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公開番号
2025054621
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023163757
出願日
2023-09-26
発明の名称
車両用トルクベクタリング装置
出願人
株式会社アイシン
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
B62M
6/45 20100101AFI20250331BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】左右一対の車輪の駆動をモータとモータとは別の動力装置とで行うことが可能な車両において、動力装置が車輪を駆動している場に左右一対の車輪間でトルクの移動が可能な車両用トルクベクタリング装置を得る。
【解決手段】車両用トルクベクタリング装置は、左右一対の車輪に対応して設けられた左右一対のモータを備える。車両の旋回時に、左右一対の車輪のうち旋回内側の車輪に対して設けられたモータが動力装置の駆動力によって回生発電を行い、左右一対の車輪のうち旋回外側の車輪に対して設けられたモータが回生発電の電力によって旋回外側の車輪を駆動する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
左右一対のドライブシャフトと、前記左右一対のドライブシャフトに結合され前記左右一対のドライブシャフトと一体に回転する左右一対の車輪と、前記ドライブシャフトを介して前記車輪を駆動する動力装置と、を備えた車両に設けられる車両用トルクベクタリング装置であって、
前記動力装置からの動力を前記ドライブシャフトに出力する出力部材と、
前記左右一対の車輪に対応して設けられた左右一対のモータと、
前記左右一対のモータと前記左右一対のドライブシャフトとを連結し、前記左右一対のモータと前記左右一対のドライブシャフトとの間でトルクを伝達する左右一対の伝達部と、
前記左右一対のドライブシャフトの差動回転を可能にする差動部と、
を備え、
前記車両の旋回時に、前記左右一対の車輪のうち旋回内側の前記車輪に対して設けられた前記モータが前記動力装置の駆動力によって回生発電を行い、前記左右一対の車輪のうち旋回外側の前記車輪に対して設けられた前記モータが前記回生発電の電力によって前記旋回外側の前記車輪を駆動する、
車両用トルクベクタリング装置。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
前記差動部は、前記左右一対のドライブシャフトと前記出力部材とを連結した左右一対のワンウェイクラッチを含み、
前記ワンウェイクラッチは、前記車両が前進する場合において前記ドライブシャフトの回転速度が前記出力部材の回転速度よりも大きい場合に、前記ドライブシャフトと前記出力部材との連結を解除する、
請求項1に記載の車両用トルクベクタリング装置。
【請求項3】
前記出力部材と一体に回転し、前記左右一対のワンウェイクラッチを介して前記左右一対のドライブシャフトに連結されるセンタードライブシャフトを備えた、
請求項2に記載の車両用トルクベクタリング装置。
【請求項4】
前記出力部材は、従動部であり、
前記動力装置は、駆動部と、前記駆動部と前記従動部とに掛け渡された連結部材とを介して、前記従動部に動力を伝達する、
請求項1に記載の車両用トルクベクタリング装置。
【請求項5】
前記左右一対のモータは、前記動力装置の停止時には、前記左右一対の車輪を駆動する、
請求項1に記載の車両用トルクベクタリング装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用トルクベクタリング装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、左右一対の車輪(駆動輪)の動力源として、モータと、モータとは別の内燃機関等の動力装置とを備えたハイブリッド車両がある。また、左右一対の車輪へ伝達するトルクの分配を制御する車両用トルクベクタリング装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-152387号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術の車両用トルクベクタリング装置は、上記のようなハイブリッド車両において、モータとは別の動力装置が車輪を駆動している場合のトルクの配分を行う構成ではない。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、左右一対の車輪の駆動をモータとモータとは別の動力装置とで行うことが可能な車両において、動力装置が車輪を駆動している場合に左右一対の車輪間でトルクの移動が可能な車両用トルクベクタリング装置を得ることを課題の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る車両は、左右一対のドライブシャフトと、前記左右一対のドライブシャフトに結合され前記左右一対のドライブシャフトと一体に回転する左右一対の車輪と、前記ドライブシャフトを介して前記車輪を駆動する動力装置と、を備えた車両に設けられる車両用トルクベクタリング装置であって、前記動力装置からの動力を前記ドライブシャフトに出力する出力部材と、前記左右一対の車輪に対応して設けられた左右一対のモータと、前記左右一対のモータと前記左右一対のドライブシャフトとを連結し、前記左右一対のモータと前記左右一対のドライブシャフトとの間でトルクを伝達する左右一対の伝達部と、前記左右一対のドライブシャフトの差動回転を可能にする差動部と、を備え、前記車両の旋回時に、前記左右一対の車輪のうち旋回内側の前記車輪に対して設けられた前記モータが前記動力装置の駆動力によって回生発電を行い、前記左右一対の車輪のうち旋回外側の前記車輪に対して設けられた前記モータが前記回生発電の電力によって前記旋回外側の前記車輪を駆動する。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る車両用トルクベクタリング装置によれば、左右一対の車輪の駆動をモータとモータとは別の動力装置とで行うことが可能な車両において、動力装置が車輪を駆動している場合に左右一対の車輪間でトルクの移動が可能な車両用トルクベクタリング装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1の実施形態の車両を示す例示的かつ模式的な側面図である。
図2は、第1の実施形態の車両の駆動系を示す例示的かつ模式的な断面図である。
図3は、第1の実施形態の車両のトルクベクタリング装置を示す例示的かつ模式的な断面図である。
図4は、第1の実施形態の車両の電気系の構成を示す例示的かつ模式的なブロック図である。
図5は、第2の実施形態の車両のトルクベクタリング装置を示す例示的かつ模式的な断面図である。
図6は、第3の実施形態の車両のトルクベクタリング装置を示す例示的かつ模式的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態および変形例を図面に基づいて説明する。以下に記載する実施形態および変形例の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および効果は、あくまで一例であって、以下の記載内容に限られるものではない。
【0010】
なお、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係、各要素の比率等は、現実と異なる場合がある。また、図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。また、本明細書では、序数は、部品や、部材、部位、位置、方向等を区別するためだけに用いられており、順番や優先度を示すものではない。
(【0011】以降は省略されています)
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