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公開番号
2025006330
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023107053
出願日
2023-06-29
発明の名称
車両用シート
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類
B60N
2/22 20060101AFI20250109BHJP(車両一般)
要約
【課題】着席した乗員の頭部の車両幅方向の移動を抑制する。
【解決手段】シートバック2の右側に、シートバック2の右側の前面を膨らませることができる右側膨張機構4を備え、シートバック2の左側に、シートバック2の左側の前面を膨らませることができる左側膨張機構5を備え、車両走行中、着席した乗員へ右方向の加速度がかかる際には右側膨張機構4がシートバック2の右側の前面を膨らませ、着席した乗員へ左方向の加速度がかかる際には左側膨張機構5がシートバック2の左側の前面を膨らませる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
シートバックの右側に、前記シートバックの右側の前面を膨らませることができる右側膨張機構を備え、
前記シートバックの左側に、前記シートバックの左側の前面を膨らませることができる左側膨張機構を備え、
車両走行中、着席した乗員へ右方向の加速度がかかる際には前記右側膨張機構が前記シートバックの右側の前面を膨らませ、着席した乗員へ左方向の加速度がかかる際には前記左側膨張機構が前記シートバックの左側の前面を膨らませることを特徴とする車両用シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両幅方向にかかる加速度に応じてシートバックの前面を膨らませる機構を備える車両用シートに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、シートバックの背もたれ面の向きを左右に変えることができるアクチュエータを備え、車両が旋回する際にアクチュエータがシートバックの背もたれ面を旋回方向へ向ける車両用シートが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-065459号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両が走行中に旋回する際や、凹凸のある路面を走行する際には、車両用シートに着席した乗員の身体へ車両幅方向の加速度がかかる。このように乗員の身体へ車両幅方向の加速度がかかると、乗員の身体が傾いて頭部が車両幅方向に移動するため、運転者は視線が安定しないことによる影響で運転し辛くなり、運転しない同乗者は車酔いを生じさせることがある。
【0005】
そこで、本発明は、着席した乗員の頭部の車両幅方向の移動を抑制することができる車両用シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る車両用シートは、シートバックの右側に、前記シートバックの右側の前面を膨らませることができる右側膨張機構を備え、前記シートバックの左側に、前記シートバックの左側の前面を膨らませることができる左側膨張機構を備え、車両走行中、着席した乗員へ右方向の加速度がかかる際には前記右側膨張機構が前記シートバックの右側の前面を膨らませ、着席した乗員へ左方向の加速度がかかる際には前記左側膨張機構が前記シートバックの左側の前面を膨らませることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、着席した乗員の頭部の車両幅方向の移動を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施形態の車両用シートの斜視図である。
図1におけるA-A線断面図である。
図1におけるB-B線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図1~3を参照しながら、本開示の実施形態の車両用シート10について説明する。以下の図面に示す矢印FR、矢印UP、矢印RHは、車両の前方向(進行方向)、上方向、右方向をそれぞれ示している。また、各矢印FR、UP、RHの反対方向は、それぞれ車両後方向、下方向、左方向を示す。以下、単に前後、左右、上下の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両左右方向(車両幅方向)の左右、車両上下方向の上下を示すものとする。
【0010】
図1は、車両用シート10の斜視図である。図1に示すように、車両用シート10は、シートクッション1、シートバック2及びヘッドレスト3を備える。そして、シートバック2は、上部右側膨張機構4、上部左側膨張機構5、下部右側膨張機構6、下部左側膨張機構7及び中央部膨張機構8を備える。上部右側膨張機構4は、シートバック2の右側の上下方向中央部に内蔵されている。上部左側膨張機構5は、シートバック2の左側の上下方向中央部に内蔵されている。下部右側膨張機構6は、シートバック2の右側下部に内蔵されている。下部左側膨張機構7は、シートバック2の左側下部に内蔵されている。中央部膨張機構8は、シートバック2の上下方向中央部の車両幅方向中央に内蔵されている。
(【0011】以降は省略されています)
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