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公開番号
2025036166
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-14
出願番号
2024129825
出願日
2024-08-06
発明の名称
通信システム
出願人
株式会社デンソー
代理人
名古屋国際弁理士法人
主分類
H04L
43/08 20220101AFI20250306BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】通信システムにおいて異常検出精度を向上させる。
【解決手段】ECU3は、電子ヒューズ15を介してバッテリ7から電力供給を受ける。ECU5は、ECU3との間でフレームを送受信可能に接続される。ECU2は、電子ヒューズ15の動作を制御する。ECU3,5は、ダイアグマスクテーブル45を記憶する。ダイアグマスクテーブル45は、通信グループと、電子ヒューズ15,16を介した電力供給が遮断されるECU、および、スリープ状態になるECUと、受信しないCANフレームのCANIDとの組み合わせが、1または複数設定される。ECU2は、取得した起動トリガ情報に基づいて起動グループを判定する。ECU2は、判定した起動グループを示すフレームをECU3,5へ送信する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
通信フレームを送受信可能に接続された複数の電子制御装置(2~6)を備える通信システム(1)であって、
複数の前記電子制御装置はそれぞれ、複数の通信グループの少なくとも1つに属し、
前記通信システムは、前記通信グループ毎に個別に、前記通信グループに属する1または複数の前記電子制御装置を一括してウェイクアップ状態とスリープ状態との間で切り替え可能に構成され、
複数の前記電子制御装置は、
給電経路を導通させる導通状態と前記給電経路を遮断する遮断状態との間で切り替わるように構成された給電切替部(15)を介して電源(7)から電力供給を受ける第1制御装置(3)と、
前記第1制御装置との間で前記通信フレームを送受信可能に接続される第2制御装置(5)と、
前記第1制御装置および前記第2制御装置との間で前記通信フレームを送受信可能に接続され、前記給電切替部の動作を制御するように構成された第3制御装置(2)とを含み、
前記第1制御装置および前記第2制御装置は、
前記通信グループと、前記給電切替部を介した電力供給が遮断される前記電子制御装置である遮断装置、および、前記スリープ状態になる前記電子制御装置であるスリープ装置と、受信しない前記通信フレームの識別情報である不受信フレーム識別情報との組み合わせである起動停止組み合わせが、1または複数設定されるダイアグマスクテーブル(45)を記憶し、
前記第3制御装置は、
前記ウェイクアップ状態にする前記通信グループである起動グループを判定するための起動トリガ情報を取得すると、取得した前記起動トリガ情報に基づいて、前記起動グループを判定するように構成されたグループ判定部(S20)と、
前記グループ判定部が判定した前記起動グループを示す前記通信フレームである管理フレームを前記第1制御装置および前記第2制御装置へ送信するように構成された起動グループ送信部(S30)と
を備える通信システム。
続きを表示(約 3,000 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の通信システムであって、
前記第1制御装置および前記第2制御装置は、
前記ダイアグマスクテーブルを参照することにより、受信した前記管理フレームが示す前記起動グループに対してダイアグマスクを設定するように構成される通信システム。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の通信システムであって、
前記第3制御装置は、更新された前記ダイアグマスクテーブルを取得すると、更新された前記ダイアグマスクテーブルを前記第1制御装置および前記第2制御装置へ送信するように構成される通信システム。
【請求項4】
通信フレームを送受信可能に接続された複数の電子制御装置(2~6)を備える通信システム(1)であって、
複数の前記電子制御装置はそれぞれ、複数の通信グループの少なくとも1つに属し、
前記通信システムは、前記通信グループ毎に個別に、前記通信グループに属する1または複数の前記電子制御装置を一括してウェイクアップ状態とスリープ状態との間で切り替え可能に構成され、
