場合の点群との関係の一例を示す図である。
図10は、第1実施形態の前部比率の算出方法の一例を示す図である。
図11は、第1実施形態の乗員検知装置による処理の一例を示すフローチャートである。
図12は、第2実施形態の乗員検知装置の機能構成の一例を示す図である。
図13は、第2実施形態における注目領域と乗員が大人である場合の点群との関係の一例を示す図である。
図14は、第2実施形態における注目領域と乗員が子供である場合の点群との関係の一例を示す図である。
図15は、第2実施形態の乗員検知装置による処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、並びに当該構成によりもたらされる作用、結果、及び効果は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によりも実現可能であるとともに、基本的な構成に基づく種々の効果や派生的な効果のうち、少なくとも一つを得ることが可能である。
【0010】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の乗員検知装置1が搭載される車両10の車室R内の構成の一例を示す側面図である。図中、X方向は、車両10の後部から前部へ向かう方向に対応し、Y方向は、車両10の左側面から右側面へ向かう方向に対応し、Z方向は、車両10の下部から上部へ向かう方向に対応している。
(【0011】以降は省略されています)
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