TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025017580
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023120716
出願日
2023-07-25
発明の名称
船舶用無線通信システム
出願人
日本無線株式会社
代理人
個人
主分類
H04B
1/38 20150101AFI20250130BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】無線電話装置の受信音の劣化による不要な対応を回避可能にする。
【解決手段】船舶で使用される無線電話装置2を複数備えた船舶用無線通信システム1であって、複数の無線電話装置2は、無線送信を行うためのPTT釦41とディスプレイ32を備えるとともに、構内通信網5で相互通信可能に接続され、いずれかの無線電話装置2でPTT釦41がオンされると、この無線電話装置2は、無線送信を行うことを示す送信開始コマンドを、構内通信網5を介して他の無線電話装置2に送信し、他の無線電話装置2は、送信開始コマンドを受信すると、いずれかの無線電話装置2が無線送信中であることを示す送信中標示をディスプレイ32に表示する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
船舶で使用される無線電話装置を複数備えた船舶用無線通信システムであって、
前記複数の無線電話装置は、無線送信を行うための通話釦と表示部を備えるとともに、構内通信網で相互通信可能に接続され、
いずれかの前記無線電話装置で前記通話釦がオンされると、当該無線電話装置は、無線送信を行うことを示す送信開始コマンドを、前記構内通信網を介して他の前記無線電話装置に送信し、
前記他の無線電話装置は、前記送信開始コマンドを受信すると、いずれかの前記無線電話装置が無線送信中であることを示す送信中標示を前記表示部に表示する、
ことを特徴とする船舶用無線通信システム。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
前記通話釦がオンされた前記無線電話装置において前記通話釦がオフされると、当該無線電話装置は、無線送信を終了することを示す送信終了コマンドを、前記構内通信網を介して他の前記無線電話装置に送信し、
前記他の無線電話装置は、前記送信開始コマンドを送信したすべての前記無線電話装置から前記送信終了コマンドを受信すると、前記表示部から前記送信中標示を消去する、
ことを特徴とする請求項1に記載の船舶用無線通信システム。
【請求項3】
前記複数の無線電話装置は、受信音を減衰させるための減衰手段を備え、
前記他の無線電話装置は、前記送信開始コマンドを受信すると、前記減衰手段によって受信音を減衰させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の船舶用無線通信システム。
【請求項4】
前記送信開始コマンドを受信した際に、前記減衰手段によって受信音を減衰させるか否かを、前記無線電話装置ごとに設定可能となっている、
ことを特徴とする請求項3に記載の船舶用無線通信システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、船舶で使用される無線電話装置を複数備えた船舶用無線通信システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、国際航海に従事する旅客船や所定トン数以上の貨物船は、GMDSS(Global Maritime Distress and Safety System、全世界的な海上遭難・安全システム)による国際VHF(Very High Frequency)無線電話装置を2台以上搭載することが義務付けられている(例えば、特許文献1参照。)。この複数の国際VHF無線電話装置のアンテナは、互いの電波の影響を避けるために、垂直方向に設置することが望ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-163062号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、船舶によっては、スペースの制約でアンテナを水平方向に近接して配置せざるを得ない場合がある。その場合、一方の無線電話装置で送信すると、他方の無線電話装置の受信側が異なるチャネルであっても、干渉によりホワイトノイズのような受信音が聞こえる場合がある。また、ノイズの様な現象が生じないとしても、一方の無線電話装置が送信中では、他方の無線電話装置で受信感度が抑圧されて受信音が劣化する場合がある。
【0005】
このような事象は、複数の無線電話装置が同一空間(例えば、同じ部屋)に配設されていれば、別の無線電話装置が送信中であることが原因だとわかるが、それぞれ別の空間・部屋に配設されている場合には、その原因がわからない。このため、受信音の劣化が無線電話装置の不具合によるものだと誤解してしまい、不要な対応をしなければならないおそれがある。
【0006】
そこで本発明は、無線電話装置の受信音の劣化による不要な対応を回避可能にする船舶用無線通信システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、船舶で使用される無線電話装置を複数備えた船舶用無線通信システムであって、前記複数の無線電話装置は、無線送信を行うための通話釦と表示部を備えるとともに、構内通信網で相互通信可能に接続され、いずれかの前記無線電話装置で前記通話釦がオンされると、当該無線電話装置は、無線送信を行うことを示す送信開始コマンドを、前記構内通信網を介して他の前記無線電話装置に送信し、前記他の無線電話装置は、前記送信開始コマンドを受信すると、いずれかの前記無線電話装置が無線送信中であることを示す送信中標示を前記表示部に表示する、ことを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の船舶用無線通信システムにおいて、前記通話釦がオンされた前記無線電話装置において前記通話釦がオフされると、当該無線電話装置は、無線送信を終了することを示す送信終了コマンドを、前記構内通信網を介して他の前記無線電話装置に送信し、前記他の無線電話装置は、前記送信開始コマンドを送信したすべての前記無線電話装置から前記送信終了コマンドを受信すると、前記表示部から前記送信中標示を消去する、ことを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の船舶用無線通信システムにおいて、前記複数の無線電話装置は、受信音を減衰させるための減衰手段を備え、前記他の無線電話装置は、前記送信開始コマンドを受信すると、前記減衰手段によって受信音を減衰させる、ことを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の船舶用無線通信システムにおいて、前記送信開始コマンドを受信した際に、前記減衰手段によって受信音を減衰させるか否かを、前記無線電話装置ごとに設定可能となっている、ことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
インターホンシステム
19日前
個人
ヘッドホンカバー
2か月前
株式会社奥村組
通信設備
26日前
キヤノン株式会社
電子機器
28日前
オムロン株式会社
通信装置
26日前
キヤノン株式会社
電子機器
1か月前
BoCo株式会社
聴音装置
2か月前
BoCo株式会社
聴音装置
2か月前
キヤノン株式会社
電子機器
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
27日前
日本精機株式会社
車両用の撮像装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
27日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
リオン株式会社
聴取装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像読取装置
5日前
日本放送協会
無線伝送システム
1か月前
日本無線株式会社
無線受信装置
9日前
個人
電子透かし埋め込み及び抽出方法
9日前
キヤノン株式会社
映像表示装置
2か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取システム
1か月前
株式会社アーク
情報処理システム
2か月前
株式会社小糸製作所
画像照射装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取システム
27日前
株式会社Move
イヤホン
1か月前
シャープ株式会社
表示装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成システム
2か月前
個人
テレビ画面の注視する画像の表示方法
1か月前
株式会社PFU
原稿読取装置
13日前
株式会社日立国際電気
試験システム
2か月前
日本放送協会
送信装置及び受信装置
23日前
日本放送協会
送信装置及び受信装置
23日前
個人
共鳴管型スピーカーエンクロージャー
23日前
株式会社JVCケンウッド
撮像装置
2か月前
株式会社国際電気
無線通信システム
1か月前
株式会社オカムラ
電子機器支持什器
1か月前
アルプスアルパイン株式会社
音響装置
1か月前
続きを見る
他の特許を見る