複数の前記電子制御装置は、
給電経路を導通させる導通状態と前記給電経路を遮断する遮断状態との間で切り替わるように構成された給電切替部(15)を介して電源(7)から電力供給を受ける第1制御装置(3)と、
前記第1制御装置との間で前記通信フレームを送受信可能に接続される第2制御装置(5)と、
前記第1制御装置および前記第2制御装置との間で前記通信フレームを送受信可能に接続され、前記給電切替部の動作を制御するように構成された第3制御装置(2)とを含み、
前記第3制御装置は、
前記通信グループと、前記給電切替部を介した電力供給が遮断される前記電子制御装置である遮断装置、および、前記スリープ状態になる前記電子制御装置であるスリープ装置と、受信しない前記通信フレームの識別情報である不受信フレーム識別情報との組み合わせである起動停止組み合わせが、1または複数設定されるダイアグマスクテーブル(27)を記憶し、
前記ウェイクアップ状態にする前記通信グループである起動グループを判定するための起動トリガ情報を取得すると、取得した前記起動トリガ情報に基づいて、前記起動グループを判定するように構成されたグループ判定部(S220)と、
前記グループ判定部が判定した前記起動グループに対応する前記起動停止組み合わせをダイアグマスク情報として前記第1制御装置および前記第2制御装置へ送信するように構成されたスリープマスク情報送信部(S230)と
を備える通信システム。
【請求項5】
請求項4に記載の通信システムであって、
前記第1制御装置および前記第2制御装置は、
受信した前記ダイアグマスク情報に基づいてダイアグマスクを設定するように構成される通信システム。
【請求項6】
請求項4または請求項5に記載の通信システムであって、
前記ダイアグマスクテーブルには、更に、前記給電切替部を介して給電されている前記第1制御装置と前記不受信フレーム識別情報との組み合わせである切替部組み合わせが、1または複数設定され、
前記第3制御装置は、
前記給電切替部がオン状態からオフ状態に切り替わった場合に、前記切替部組み合わせを前記ダイアグマスク情報として前記第2制御装置へ送信するように構成された切替マスク情報送信部(S260)を更に備える通信システム。
【請求項7】
請求項1または請求項4に記載の通信システムであって、
前記起動トリガ情報は、複数の前記通信グループのそれぞれに対して1ビットが割り当てられ、前記ウェイクアップ状態にする前記通信グループに対応するビットに1が設定されるように構成された前記通信フレームを含む通信システム。
【請求項8】
請求項1または請求項4に記載の通信システムであって、
前記起動トリガ情報は、予め設定されたイベントが発生したことを示すイベント発生情報を含み、
前記第3制御装置は、1または複数の前記イベントと前記起動グループとを対応付ける起動テーブル(25)を備え、
前記第3制御装置の前記グループ判定部は、前記イベント発生情報を取得すると、前記起動テーブルを参照することにより、前記起動グループを判定するように構成される通信システム。
【請求項9】
請求項1または請求項2に記載の通信システムであって、
前記給電切替部は、電子ヒューズを含む通信システム。
【請求項10】
通信フレームを送受信可能に接続された複数の電子制御装置(101~116,118)を備える通信システム(100)であって、
複数の前記電子制御装置はそれぞれ、複数の通信グループの少なくとも1つに属し、
前記通信システムは、前記通信グループ毎に個別に、前記通信グループに属する1または複数の前記電子制御装置を一括してウェイクアップ状態とスリープ状態との間で切り替え可能に構成され、
複数の前記電子制御装置は、
給電経路を導通させる導通状態と前記給電経路を遮断する遮断状態との間で切り替わるように構成された給電切替部(195)を介して電源(117)から電力供給を受ける第1スレーブ制御装置(108)と、
前記第1スレーブ制御装置との間で前記通信フレームを送受信可能に接続される第2スレーブ制御装置(109)と、
前記第1スレーブ制御装置および前記第2スレーブ制御装置との間で前記通信フレームを送受信可能に接続され、前記給電切替部の動作を制御するように構成されたゾーン制御装置(104)と、
前記ゾーン制御装置との間で前記通信フレームを送受信可能に接続されたセントラル制御装置(101)とを含み、
前記ゾーン制御装置、前記第1スレーブ制御装置および前記第2スレーブ制御装置は、
前記通信グループと、前記給電切替部を介した電力供給が遮断される前記電子制御装置である遮断装置、および、前記スリープ状態になる前記電子制御装置であるスリープ装置と、受信しない前記通信フレームの識別情報である不受信フレーム識別情報との組み合わせである起動停止組み合わせが、1または複数設定されるダイアグマスクテーブル(207,287)を記憶し、
