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公開番号
2025169532
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-14
出願番号
2024074286
出願日
2024-05-01
発明の名称
露光ヘッド
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人中川国際特許事務所
主分類
B41J
2/447 20060101AFI20251107BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】筐体に対する基板の位置がずれることに起因する光学性能の低下を抑制すること。
【解決手段】露光ヘッド4は、筐体54と基板50とを接着する第1の接着剤77aであって、第1の速度で硬化し、硬化後の弾性率が第1の弾性率である第1の接着剤77aと、筐体54と基板50とを接着する第2の接着剤77cであって、第2の速度で硬化し、硬化後の弾性率が第2の弾性率である第2の接着剤77cと、を備える。第2の速度は第1の速度よりも速く、第1の弾性率は前記第2の弾性率よりも高い。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
感光体を露光する露光ヘッドであって、
前記感光体の回転軸線方向に配列され、前記感光体を露光する光を発する複数の発光部を有する発光チップと、
前記発光チップが実装された基板と、
前記発光チップが発した光を前記感光体の表面に集光するレンズと、
前記基板と前記レンズとを保持する筐体と、
前記筐体と前記基板とを接着する第1の接着剤であって、第1の速度で硬化し、硬化後の弾性率が第1の弾性率である第1の接着剤と、
前記筐体と前記基板とを接着する第2の接着剤であって、第2の速度で硬化し、硬化後の弾性率が第2の弾性率である第2の接着剤と、
を備え、
前記第2の速度は前記第1の速度よりも速く、前記第1の弾性率は前記第2の弾性率よりも高い、
ことを特徴とする露光ヘッド。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
前記第1の接着剤は、
熱を加えることで硬化する性質を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の露光ヘッド。
【請求項3】
前記第2の接着剤は、
光を照射することで硬化する性質を有することを特徴とする請求項2に記載の露光ヘッド。
【請求項4】
前記露光ヘッドは、
前記基板の長手方向に沿って設けられ、前記基板と前記筐体との間を封止する第3の接着剤をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の露光ヘッド。
【請求項5】
前記露光ヘッドは、
前記筐体と前記レンズとを接着する第4の接着剤であって、第3の速度で硬化し、硬化後の弾性率が第3の弾性率である第4の接着剤と、
前記筐体と前記レンズとを接着する第5の接着剤であって、第4の速度で硬化し、硬化後の弾性率が第4の弾性率である第5の接着剤と、
をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の露光ヘッド。
【請求項6】
前記第4の速度は前記第3の速度よりも速く、前記第3の弾性率は前記第4の弾性率よりも高い、
ことを特徴とする請求項5に記載の露光ヘッド。
【請求項7】
前記第1の接着剤は、
前記筐体の長手方向における位置が異なる複数の箇所において前記基板と前記筐体とを接着する、
ことを特徴とする請求項1に記載の露光ヘッド。
【請求項8】
前記第2の接着剤は、
前記長手方向において隣り合う前記第1の接着剤の間に塗付される、
ことを特徴とする請求項7に記載の露光ヘッド。
【請求項9】
前記第2の接着剤は、
前記長手方向における位置が異なる複数の箇所において前記基板と前記筐体とを接着する、
ことを特徴とする請求項8に記載の露光ヘッド。
【請求項10】
前記第1の接着剤は、
前記長手方向において隣り合う前記第2の接着剤の間に塗付される、
ことを特徴とする請求項9に記載の露光ヘッド。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、像担持体を露光する露光ヘッドに関する。
続きを表示(約 3,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の電子写真方式の画像形成装置は、感光体に対して選択的な露光をすることにより静電潜像を形成し、形成した静電潜像をトナーによって現像することにより画像を形成する。このような画像形成装置の露光装置としては、LEDアレイ方式によるLED露光装置が知られている。上述のLED露光装置は、一般的に、発光チップを配列したプリント基板と、レンズアレイと、プリント基板及びレンズアレイを位置決めした後にプリント基板及びレンズアレイが接着剤により接着及び固定される筐体と、から構成されている。
【0003】
特許文献1は、発光チップから発する光の光軸に直交する長手方向及び幅方向においてプリント基板の位置を調整した状態でプリント基板を筐体に当接させて、光硬化性樹脂からなる接着剤によりプリント基板と筐体とを接着及び固定する露光装置を開示している。上述のような露光装置においては、発光に伴い発光チップが発熱し露光装置全体の温度が上昇する。筐体とプリント基板とで線膨張係数が異なる場合、温度上昇によって筐体とプリント基板とで膨張率に差が生じ、筐体に対して接着されたプリント基板が剥離する虞がある。このためプリント基板は筐体に対して強固に接着されていることが望ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-049713号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、筐体に対してプリント基板を接着する接着剤においては、硬化までに時間がかかる性質を有するものがある。接着剤の硬化時間によっては硬化の過程で筐体に対するプリント基板の位置がずれ、露光装置の光学性能が低下する虞がある。
【0006】
