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公開番号
2025054983
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023164251
出願日
2023-09-27
発明の名称
アクティブサスペンション
出願人
株式会社アイシン
代理人
個人
主分類
F16F
1/14 20060101AFI20250401BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】実効長さを確保しつつコンパクトな捩じりばねを備えたアクティブサスペンションを得る。
【解決手段】中空のロータ軸m2を持つロータm1を備えたモータMと、モータMを内装するハウジングHと、ロータm1の軸心Xと同軸心状に設けられ、ロータm1の回転を受けて回転する出力部g1と、出力部g1からの回転が伝達される筒状の第1捩じりばねS1と、ロータ軸m2および第1捩じりばねS1に内挿された状態で、自身の一方の端部と第1捩じりばねS1の端部とが軸心Xの周りに相対回転不能に固定され、自身の他方の端部が作用対象に向けて延出する第2捩じりばねS2と、を備えているアクティブサスペンションA。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
中空のロータ軸を持つロータを備えたモータと、
前記モータを内装するハウジングと、
前記ロータの軸心と同軸心状に設けられ、前記ロータの回転を受けて回転する出力部と、
前記出力部からの回転が伝達される筒状の第1捩じりばねと、
前記ロータ軸および前記第1捩じりばねに内挿された状態で、自身の一方の端部と前記第1捩じりばねの端部とが前記軸心の周りに相対回転不能に固定され、自身の他方の端部が作用対象に向けて延出する第2捩じりばねと、
を備えているアクティブサスペンション。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記第2捩じりばねを支持する軸受が少なくとも一つ前記ハウジングに設けられている請求項1に記載のアクティブサスペンション。
【請求項3】
前記第1捩じりばねと前記第2捩じりばねとの固定がスプライン結合であって、
前記第1捩じりばねと前記出力部とが前記モータの一方側で接続され、
前記第2捩じりばねの前記軸受が前記モータの他方側に設けられている請求項2に記載のアクティブサスペンション。
【請求項4】
前記スプライン結合に係る部位において、前記第1捩じりばねの端部には孔部を有する底部が形成されると共に、前記第2捩じりばねの端面には雌ねじ部が形成され、前記孔部の外側から前記底部に挿入した雄ねじ部材の締め付け量に応じて、前記第1捩じりばねと前記第2捩じりばねとの相対位置が調整可能である請求項3に記載のアクティブサスペンション。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数段に接続された捩じりばねがモータと一体に構成してあるアクティブサスペンションに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、このようなアクティブサスペンションとしては例えば特許文献1に示すものがある(〔0004〕~〔0005〕及び図1、図3、図4参照)。
【0003】
従来のアクティブサスペンションでは、ばね上部材とばね下部材との間に、サスペンションスプリング、液圧式ショックアブソーバおよび接近離間力発生装置が配設されている。このうち接近離間力発生装置には、弾性体と電磁式アクチュエータ26とが備えられており、電磁式アクチュエータ26が発揮する力が弾性体を介して車体と車輪との振動を減衰する接近離間力として作用する。
【0004】
この従来のサスペンションでは、各車輪において、ショックアブソーバによる減衰力に加えて接近離間力発生装置による減衰力を発生させることで、車両が旋回走行する際のロールを抑制することができる。接近離間力発生装置の制御により、振動減衰特性を好適に変化させ得るため、車両用サスペンションシステムの実用性が向上するとのことである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-55944号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記従来のアクティブサスペンションにあっては、モータを用いて構成された電磁式アクチュエータ26から捩じりばねであるシャフト部60が延出し、その端部に設けたアーム部62によってリンクロッド32を押し引きする。これにより、サスペンションのロアアーム46に減衰力が付与される。ロアアーム46には、別途、コイルスプリング51とショックアブソーバ52が取り付けられており、電磁式アクチュエータ26の駆動によって、サスペンションの動作が制御される。
【0007】
この構成によれば、捩じりばねとしてのシャフト部60が電磁式アクチュエータ26とアーム部62との間に設けられる。しかし、これら構成の設置空間の大きさに鑑みれば、シャフト部60は所定長さに制限されるため、シャフト部60が所期の捩じり特性を発揮できなくなる場合がある。例えば、シャフト部60の剛性が過度に高くなるため、硬いサスペンションとなりがちである。また、シャフト部60の特定箇所に応力集中が生じ易く、シャフト部60の耐久性が損なわれる可能性もある。
【0008】
このように、従来のアクティブサスペンションでは、構成や配置スペースにつき種々の解決すべき課題を有しており、従来より実効長さを確保しつつコンパクトな捩じりばねを備えたアクティブサスペンションが求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(特徴構成)
本発明に係るアクティブサスペンションの特徴構成は、
中空のロータ軸を持つロータを備えたモータと、
前記モータを内装するハウジングと、
前記ロータの軸心と同軸心状に設けられ、前記ロータの回転を受けて回転する出力部と、
前記出力部からの回転が伝達される筒状の第1捩じりばねと、
前記ロータ軸および前記第1捩じりばねに内挿された状態で、自身の一方の端部と前記第1捩じりばねの端部とが前記軸心の周りに相対回転不能に固定され、自身の他方の端部が作用対象に向けて延出する第2捩じりばねと、
を備えた点にある。
【0010】
(効果)
本構成のごとく、第1捩じりばねと第2捩じりばねとを二重構造とし、第1捩じりばねの端部を出力部に連携させると共に、第2捩じりばねの端部を作用対象に延出させることで、捩じりばねの実効長さを確保しつつ、全長の短いコンパクトな捩じりばねを得ることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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