TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025167915
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-07
出願番号
2024072932
出願日
2024-04-26
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
G03G
21/00 20060101AFI20251030BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】画像形成装置における積算消費電力量をより正確に求めること。
【解決手段】定着モジュールは、トナー像を加熱する発熱体と、発熱体の温度を検知する温度検知手段を有する。画像形成装置は、検知された温度を目標温度に制御するための制御値を決定し、制御値に応じて発熱体に供給される電力を調整する。画像形成装置は、検知された温度、制御値、発熱体に供給される電流、または、発熱体に印加される電圧、に基づき、発熱体が発熱している期間における定着モジュールの消費電力値を取得する。画像形成装置は、複数の時刻において取得された複数の消費電力値を積算することで、定着モジュールの積算消費電力量を取得する。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
トナー像を加熱する発熱体と、前記発熱体の温度を検知する温度検知手段と、を有し、シートに前記トナー像を定着させる定着モジュールと、
前記温度検知手段により検知された前記温度を目標温度に制御するための制御値を決定する決定手段と、
前記制御値に応じて前記発熱体に供給される電力を調整する調整手段と、
前記温度検知手段により検知された前記温度、前記制御値、前記発熱体に供給される電流、または、前記発熱体に印加される電圧、に基づき、前記発熱体が発熱している期間における前記定着モジュールの消費電力値を取得する第一取得手段と、
前記第一取得手段が複数の時刻において取得した複数の前記消費電力値を積算することで、前記定着モジュールの積算消費電力量を取得する第二取得手段と、
を有する、画像形成装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第一取得手段は、所定の周期ごとに、前記制御値を取得し、外部電源から前記発熱体に供給される供給電力値と当該制御値とに基づき消費電力値を取得し、
前記第二取得手段は、前記発熱体が発熱している期間において、前記消費電力値を積算することで、前記定着モジュールの積算消費電力量を取得する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御値は、前記供給電力値に対する前記消費電力値の割合である、請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第一取得手段は、前記制御値に基づき前記発熱体に供給される電流を取得し、当該電流と前記発熱体の抵抗値とに基づき前記供給電力値を演算する、請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第一取得手段は、前記温度に基づき前記発熱体に供給される電流を取得し、当該電流と前記発熱体の抵抗値とに基づき前記供給電力値を演算する、請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記発熱体に供給される電流を検知する電流検知手段をさらに有し、
前記第一取得手段は、前記発熱体の抵抗値と前記電流検知手段により検知された電流とに基づき前記供給電力値を取得する、請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記発熱体に供給される電圧を検知する電圧検知手段をさらに有し、
前記第一取得手段は、前記発熱体の抵抗値と前記電圧検知手段により検知された電圧とに基づき前記供給電力値を取得する、請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記発熱体の抵抗値を記憶する記憶手段をさらに有する、請求項2ないし7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記温度検知手段により検知された前記温度と、前記発熱体の温度上昇に対する抵抗値の上昇率とに基づき、前記発熱体の抵抗値を補正する補正手段をさらに有する、請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記第一取得手段は、前記画像形成装置を形成する複数の機能モジュールのうち、前記定着モジュールとは別の機能モジュールについての消費電力値を取得し、
前記第二取得手段は、前記第一取得手段が取得した前記別の機能モジュールについての前記消費電力値を積算することで、前記別の機能モジュールの積算消費電力量を取得する、請求項1に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
画像形成装置は複数の負荷を用いて記録材上に画像を形成する。このような負荷としては、原稿から画像を読み取るイメージリーダ、記録材を搬送するモータ、記録材上にトナー像を作成する光源および高圧電源、並びに、熱と圧力を加えて記録材上に画像を定着させるヒータがある。近年、画像形成装置の消費電力を削減することで、CO2の排出量を削減することが社会から要請されている。特許文献1によれば、ユーザーごとに画像形成装置の消費電力量が印刷データのデータ量から推定され、ユーザインタフェースに消費電力量が表示される。ユーザーは予め割り当てられた許可電力量の範囲内で画像形成装置を使用することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-120205号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1によれば、パーソナルコンピュータ(PC)は印刷データのデー 特許文献1によれば、パーソナルコンピュータ(PC)は印刷データのデータ量とモノクロ印刷/カラー印刷の設定とに基づき消費電力量を推定する。そのため、消費電力量の推定精度が低い。画像形成装置は複数のモジュールを有しており、モジュールごとに消費電力[W](消費電力値とも呼ぶ)および消費電力量[W・s](積算消費電力量とも呼ぶ)が異なる。したがって、モジュールごとの消費電力値を取得し、取得された複数の消費電力値を積算すれば、画像形成装置全体での積算消費電力量が正確に取得可能となるであろう。そこで、本発明は、画像形成装置における積算消費電力量をより正確に求めることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、たとえば、
トナー像を加熱する発熱体と、前記発熱体の温度を検知する温度検知手段と、を有し、シートに前記トナー像を定着させる定着モジュールと、
前記温度検知手段により検知された前記温度を目標温度に制御するための制御値を決定する決定手段と、
前記制御値に応じて前記発熱体に供給される電力を調整する調整手段と、
前記温度検知手段により検知された前記温度、前記制御値、前記発熱体に供給される電流、または、前記発熱体に印加される電圧、に基づき、前記発熱体が発熱している期間における前記定着モジュールの消費電力値を取得する第一取得手段と、
前記第一取得手段が複数の時刻において取得した複数の前記消費電力値を積算することで、前記定着モジュールの積算消費電力量を取得する第二取得手段と、
を有する、画像形成装置を提供する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、画像形成装置における積算消費電力量をより正確に求めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
画像形成システムを説明する図。
定着器を説明する図。
ユーザインタフェースを説明する図。
機能モジュールごとの積算消費電力量の取得方法を説明する図。
機能モジュールごとの積算消費電力量の取得方法を説明する図。
消費電力値の積算方法を説明する図。
コントローラを説明する図。
コントローラを説明する図。
コントローラを説明する図。
定着器の消費電力値の積算例を説明する図。
定着器以外の機能モジュールについての消費電力値の積算方法を説明する図。
定着器以外の機能モジュールについての消費電力値の取得方法を説明する図。
コントローラを説明する図。
制御方法を示すフローチャート。
制御方法を示すフローチャート。
画像形成システムを説明する図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0009】
1.画像形成システム
図1が示すように、画像形成システム100は、画像形成装置10とイメージリーダ20とを有する複写機または複合機である。なお、画像形成システム100は、イメージリーダ20を有していないプリンタであってもよい。なお、イメージリーダ20は、画像読取装置または原稿読取装置と呼ばれてもよい。
【0010】
1-1.画像形成装置
画像形成装置10は、カラープリンタであってもモノクロプリンタであってもよい。図1の例では、画像形成装置10は、電子写真方式でフルカラー画像を形成可能な、タンデム型のフルカラープリンタである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
他の特許を見る