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公開番号
2025008534
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023110775
出願日
2023-07-05
発明の名称
撮像装置及び電子機器
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
主分類
H04N
23/52 20230101AFI20250109BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】大型化を回避しつつ効率的に記録メディアを冷却可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置2は、撮像素子201と、記録メディア129を収納する第1のメディアスロット146及び第2のメディアスロット147を実装したメディア基板148と、空冷ファン110を内包する冷却ダクト108と、冷却ダクト108に取り付けられ、第1のメディアスロット146及び第2のメディアスロット147にそれぞれ収納された記録メディアと冷却ダクトとを熱的に接続する熱伝導部材141と、を備える。熱伝導部材141は、第1のメディアスロット146及び第2のメディアスロット147にそれぞれ収納された記録メディア129に接触する状態と記録メディア129から離間する状態との間で遷移可能に配設される。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
撮像素子と、
記録メディアを収納するメディアスロットを実装したメディア基板と、
空冷ファンを内包する冷却ダクトと、
前記冷却ダクトに取り付けられ、前記メディアスロットに収納された記録メディアと前記冷却ダクトとを熱的に接続する熱伝導部材と、を備える撮像装置であって、
前記熱伝導部材は、前記メディアスロットに収納された記録メディアに接触する状態と当該記録メディアから離間する状態との間で遷移可能であることを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 2,300 文字)
【請求項2】
前記記録メディアを前記メディアスロットに対して挿抜するためのメディア挿抜口と、
前記メディア挿抜口を外観に露出させる開位置と前記メディア挿抜口を覆い隠す閉位置との間を遷移可能なメディアカバーと、を備え、
前記熱伝導部材は、前記メディアスロットに収納される記録メディアに向かって突出する突起部を有し、
前記メディア基板は、前記撮像素子の撮像面と直交する第1の方向において前記突起部と対面する位置に設けられた開口部を有し、
前記メディアカバーが前記閉位置にあるときには、前記メディアカバーが前記メディアスロットに収納された記録メディアに向かって前記開口部を通して前記突起部を押圧することにより前記突起部が当該記録メディアに当接し、前記メディアカバーが前記開位置にあるときには、前記メディアカバーが前記熱伝導部材から離間することにより前記メディアスロットに収納された記録メディアから前記突起部が離間することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記冷却ダクトは、
前記第1の方向から見たときの形状が略矩形で前記第1の方向での厚みの小さい略平板形状を有し、
前記第1の方向と平行な一対の面の一方に外気を前記冷却ダクトの内部に取り入れるダクト吸気口が設けられ、前記一対の面の他方に前記空冷ファンのファン排気口が接続されていることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記冷却ダクトは、前記第1の方向において前記空冷ファンを挟むように設けられた第1の空気通路と第2の空気通路とを有し、
前記空冷ファンは、前記第1の方向と直交する一対の面を有し、
前記一対の面の一方には前記第1の空気通路から前記空冷ファンの内部へ空気を取り込む第1のファン吸気口が設けられ、
前記一対の面の他方には前記第2の空気通路から前記空冷ファンの内部へ空気を取り込む第2のファン吸気口が設けられ、
前記ファン排気口は前記第1の方向と平行な1つの面に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記冷却ダクトは、前記第2の空気通路において前記ダクト吸気口の一部から外気を直接的に前記第2のファン吸気口へ導くと共に前記ダクト吸気口の別の一部から外気を前記一対の面の他方に向けて導いた後に前記第2のファン吸気口へ導く気流調整板を有することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
【請求項6】
発熱素子が実装された制御基板と、
前記制御基板から前記冷却ダクトへ熱を伝達する放熱ゴムと、を備え、
前記第1の方向において前記撮像装置の前面から背面に向かって、前記撮像素子、前記制御基板、前記発熱素子、前記放熱ゴム、前記冷却ダクト、前記メディア基板、前記メディアスロットがこの順に配置されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の撮像装置。
【請求項7】
撮像素子と、
第1の発熱素子が実装された第1の基板と、
第2の発熱素子を装着可能な第2の基板と、
前記第1の発熱素子および前記第2の発熱素子と熱的に接続され、前記撮像素子の撮像面と直交する第1の方向において前記第1の基板と前記第2の基板との間に配置された冷却ダクトと、を備える撮像装置であって、
前記冷却ダクトは空冷ファンを内包し、
前記第1の方向において前記撮像装置の前面から背面に向かって、前記撮像素子、前記第1の基板、前記冷却ダクト、前記第2の基板、前記第2の発熱素子がこの順に配置されていることを特徴とする撮像装置。
【請求項8】
前記第2の基板は、記録メディアを収納するメディアスロットを実装しており、
