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公開番号2025004897
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-16
出願番号2023104780
出願日2023-06-27
発明の名称情報処理装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類H04L 12/28 20060101AFI20250108BHJP(電気通信技術)
要約【課題】設計者に膨大な手間を強いることなく、特定の車両の通信仕様を得られるようにする。
【解決手段】情報処理装置20は、複数種の車両におけるECU間の通信経路を集約した情報、及びそれぞれの通信経路でデータを授受できるデータ通信規格を、通信経路毎に表した情報を含むアーキテクチャーモデル情報を取得することと、特定の車両において必要になる必要通信経路を指定する情報、及び必要通信経路を通じて授受する必要のある必要データを指定する情報を含むバリエーション情報を取得することと、アーキテクチャーモデル情報及びバリエーション情報に基づいて、必要データと当該必要データを送信するべき通信経路との関係を指定する通信仕様を生成することと、を行い、通信仕様を生成する際、必要データ毎に定められているデータ通信規格を満たすように、必要データ毎に通信経路を指定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数種の車両におけるECU間の通信経路を集約した情報、及びそれぞれの前記通信経路でデータを授受できる1又は複数のデータ通信規格を、前記通信経路毎に表した情報を含むアーキテクチャーモデル情報を取得することと、
特定の車両において必要になる必要通信経路を指定する情報、及び前記必要通信経路を通じて授受する必要のある必要データを指定する情報を含むバリエーション情報を取得することと、
前記アーキテクチャーモデル情報及び前記バリエーション情報に基づいて、前記必要データと当該必要データを送信するべき前記通信経路との関係を指定する通信仕様を生成することと、を行い、
前記通信仕様を生成する際、前記必要データ毎に定められている前記データ通信規格を満たすように、前記必要データ毎に前記通信経路を指定する
情報処理装置。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記通信仕様を生成する際、前記データ通信規格において定められている送信先のECUが同一であるという第1条件を満たす複数の前記必要データがある場合には、前記第1条件を満たす複数の前記必要データをグループ化したデータセットで通信を行うことを、前記通信仕様において定める
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記通信仕様を生成する際、前記第1条件に加え、前記データ通信規格において定められているデータの送信周期が同一であるという第2条件を満たす複数の前記必要データがある場合には、前記第1条件と前記第2条件とを満たす複数の前記必要データをグループ化したデータセットで通信を行うことを、前記通信仕様において定める
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記通信仕様を生成する際、前記第1条件と前記第2条件に加え、前記データ通信規格において定められているセキュリティレベルが同一であるという第3条件を満たす複数の前記必要データがある場合には、前記第1条件と前記第2条件と前記第3条件とを満たす複数の前記必要データをグループ化したデータセットで通信を行うことを、前記通信仕様において定める
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記通信仕様を生成する際、複数の前記必要データの総容量が予め定められた設定容量以下となるように、前記第1条件と前記第2条件と前記第3条件とを満たす複数の前記必要データをグループ化したデータセットで通信を行うことを、前記通信仕様において定める
請求項4に記載の情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されている車両は、複数のECUを備えている。複数のECUは、バスを介して互いに接続している。複数のECUは、バスを介して必要なデータを授受する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-121156号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
複数のECUを有する特許文献1のような車両では、車両の種類によって、車両に搭載されるECUの種類は異なる。そして、車両に搭載されるECUの種類によって、ECU間の通信経路、及びECU間でのデータの通信規格は異なる。そのため、複数のECUを有する車両を新たに設計する場合、当該車両で採用する通信経路、及び当該通信経路で授受する必要のあるデータの種類を考慮して、例えばデータの送信タイミングといった通信のルールを設計し直す必要がある。一方で、車両に搭載されるECUの数は膨大である。従来は、設計者自らがこうした膨大な数のECUの組み合わせを考慮して通信ルールを車両毎に設計していた。そのため、1つの車両あたりの通信ルールの設計に膨大な労力がかかっていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための情報処理装置は、複数種の車両におけるECU間の通信経路を集約した情報、及びそれぞれの前記通信経路でデータを授受できる1又は複数のデータ通信規格を、前記通信経路毎に表した情報を含むアーキテクチャーモデル情報を取得することと、特定の車両において必要になる必要通信経路を指定する情報、及び前記必要通信経路を通じて授受する必要のある必要データを指定する情報を含むバリエーション情報を取得することと、前記アーキテクチャーモデル情報及び前記バリエーション情報に基づいて、前記必要データと当該必要データを送信するべき前記通信経路との関係を指定する通信仕様を生成することと、を行い、前記通信仕様を生成する際、前記必要データ毎に定められている前記データ通信規格を満たすように、前記必要データ毎に前記通信経路を指定する。
【発明の効果】
【0006】
上記の技術思想では、設計者に膨大な手間を強いることなく、特定の車両の通信仕様を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、設計システムの概略構成図である。
図2は、アーキテクチャーモデル情報を模式的に表した図である。
図3は、仕様生成処理の処理手順を表したフローチャートである。
図4は、必要データのグループ化の態様を模式的に表した図である。
図5は、必要データのグループ化の態様を模式的に表した図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、情報処理装置の一実施形態を、図面を参照して説明する。
<全体構成>
図1に示す設計システム10は、例えば車両の設計施設に設置される。設計システム10は、情報処理装置20と、ディスプレイ12と、入力機器14と、を備えている。
【0009】
情報処理装置20は、いわゆるコンピュータである。情報処理装置20は、CPU21と、データベース22と、一次記憶装置23と、を備えている。データベース22は、不揮発性のメモリである。一次記憶装置23は、揮発性のメモリである。データベース22は、CPU21が実行するべき処理が記述されたプログラムWを予め記憶している。また、データベース22は、アーキテクチャーモデル情報AMを予め記憶している。アーキテクチャーモデル情報AMの詳細は後述する。
【0010】
ディスプレイ12は、情報処理装置20と通信可能である。ディスプレイ12は、情報処理装置20のCPU21が出力する信号に応じた映像を表示する。入力機器14は、情報処理装置20と通信可能である。入力機器14は、情報処理装置20に外部から情報を入力するためのものである。入力機器14は、例えば、キーボード及びマウスである。
(【0011】以降は省略されています)

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