TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025004839
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-16
出願番号2023104697
出願日2023-06-27
発明の名称車両側部構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類B60J 5/06 20060101AFI20250108BHJP(車両一般)
要約【課題】スライドドアが閉じている際に、スライドドアが車両幅方向内側から車両幅方向外側に押された場合に、スライドドアが車体の外側に押し出されることを抑制する。
【解決手段】乗降用開口と、乗降用開口の上縁に沿って車両前後方向に延びるアッパレール30Bとを有する車体側面構造体と、アッパレール30Bに案内されるアッパヒンジ32Bが取り付けられ、アッパヒンジ32Bとともに車両前後方向にスライドして乗降用開口を開閉するスライドドア22Bと、を備え、アッパヒンジ32Bは、スライドドア22Bの車両前後方向の第1端部22Bcの上部に取り付けられ、スライドドア22Bが閉じているときに、スライドドア22Bの第2端部22Bdの上部を車体側面構造体に係止する上部係止機構60Bを備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
搭乗者が乗降する乗降用開口と、前記乗降用開口の上縁に沿って車両前後方向に延びるアッパレールと、を有する車体側面構造体と、
前記アッパレールに案内されるアッパヒンジが取り付けられ、前記アッパヒンジとともに車両前後方向にスライドして前記乗降用開口を開閉するスライドドアと、を備える車両側部構造であって、
前記アッパヒンジは、前記スライドドアの車両前後方向の第1端部の上部に取り付けられ、
前記スライドドアが閉じているときに、前記スライドドアの前記第1端部と車両前後方向で反対側の第2端部の上部を前記車体側面構造体に係止する上部係止機構を備えること、
を特徴とする車両側部構造。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両側部構造であって、
前記上部係止機構は、
前記スライドドアの前記第2端部の上部に取り付けられたラッチと、
前記乗降用開口の前記上縁に配置された上ストライカと、を含み、
前記ラッチは、前記スライドドアが閉じた際に、前記上ストライカを係止することを特徴とする車両側部構造。
【請求項3】
請求項2に記載の車両側部構造であって、
前記上ストライカは、前記ラッチが当接する位置に切り欠きが設けられていること、
を特徴とする車両側部構造。
【請求項4】
請求項3に記載の車両側部構造であって、
前記車体側面構造体は、
前記乗降用開口の側縁から当該乗降用開口を離れる方向に延びて前記車体側面構造体に配置されたセンタレールと、前記センタレールより低い位置で、前記乗降用開口の前記側縁の近傍に配置されたロアヒンジと、を備え、
前記スライドドアは、前記センタレールにガイドされるセンタヒンジと、前記ロアヒンジにガイドされるロアレールと、を備え、前記センタヒンジと前記ロアレールとともに車両前後方向にスライドして前記乗降用開口を開閉し、
前記センタヒンジは前記スライドドアの前記第2端部に取り付けられ、前記ロアレールは、前記スライドドアの下部に配置され、
前記スライドドアが閉じているときに、前記スライドドアの下部を前記車体側面構造体に係止する下部係止機構を備えること、
を特徴とする車両側部構造。
【請求項5】
請求項4に記載の車両側部構造であって、
前記下部係止機構は、前記乗降用開口の下縁を構成するフロアパネルに配置された開口と、
前記スライドドアの下部に配置され、前記開口の周縁の前記フロアパネルに係合可能なフックを含む下部係止ユニットと、を含むこと、
を特徴とする車両側部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スライドドアを備える車両の側部構造に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、側面に両開き式のスライドドアを備える車両において、スライドドアが閉じた際に、スライドドアの下端を車体のフロアに固定するロック機構が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-5248号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、車体に取り付けられたレールにガイドされ、開く際に車体の外側に向かって斜め後方にせりだした後、車体の側面に沿って後方にスライドするスライドドアを備える車両が用いられている。このような車両では、スライドドアが車両幅方向内側から車両幅方向外側に押された場合でも、スライドドアが車体の外側に押し出されないことが求められる。
【0005】
そこで、本開示は、スライドドアが閉じている際に、スライドドアが車両幅方向内側から車両幅方向外側に押された場合に、スライドドアが車体の外側に押し出されることを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車両側部構造は、搭乗者が乗降する乗降用開口と、前記乗降用開口の上縁に沿って車両前後方向に延びるアッパレールと、を有する車体側面構造体と、前記アッパレールに案内されるアッパヒンジが取り付けられ、前記アッパヒンジとともに車両前後方向にスライドして前記乗降用開口を開閉するスライドドアと、を備える車両側部構造であって、前記アッパヒンジは、前記スライドドアの車両前後方向の第1端部の上部に取り付けられ、前記スライドドアが閉じているときに、前記スライドドアの前記第1端部と車両前後方向で反対側の第2端部の上部を前記車体側面構造体に係止する上部係止機構を備えること、を特徴とする。
【0007】
このように、上部係止機構とアッパヒンジによってスライドドアの上部が車体側面構造体に支持されるので、スライドドアが閉じている際に、スライドドアが車両幅方向内側から車両幅方向外側に押された場合でも、スライドドアが車体の外側に押し出されることを抑制できる。
【0008】
本開示の車両側部構造において、前記上部係止機構は、前記スライドドアの前記第2端部の上部に取り付けられたラッチと、前記乗降用開口の前記上縁に配置された上ストライカと、を含み、前記ラッチは、前記スライドドアが閉じた際に、前記上ストライカを係止してもよい。
【0009】
これにより、簡便な構造でスライドドアの上部を車体側面構造体に支持できる。
【0010】
本開示の車両側部構造において、前記上ストライカは、前記ラッチが当接する位置に切り欠きが設けられてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

トヨタ自動車株式会社
車両
1日前
トヨタ自動車株式会社
車両
3日前
トヨタ自動車株式会社
車両
10日前
トヨタ自動車株式会社
車両
1日前
トヨタ自動車株式会社
車両
10日前
トヨタ自動車株式会社
車両
2日前
トヨタ自動車株式会社
車両
1日前
トヨタ自動車株式会社
車両
1日前
トヨタ自動車株式会社
システム
9日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
9日前
トヨタ自動車株式会社
車載隔壁
9日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
2日前
トヨタ自動車株式会社
制御方法
9日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
2日前
トヨタ自動車株式会社
積層コア
10日前
トヨタ自動車株式会社
金型装置
9日前
トヨタ自動車株式会社
システム
9日前
トヨタ自動車株式会社
電動車両
1日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電セル
10日前
トヨタ自動車株式会社
切断装置
1日前
トヨタ自動車株式会社
エンジン
1日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電セル
1日前
トヨタ自動車株式会社
駆動装置
10日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
1日前
トヨタ自動車株式会社
システム
9日前
トヨタ自動車株式会社
フロア構造
1日前
トヨタ自動車株式会社
牽引フック
3日前
トヨタ自動車株式会社
電気自動車
1日前
トヨタ自動車株式会社
自律移動体
1日前
トヨタ自動車株式会社
サーバ装置
10日前
トヨタ自動車株式会社
高圧タンク
1日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
2日前
トヨタ自動車株式会社
文字認識装置
1日前
トヨタ自動車株式会社
車両用シート
1日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置
1日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置
9日前
続きを見る