前記セントラル制御装置は、
前記ウェイクアップ状態にする前記通信グループである起動グループを判定するための起動トリガ情報を取得すると、取得した前記起動トリガ情報に基づいて、前記起動グループを判定するように構成されたグループ判定部(S320)と、
前記グループ判定部が判定した前記起動グループを示す前記通信フレームである管理フレームを前記ゾーン制御装置へ送信するように構成された起動グループ送信部(S330)とを備え、
前記ゾーン制御装置は、
前記セントラル制御装置から受信した前記管理フレームを前記第1スレーブ制御装置および前記第2スレーブ制御装置へ転送するように構成されたフレーム転送部(S420)を備える通信システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、複数の電子制御装置を備える通信システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数の電子制御装置ごとに電子制御装置の電源のオン/オフを個別に切替える電源リレーを備え、車両の状況に基づいて特定されたシーンに対応する特定の電子制御装置について特定の電子制御装置の電源のオン/オフを切替える制御内容を決定し、決定された制御内容に基づき、電源リレーを用いて特定の電子制御装置に供給される電源のオン/オフを切り替える車載ネットワークシステムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-81021号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明者の詳細な検討の結果、複数の電子制御装置を備え、複数の電子制御装置の電源のオン/オフを切り替えるように構成された通信システムにおいて、通信途絶の異常を誤って検出し、異常検出精度が低下してしまうという課題が見出された。
【0005】
本開示は、通信システムにおいて異常検出精度を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、通信フレームを送受信可能に接続された複数の電子制御装置(2~6)を備える通信システム(1)である。
複数の電子制御装置はそれぞれ、複数の通信グループの少なくとも1つに属する。通信システムは、通信グループ毎に個別に、通信グループに属する1または複数の電子制御装置を一括してウェイクアップ状態とスリープ状態との間で切り替え可能に構成される。
【0007】
複数の電子制御装置は、第1制御装置(3)と、第2制御装置(5)と、第3制御装置(2)とを含む。
第1制御装置は、給電経路を導通させる導通状態と給電経路を遮断する遮断状態との間で切り替わるように構成された給電切替部(15)を介して電源(7)から電力供給を受ける。
【0008】
第2制御装置は、第1制御装置との間で通信フレームを送受信可能に接続される。
第3制御装置は、第1制御装置および第2制御装置との間で通信フレームを送受信可能に接続され、給電切替部の動作を制御するように構成される。
【0009】
第1制御装置および第2制御装置は、ダイアグマスクテーブル(45)を記憶する。
ダイアグマスクテーブルは、通信グループと、給電切替部を介した電力供給が遮断される電子制御装置である遮断装置、および、スリープ状態になる電子制御装置であるスリープ装置と、受信しない通信フレームの識別情報である不受信フレーム識別情報との組み合わせである起動停止組み合わせが、1または複数設定される。不受信フレームとは、換言すれば、電力供給の遮断、またはスリープ状態への遷移により、電子制御装置(すなわち、遮断装置またはスリープ装置)から送信されなくなる通信フレームである。
【0010】
第3制御装置は、グループ判定部(S20)と、起動グループ送信部(S30)とを備える。
グループ判定部は、ウェイクアップ状態にする通信グループである起動グループを判定するための起動トリガ情報を取得すると、取得した起動トリガ情報に基づいて、起動グループを判定するように構成される。グループ判定部は、起動トリガ情報に基づいて、開始するサービスを決定し、当該サービスに対応する起動グループを判定してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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