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公開番号2025010725
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2023112865
出願日2023-07-10
発明の名称振動デバイス
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H04R 1/24 20060101AFI20250116BHJP(電気通信技術)
要約【課題】圧電素子と振動体との間の振動の伝達ロスを回避しつつ、波長の長い振動の出力が可能となる振動デバイスを提供する。
【解決手段】圧電素子3を含む振動子2と、固定部5を介して振動子2に重なるように固定された振動体4と、を備え、固定部5は、振動子2及び振動体4の平面視において、中央側に位置する第1の固定部5Aと、固定部5よりも外側に位置する第2の固定部5Bと、を有し、第2の固定部5Bによる振動子2及び振動体4の変形許容性は、第1の固定部5Aによる振動子2及び振動体4の変形許容性よりも大きくなっている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
圧電素子を含む振動子と、
固定部を介して前記振動子に重なるように固定された振動体と、を備え、
前記固定部は、前記振動子及び前記振動体の平面視において、中央側に位置する第1の固定部と、前記第1の固定部よりも外側に位置する第2の固定部と、を有し、
前記第2の固定部による前記振動子及び前記振動体の変形許容性は、前記第1の固定部による前記振動子及び前記振動体の変形許容性よりも大きくなっている、振動デバイス。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記第2の固定部は、前記第1の固定部から離間している、請求項1記載の振動デバイス。
【請求項3】
前記第2の固定部は、前記第1の固定部を挟むように一対に配置されている、請求項1記載の振動デバイス。
【請求項4】
前記第2の固定部は、前記振動子の縁と重なるように配置されている、請求項1記載の振動デバイス。
【請求項5】
前記第2の固定部は、前記振動子の縁よりも外側に張り出すように配置されている、請求項1記載の振動デバイス。
【請求項6】
前記第2の固定部において、前記振動子の縁よりも外側に位置する領域の面積は、前記振動子の縁よりも内側に位置する領域の面積よりも大きくなっている、請求項5記載の振動デバイス。
【請求項7】
前記第1の固定部は、前記振動子の縁から離間して前記振動子の縁よりも内側に位置している、請求項1~6のいずれか一項記載の振動デバイス。
【請求項8】
前記第1の固定部の厚さと前記第2の固定部の厚さとは、互いに等しくなっている、請求項1~6のいずれか一項記載の振動デバイス。
【請求項9】
前記第1の固定部と前記振動子との対向領域は、前記第2の固定部と前記振動子との対向領域よりも大きくなっている、請求項1~6のいずれか一項記載の振動デバイス。
【請求項10】
前記第1の固定部は、両面テープによって構成され、
前記第2の固定部は、スポンジと、当該スポンジの両面に設けられた両面テープとによって構成されている、請求項1~6のいずれか一項記載の振動デバイス。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、振動デバイスに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来の振動デバイスとして、例えば特許文献1に記載の透明スピーカがある。この透明スピーカは、両面に透明電極を有する圧電素子をユニモルフ型又はバイモルフ型に振動体に固定することによって構成されている。表面の透明電極のリード部は、裏面の透明電極とは電気的に絶縁された状態で、裏面に回り込んでいる。振動体には、導電性を有する透明樹脂又は透明電極材で構成された一対のリード線が配置され、表裏の透明電極のそれぞれと電気的に接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平4-70100公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のような圧電素子を用いた振動デバイスは、一般に、波長の長い振動(すなわち低音)の出力を不得手としていた。波長の長い振動の出力を高めるためには、圧電素子と振動体との結合構造を工夫することが考えられるが、圧電素子と振動体との間の振動の伝達ロスも合わせて考慮する必要がある。
【0005】
本開示は、上記課題の解決のためになされたものであり、圧電素子と振動体との間の振動の伝達ロスを回避しつつ、波長の長い振動の出力が可能となる振動デバイスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面に係る振動デバイスは、圧電素子を含む振動子と、固定部を介して振動子に重なるように固定された振動体と、を備え、固定部は、振動子及び振動体の平面視において、中央側に位置する第1の固定部と、第1の固定部よりも外側に位置する第2の固定部と、を有し、第2の固定部による振動子及び振動体の変形許容性は、第1の固定部による振動子及び振動体の変形許容性よりも大きくなっている。
【0007】
この振動デバイスでは、中央側の第1の固定部の変形許容性を抑えることで、振動子で生じた振動をロスを抑えた状態で振動体に伝達できる。一方、外側の第2の固定部の変形許容性が確保されることで、振動体をより広範囲に振動させることができる。これにより、振動子が同一の周波数で振動した場合であっても、振動子の全面が変形許容性の乏しい固定部で振動体に固定されている場合と比較して、波長の長い振動が出力し易くなる。したがって、この振動デバイスでは、圧電素子と振動体との間の振動の伝達ロスを回避しつつ、波長の長い振動の出力が可能となる。
【0008】
第2の固定部は、第1の固定部から離間していてもよい。この場合、波長の短い振動が振動子から振動体に伝達することを抑制できる。したがって、低音に比重を置いた振動デバイスを構築できる。
【0009】
第2の固定部は、第1の固定部を挟むように一対に配置されていてもよい。これにより、振動子の振動によって振動体をより広範囲に振動させることができる。したがって、波長の長い振動が一層出力し易くなる。
【0010】
第2の固定部は、振動子の縁と重なるように配置されていてもよい。これにより、振動体をより広範囲に振動させることができる。したがって、波長の長い振動が一層出力し易くなる。
(【0011】以降は省略されています)

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