本発明の目的は、筐体に対する基板の位置がずれることに起因する光学性能の低下を抑制することができる露光ヘッドを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る露光ヘッドは、感光体を露光する露光ヘッドであって、前記感光体の回転軸線方向に配列され、前記感光体を露光する光を発する複数の発光部を有する発光チップと、前記発光チップが実装された基板と、前記発光チップが発した光を前記感光体の表面に集光するレンズと、前記基板と前記レンズとを保持する筐体と、前記筐体と前記基板とを接着する第1の接着剤であって、第1の速度で硬化し、硬化後の弾性率が第1の弾性率である第1の接着剤と、前記筐体と前記基板とを接着する第2の接着剤であって、第2の速度で硬化し、硬化後の弾性率が第2の弾性率である第2の接着剤と、を備え、前記第2の速度は前記第1の速度よりも速く、前記第1の弾性率は前記第2の弾性率よりも高い、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、筐体に対する基板の位置がずれることに起因する光学性能の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の斜視図である。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の露光ヘッドが感光ドラムに近接した状態の模式図である。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の露光ヘッドが感光ドラムより離間した状態の模式図である。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置のフロントカバーを開いた状態の斜視図である。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の内扉を開いた状態の拡大斜視図である。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置のドラムユニットを引き出した状態の拡大斜視図である。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の現像ユニットを引き出した状態の拡大斜視図である。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置のカートリッジトレイの内扉を閉じた状態の斜視図である。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置のカートリッジトレイの内扉を開いた状態の斜視図である。
本発明の実施の形態に係る露光ヘッドの断面図である。
本発明の実施の形態に係る露光ヘッドの上方から見た斜視図である。
本発明の実施の形態に係る露光ヘッドの下方から見た斜視図である。
本発明の実施の形態に係る露光ヘッドの基板及びレンズアレイの模式図である。
本発明の実施の形態に係る露光ヘッドの基板のLEDを実装した面側から見た斜視図である。
本発明の実施の形態に係る露光ヘッドの基板のコネクタを実装した面側から見た斜視図である。
本発明の実施の形態に係る露光ヘッドの基板を筐体に組付けた状態の基板のLEDを実装した面側から見た斜視図である。
本発明の実施の形態に係る露光ヘッドの基板を筐体に組付けた状態の基板のコネクタを実装した面側から見た斜視図である。
本発明の実施の形態に係る露光ヘッドの基板及びレンズアレイを筐体に組付けた状態の斜視図である。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置のカートリッジトレイの斜視図である。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置のカートリッジトレイ及び昇降ダクトの底面図である。
本発明の実施の形態に係る露光ヘッドが露光位置に位置した状態における図19のX-X断面図である。
本発明の実施の形態に係る露光ヘッドが退避位置に位置した状態における図19のX-X断面図である。
本発明の実施の形態に係る露光ヘッドが露光位置に位置した状態における図19のY-Y断面図である。
本発明の実施の形態に係る露光ヘッドが退避位置に位置した状態における図19のY-Y断面図である。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一部の断面図である。
本発明の実施の形態に係る露光ヘッド、昇降ダクト及び回動アームの斜視図である。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の現像ステイの内扉を閉じた状態の側面図である。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の現像ステイの内扉を開いた状態の側面図である。
図19のX-X断面図である。
本発明の実施の形態に係る露光ヘッド、感光ドラム及び回動アームの断面図である。
本発明の実施の形態に係る露光ヘッド及び感光ドラムの正面側の位置決めを示す断面斜視図である。
本発明の実施の形態に係る露光ヘッド及び感光ドラムの背面側の位置決めを示す断面斜視図である。
本発明の実施の形態に係る露光ヘッドを昇降ダクトから取り外した状態の右側から見た斜視図である。
本発明の実施の形態に係る露光ヘッドを昇降ダクトから取り外した状態の断面図である。
本発明の実施の形態に係る露光ヘッドを昇降ダクトから取り外した状態の左側から見た斜視図である。
本発明の実施の形態に係る露光ヘッドを昇降ダクトに置いた状態の右側から見た斜視図である。
本発明の実施の形態に係る露光ヘッドを昇降ダクトに置いた状態の前後方向と直交する平面で切断した切断面の断面図である。
本発明の実施の形態に係る露光ヘッドを昇降ダクトに置いた状態の左側から見た斜視図である。
本発明の実施の形態に係る露光ヘッドを昇降ダクトに置いた状態の左右方向と直交する平面で切断した切断面の断面図である。
本発明の実施の形態に係る露光ヘッドを昇降ダクトに置いた状態の一部の断面図である。
本発明の実施の形態に係る露光ヘッドを昇降ダクトに取り付けた状態の右側から見た斜視図である。
本発明の実施の形態に係る露光ヘッドを昇降ダクトに取り付けた状態の左側から見た斜視図である。
図29のW-W断面図である。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一部の拡大断面図である。
本発明の実施の形態に係る露光ヘッドの第3の接着剤を塗布前の底面図である。
本発明の実施の形態に係る露光ヘッドの第3の接着剤を塗布前の斜視図である。
本発明の実施の形態に係る露光ヘッドの第6の接着剤を塗布前の平面図である。
本発明の実施の形態に係る露光ヘッドの第6の接着剤を塗布前の斜視図である。
本発明の実施の形態に係る露光ヘッドの第3の接着剤を塗布後の底面図である。
本発明の実施の形態に係る露光ヘッドの第3の接着剤を塗布後の斜視図である。
本発明の実施の形態に係る露光ヘッドの第6の接着剤を塗布後の平面図である。
本発明の実施の形態に係る露光ヘッドの第6の接着剤を塗布後の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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