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公開番号
2025011727
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023114006
出願日
2023-07-11
発明の名称
ナースコールシステム
出願人
アイホン株式会社
代理人
個人
主分類
H04M
9/00 20060101AFI20250117BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】 録画保存されている患者映像の送信元の真正性を確保でき、また改ざんされていない映像であることの真正性を確保できるナースコールシステムを提供する。
【解決手段】 ベッド毎に配置されて患者が看護師を呼び出す機能を有する子機1と、ナースステーションに設置されて子機1からの呼び出しに応答する機能を有する親機3と、病室毎に設置されて子機1からの呼出信号を中継すると共に呼出発生を報知する廊下灯2と、患者を撮像するカメラ5と、カメラ5の撮像映を保存する保存サーバ6とを有し、廊下灯2がカメラ5の撮像映像を秘密鍵でデジタル署名して保存サーバ6に送信する。保存サーバ6は秘密鍵と対を成す公開鍵を有して、デジタル署名された状態で保存されている映像を、公開鍵で復号化して出力する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ベッド毎に配置されて患者が看護師を呼び出す機能を有する子機と、ナースステーションに設置されて前記子機からの呼び出しに応答する機能を有する親機と、病室毎に設置されて前記子機からの呼出信号を中継すると共に呼出発生を報知する廊下灯と、患者を撮像するカメラと、を備えて成るナースコールシステムであって、
秘密鍵を有して前記カメラの撮像映像を前記秘密鍵でデジタル署名して暗号化する署名部と、
前記カメラの撮像映像を保存する保存手段と、を有し、
前記秘密鍵でデジタル署名された映像が前記保存手段に保存される一方、
前記保存手段は、前記秘密鍵と対を成す公開鍵と、当該公開鍵により保存されている映像を復号化する復号化部とを有し、
デジタル署名されて保存している前記映像を出力する際には、前記公開鍵で復号化して出力することを特徴とするナースコールシステム。
続きを表示(約 190 文字)
【請求項2】
前記署名部は、時刻同期プロトコルによりNTPサーバから入手した時刻情報を映像に埋め込んでデジタル署名することを特徴とする請求項1記載のナースコールシステム。
【請求項3】
前記廊下灯が前記署名部を具備し、前記カメラの撮像映像は前記廊下灯においてデジタル署名されて前記保存手段に送信されることを特徴とする請求項1に記載のナースコールシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はナースコールシステムに関し、特に患者を撮像するカメラを備えてカメラの撮像映像を保存する機能を有するナースコールシステムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
病室にカメラを設置して、患者からの呼出発生時や患者の異常動作を検知したら、その患者を撮像してナースステーションに表示するナースコールシステムがある。このようなシステムでは、撮像映像がナースステーションで表示されると共に録画されて後日状況を確認可能とした(例えば、特許文献1参照)。
一方で、のぞき見をされないよう暗号化して情報を送信する技術がある。その中で、秘密鍵でデジタル署名することで暗号化して送信し、署名した秘密鍵と対を成す公開鍵で復号化する公開鍵暗号化方式は、改ざんの防止に有効であり、改ざんされていないことを検証できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-126362号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1の技術は、患者から呼び出しがあった際の患者の状態や、患者が特定の姿勢をとった際の撮像映像が保存されたため、患者に異常が発生した際の状況の確認に有効であった。
しかしながら、録画されている映像自体が改ざんされてもそれを判別することができなかった。即ち、いったん録画保存された映像に関しては、送信元の真正性が確保できなかった。また、改ざんされていないか判断することができなかった。
一方で、録画された患者の映像は、医療過誤等の問題が発生した際に重要な意味を持つため、録画された映像の改ざんを防止する構成が望まれている。
【0005】
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、録画保存されている患者映像の送信元の真正性を確保でき、また改ざんされていない映像であることの真正性を確保できるナースコールシステムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する為に、本発明の構成は、ベッド毎に配置されて患者が看護師を呼び出す機能を有する子機と、ナースステーションに設置されて子機からの呼び出しに応答する機能を有する親機と、病室毎に設置されて子機からの呼出信号を中継すると共に呼出発生を報知する廊下灯と、患者を撮像するカメラと、を備えて成るナースコールシステムであって、秘密鍵を有してカメラの撮像映像を秘密鍵でデジタル署名して暗号化する署名部と、カメラの撮像映像を保存する保存手段と、を有し、秘密鍵でデジタル署名された映像が保存手段に保存される一方、保存手段は、秘密鍵と対を成す公開鍵と、当該公開鍵により保存されている映像を復号化する復号化部とを有し、デジタル署名されて保存している映像を出力する際には、公開鍵で復号化して出力することを特徴とする。
この構成によれば、保存手段に保存されるカメラの撮像映像は、秘密鍵によりデジタル署名された状態で保存されるため、送信元のカメラの真正性を確保できる。そして、保存手段から出力される映像は公開鍵によりデジタル署名が検証されるため、改ざんされていないことの真正性を確保できる。結果、保存された患者映像の改ざんは不可能であり、例えば録画された患者に対する医療過誤等の問題発生時の客観的証明等に有効活用できる。尚、撮像映像は、静止画である撮像画像を含むものである。
【0007】
本発明の別の態様は、上記構成において、署名部は、時刻同期プロトコルによりNTPサーバから入手した時刻情報を映像に埋め込んでデジタル署名することを特徴とする。
この構成によれば、デジタル署名された映像に正確な時刻が埋め込まれるため、撮像時刻も改ざんされていないことが証明でき、問題発生時の映像確認等に活用できる。
【0008】
本発明の別の態様は、上記構成において、廊下灯が署名部を具備し、カメラの撮像映像は廊下灯においてデジタル署名されて保存手段に送信されることを特徴とする。
この構成によれば、廊下灯に署名部が設けられてカメラの撮像映像が秘密鍵でデジタル署名されるため、カメラに署名部を設ける等の変更を行うことなく従来のカメラを使用してデジタル署名できる。そして、カメラの接続先も変更する必要がない。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、保存手段に保存されるカメラの撮像映像は、秘密鍵によりデジタル署名された状態で保存されるため、送信元のカメラの真正性を確保できる。そして、保存手段から出力される映像は公開鍵によりデジタル署名が検証されるため、改ざんされていないことの真正性を確保できる。結果、保存された患者映像の改ざんは不可能であり、例えば録画された患者に対する医療過誤等の問題発生時の客観的証明等に有効活用できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明に係るナースコールシステムの一例を示す構成図である。
廊下灯の機能ブロック図である。
保存サーバの機能ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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