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公開番号2025054853
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023164038
出願日2023-09-26
発明の名称車両用パーキング装置
出願人株式会社アイシン
代理人個人
主分類F16H 63/04 20060101AFI20250331BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】出力軸用回転角度センサに起因する部品点数の増加を抑制することが可能な車両用パーキング装置を提供する。
【解決手段】この車両用パーキング装置100は、パーキングロック状態において、ストッパ66により被駆動ギヤ62の回転が止められたことによって発生するモータ5の電流値の上昇に基づいて、ギヤ回転角度規制位置Φ1を取得する制御部8を備える。制御部8は、取得したギヤ回転角度規制位置Φ1と、第1相対回転角度ΔΦ1とに基づいて、モータ5のモータパーキングロック回転角度位置θ2を取得し、モータパーキングロック回転角度位置θ2と、第2相対回転角度ΔΦ2とに基づいて、モータ5のモータパーキングロック解除回転角度位置θ3を取得する制御を行うように構成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車両のパーキングロック状態およびパーキングロック解除状態を切り替えるための駆動力を発生させるモータと、
前記モータの回転に伴って回転する被駆動ギヤと、前記パーキングロック状態の際に前記被駆動ギヤの回転をギヤ回転角度規制位置において止めるストッパとを含み、前記モータに接続され、前記ギヤ回転角度規制位置から前記被駆動ギヤのギヤパーキングロック回転角度位置に向けて減速比を上昇させるように構成された伝達機構と、
前記伝達機構に接続され、前記パーキングロック状態におけるパーキングロック位置と、前記パーキングロック解除状態におけるパーキングロック解除位置とを往復するパーキングロッドと、
前記ギヤ回転角度規制位置と前記ギヤパーキングロック回転角度位置との第1相対回転角度、および、前記ギヤパーキングロック回転角度位置と前記被駆動ギヤのギヤパーキングロック解除回転角度位置との第2相対回転角度を記憶した記憶部と、
前記パーキングロック状態において、前記ストッパにより前記被駆動ギヤの回転が止められたことによって発生する前記モータの電流値の上昇に基づいて、前記ギヤ回転角度規制位置を取得する制御部とを備え、
前記制御部は、取得した前記ギヤ回転角度規制位置と、前記第1相対回転角度とに基づいて、前記モータのモータパーキングロック回転角度位置を取得し、前記モータパーキングロック回転角度位置と、前記第2相対回転角度とに基づいて、前記モータのモータパーキングロック解除回転角度位置を取得する制御を行うように構成されている、車両用パーキング装置。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記伝達機構は、前記被駆動ギヤを有し、前記ギヤ回転角度規制位置から前記ギヤパーキングロック回転角度位置までの減速比の上昇の度合いが、前記ギヤパーキングロック回転角度位置と前記ギヤパーキングロック解除回転角度位置との間の中間部分の減速比の変化の度合いよりも大きくなるように構成された減速機構を含む、請求項1に記載の車両用パーキング装置。
【請求項3】
前記伝達機構は、前記モータのトルクを前記パーキングロッドに出力するための出力軸をさらに含み、
前記ギヤ回転角度規制位置に対応する前記モータのモータ回転角度規制位置と前記モータパーキングロック回転角度位置との差が、前記減速機構による減速比の上昇により、前記ギヤ回転角度規制位置に対応する前記出力軸の出力軸回転角度規制位置と、前記ギヤパーキングロック回転角度位置に対応する前記出力軸の出力軸パーキングロック回転角度位置との差よりも大きい、請求項2に記載の車両用パーキング装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記パーキングロック状態から前記パーキングロック解除状態に切り替える際、前記モータパーキングロック回転角度位置から前記第2相対回転角度の分だけ前記被駆動ギヤを回転させたことに基づいて、前記モータパーキングロック解除回転角度位置を取得する制御を行うように構成されている、請求項1に記載の車両用パーキング装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用パーキング装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両用パーキング装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、モータを備えるシフト装置(車両用パーキング装置)が開示されている。このシフト装置は、駆動力伝達機構(伝達機構)と、ディテントスプリングと、ディテントプレートと、パーキング機構(パーキングロッド)と、モータ用回転角度センサと、出力軸用回転角度センサと、制御基板(制御部)とを備えている。
【0004】
上記特許文献1の駆動力伝達機構は、モータからの駆動力をディテントプレートに伝達するように構成されている。駆動力伝達機構は、ギヤ部(被駆動ギヤ)と、出力軸とを含んでいる。ギヤ部は、モータの回転に伴って回転するように構成されている。出力軸は、ディテントプレートに接続されている。
【0005】
上記特許文献1のディテントプレートは、シフト位置として、パーキング位置と、リバース位置、ニュートラル位置およびドライブ位置を含む非パーキング位置とに対応した複数の谷部を含んでいる。ディテントプレートは、出力軸から伝達された駆動力により、パーキング位置と、非パーキング位置とに回動するように構成されている。
【0006】
上記特許文献1のパーキング機構は、ディテントプレートに接続されている。パーキング機構は、ディテントプレートがパーキング位置に回動した際に、車輪の回転をロックするパーキングロック位置に駆動するように構成されている。
【0007】
上記特許文献1の制御基板は、モータ用回転角度センサから取得したモータの回転角度位置、および、出力軸用回転角度センサから取得した出力軸の回転角度位置に基づいて、パーキング機構のパーキングロック位置に対応する出力軸の出力軸パーキングロック回転角位置、および、パーキング機構のパーキングロック解除位置に対応する出力軸の出力軸パーキングロック解除回転角位置の各々を取得する制御を行う。制御基板は、これらの取得された出力軸パーキングロック回転角位置および出力軸パーキングロック解除回転角位置に基づいて、出力軸の出力軸パーキングロック回転角位置および出力軸パーキングロック解除回転角位置の各々への回転角度位置の制御を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2021-196017号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、上記特許文献1のシフト装置では、モータ用回転角度センサから取得したモータの回転角度位置、および、出力軸用回転角度センサから取得した出力軸の回転角度位置の両方の情報がなければ、出力軸パーキングロック回転角位置および出力軸パーキングロック解除回転角位置を取得できない。このため、上記特許文献1のシフト装置では、出力軸用回転角度センサを用いずに、出力軸パーキングロック回転角度位置および出力軸パーキングロック解除回転角度位置の各々を取得することにより、出力軸用回転角度センサに起因する装置(パーキング装置)の部品点数の増加を抑制することが望まれている。
【0010】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、出力軸用回転角度センサに起因する部品点数の増加を抑制することが可能な車両用パーキング装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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