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公開番号2025006671
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023107617
出願日2023-06-30
発明の名称画像読取システム
出願人キヤノン電子株式会社
代理人
主分類H04N 1/191 20060101AFI20250109BHJP(電気通信技術)
要約【課題】文字などのオブジェクト情報を欠損することなくパンチ穴を除去する。
【解決手段】原稿の画像情報を読み取る画像読取手段70と、画像読取手段70で読み取った読取画像から穴を検出する原稿穴検出手段74と、原稿穴検出手段74で検出された原稿の穴に基づいて、穴の中心側から放射状に輝度情報を算出する輝度情報算出手段と、輝度情報算出手段により得られた輝度情報から穴の周辺に原稿の地色と異なる着色領域があるかを判定する着色領域判定手段75とを備え、着色領域判定手段75が着色領域と判定した領域を地色に補正することを特徴とする。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
原稿の画像情報を読み取る画像読取手段と、
前記画像読取手段で読み取った読取画像から穴を検出する原稿穴検出手段と、
前記原稿穴検出手段で検出された原稿の穴に基づいて、穴の中心側から放射状に輝度情報を算出する輝度情報算出手段と、
前記輝度情報算出手段により得られた輝度情報から前記穴の周辺に原稿の地色と異なる着色領域があるかを判定する着色領域判定手段と
を備え、
前記着色領域判定手段が前記着色領域と判定した領域を前記地色に補正することを特徴とする画像読取システム。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記着色領域判定手段は、前記着色領域において文字や線画などのオブジェクト情報が存在することを検出する文字情報検出手段を備え、
前記着色領域判定手段が前記着色領域と判定した領域のうち、前記文字情報検出手段が文字情報と判定した領域以外の領域を地色に補正することを特徴とする請求項1に記載の画像読取システム。
【請求項3】
前記文字情報検出手段は、前記着色領域に輝度値の低い画素が連続している場合、その部分を文字や線画などのオブジェクト情報であると判定することを特徴とする請求項2に記載の画像読取システム。
【請求項4】
前記文字情報領域にOCR処理を行い、対象の領域の情報が文字であるかを判定する文字情報判定手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載の画像読取システム。
【請求項5】
前記文字情報検出手段により、文字情報と判定されなかった場合、操作者に前記領域を残すか背景色に補正するかを選択する旨を報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の画像読取システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、原稿の画像を読み取る画像読取装置を含む画像読取システムに関し、詳しくは、原稿に形成されたパンチ穴に対応する画像を除去するための画像処理プログラム、画像処理装置、及び画像処理方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
画像読取装置によって読み取られた原稿の画像のうち、例えばパンチなどによって原稿に形成された穴等(以下、「パンチ穴」と表記。)に対応する部分を検出して除去するための技術が提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1に記載された画像読取装置では、感圧紙にパンチ穴が形成された場合に、パンチ穴画像と、パンチ穴の周辺に圧力が加わることに応じて付着する色をパンチ穴画像に対応する矩形領域内の画素に基づいて算出する。そして算出した色から、塗り潰し対象領域を設定し、塗り潰し色にてパンチ穴および周辺の色を除去する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6376024号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した特許文献1ではパンチ穴の周囲に付着した色を矩形領域で算出し、原稿の地色と異なる場合は、その領域を塗り潰してパンチ穴および周辺に付着した色を除去できるが、パンチ穴付近にある文字などの情報も除去対象と判定し、除去してしまう恐れがあり、情報の欠損を生じる可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記を鑑み、本発明に係る画像読取システムは、
原稿の画像情報を読み取る画像読取手段と、
前記画像読取手段で読み取った読取画像から穴を検出する原稿穴検出手段と、
前記原稿穴検出手段で検出された原稿の穴に基づいて、穴の中心側から放射状に輝度情報を算出する輝度情報算出手段と、
前記輝度情報算出手段により得られた輝度情報から前記穴の周辺に原稿の地色と異なる着色領域があるかを判定する着色領域判定手段と
を備え、
前記着色領域判定手段が前記着色領域と判定した領域を前記地色に補正することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、パンチ穴の周辺に形成された色のみを除去し、文字などのオブジェクト情報を残すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る原稿搬送装置(画像読取装置)の構成を概略的に示す部分断面図。
本発明の一実施形態に係る原稿搬送装置(画像読取装置)のブロック図
本発明の一実施形態に係る画像処理部のブロック図
本発明の一実施形態に係るパンチ穴および穴周辺領域除去処理のフローチャート
本発明の一実施形態に係るパンチ穴および穴周辺領域の除去領域判定処理の説明図
本発明の一実施形態に係るオブジェクト領域検出後の処理のフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、添付図面を参照して本発明を実施するための形態について詳細に説明する。以下の実施の形態は、本発明を実施するための一例であり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲において本発明が使用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものである。
【0010】
〔第1の実施形態〕
まず、本発明の第1の実施形態に係る原稿搬送装置について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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