前記第1の発熱素子は、前記撮像装置の制御を行う素子群を含み、
前記第2の発熱素子は、前記メディアスロットに収納された記録メディアであることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
【請求項9】
記録メディアを収納するメディアスロットを実装したメディア基板と、
前記メディアスロットに対する記録メディアの挿抜を行うための挿抜口を外観に露出させる開位置と前記挿抜口を覆い隠す閉位置との間で遷移可能なメディアカバーと、
冷却ダクトと、
前記冷却ダクトに取り付けられた熱伝導部材と、を備え、
前記熱伝導部材は、前記メディアカバーが前記閉位置にあるときに前記メディアスロットに収納された記録メディアに接触して前記メディア基板と前記冷却ダクトとを熱的に接続し、前記メディアカバーが前記開位置にあるときに当該記録メディアから離間することを特徴とする電子機器。
【請求項10】
前記熱伝導部材は、前記メディアスロットに収納される記録メディアに向かって突出する突起部を有し、
前記メディア基板は、前記メディア基板において前記メディアスロットが実装されている面と直交する方向において前記突起部と対面する位置に設けられた開口部を有し、
前記メディアカバーが前記閉位置にあるときには、前記メディアカバーが前記メディアスロットに収納された記録メディアに向かって前記開口部を通して前記突起部を押圧することにより前記突起部が当該記録メディアに当接し、前記メディアカバーが前記開位置にあるときには、前記メディアカバーが前記熱伝導部材から離間することにより前記メディアスロットに収納された記録メディアから前記突起部が離間することを特徴とする請求項10に記載の電子機器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置及び電子機器に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
記録映像の高画質化が求められている。このようなニーズに対して、高解像度化や高フレームレート化等によって高画質化を図る場合、撮像装置内部での信号処理負荷に伴う電力消費量が大きくなる。特に、撮像部や画像処理部、記録メディア等での発熱量が大きくなるが、これらは一般的に高温になると性能が低下するため、これらを冷却する構造を撮像装置の内部に設ける必要がある。そこで、動画撮影(つまり、映像の記録)を主な目的とした撮像装置であって、記録メディアを冷却する構造を有する撮像装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-34789号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載された撮像装置では、記録メディアを収納するメディアスロットが実装されたメディア基板を含む複数の熱源を冷却するために複数のダクトを備えているため、撮像装置が大型化を免れない。また、メディア基板と冷却ダクトが熱的に接続されているため、記録メディアはメディア基板及びメディアスロットを介して冷却される。よって、記録メディアの冷却効率が高いとは言えない。
【0005】
本発明は、大型化を回避しつつ効率的に記録メディアを冷却することが可能な撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る撮像装置は、撮像素子と、記録メディアを収納するメディアスロットを実装したメディア基板と、空冷ファンを内包する冷却ダクトと、前記冷却ダクトに取り付けられ、前記メディアスロットに収納された記録メディアと前記冷却ダクトとを熱的に接続する熱伝導部材と、を備える撮像装置であって、前記熱伝導部材は、前記メディアスロットに収納された記録メディアに接触する状態と当該記録メディアから離間する状態との間で遷移可能であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、大型化を回避しつつ効率的に記録メディアを冷却することが可能な撮像装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る撮像システムの分解斜視図及び撮像装置の背面斜視図である。
撮像装置の分解斜視図である。
制御基板からメディアスロットまでの構造部の分解斜視図である。
撮像システムの光軸を含むと共にY方向と直交する平面での断面図である。
図4中に示す矢視B-Bでの断面図である。
冷却ダクト及びメディアスロットの斜視図である。
メディアカバーの分解斜視図と構成部品の斜視図である。
メディアカバーの摺動動作を説明する斜視図である。
メディアカバーの開閉動作と記録メディアから弾性熱伝導部材への熱伝導を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。図1(a)は実施形態に係る撮像システム1の分解斜視図である。撮像システム1は、撮像装置2と、撮像装置2に着脱可能なレンズ鏡筒3により構成される。図1(b)は撮像装置2の背面斜視図である。
【0010】
説明の便宜上、撮像システム1に対して図1に示すようにXYZ直交座標系を定義する。図1に示されるように、Z方向は撮像装置2の前後方向、Y方向は撮像装置2の高さ方向、X方向は撮像装置2の幅方向であるとする。Z方向は、レンズ鏡筒3の光軸と平行な方向であり、また、撮像素子201(図2参照)の撮像面と直交する方向であり、撮像システム1から被写体(不図示)に向かう方向(撮像システム1の背面側から前面側へ向かう方向)を正方向(+Z)とする。X方向については、撮像システム1を+Z側から見たときに左から右に向かう方向を正方向(+X)とする。Y方向については、撮像装置2の底面から上面に向かう方向を正方向(+Y)とする。
(【0011】以降は省略されています)
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