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公開番号2025000388
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-07
出願番号2023100220
出願日2023-06-19
発明の名称試験システム
出願人株式会社日立国際電気
代理人個人
主分類H04B 17/15 20150101AFI20241224BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 被試験器の個体差や試験の実施状況の差異があっても、被試験器を確実に冷却して、次の試験を正しく実施することができる試験システムを提供する。
【解決手段】 被試験器2の温度を測定する温度センサ3と、被試験器2を冷却する冷却ファン4とを有し、試験を制御する試験コントローラ20が、冷却ファン4を動作させると共に温度センサ3で測定された温度を監視し、被試験器2での送信終了後に温度センサ3で測定された温度が特定の温度となると、冷却ファン4の動作を停止させる制御を行う試験システムとしている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
被試験器を測定器により測定して試験を行う制御装置を有する試験システムであって、
前記被試験器の温度を測定する温度測定器と、
前記被試験器を冷却する冷却装置とを有し、
前記制御装置は、前記冷却装置を動作させると共に前記温度測定器で測定された温度を監視し、前記被試験器での送信終了後に前記温度測定器で測定された温度が特定の温度となるまでは前記冷却装置での冷却を維持し、前記測定された温度が前記特定の温度となると、前記冷却装置の動作を停止させる制御を行うことを特徴とする試験システム。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記制御装置は、前記被試験器の送信終了後に前記温度測定器で測定された温度が送信開始時の温度以下になったことを判定すると、前記冷却装置の動作を停止させる制御を行うことを特徴とする請求項1記載の試験システム。
【請求項3】
前記制御装置は、前記被試験器の送信終了後に前記温度測定器で測定された温度が送信開始時の温度より高く設定された特定の設定温度以下になったことを判定すると、前記冷却装置の動作を停止させる制御を行うことを特徴とする請求項1記載の試験システム。
【請求項4】
前記制御装置は、前記被試験器の送信開始又は送信終了で前記冷却装置の動作を開始することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の試験システム。
【請求項5】
前記制御装置は、表示画面に、測定された温度の推移をグラフ表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の試験システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被試験器の試験を行う試験システムに係り、特に、被試験器の冷却を適正に行うことができる試験システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
[従来の技術]
航空機等に搭載される電子機器の自動試験を行う試験システムとしては、通信を用いて、制御装置(試験コントローラ)が、被試験器を遠隔操作することにより試験を行うものがある。
【0003】
従来の試験システムでは、被試験器に信号(試験信号)を与え、被試験器からの出力信号を測定器で測定し、そのデータ(試験結果)に基づいて、正常又は異常を判定する。
更に、故障と判定された場合には、被試験器に含まれる複数のモジュールの内、どのモジュールが故障したかが特定されて、作業員によって、故障モジュールの調整、修理又は交換が行われる。
【0004】
また、被試験器がPTT(Push to Talk)による送信動作を行う試験があり、送信動作を行うと被試験器の温度が上昇するため、連続送信による機器の故障を防ぐために、被試験器を冷却してから次の試験を行う。
従来の試験システムでは、被試験器の種類や試験内容にかかわらず、一律に被試験器の送信時間の3倍の時間を冷却時間として、次の試験の実施を待機するようになっていた。
【0005】
具体的には、被試験器において、PTTの開始(PTT ON)からPTTの終了(PTT OFF)までの時間を送信時間とし、当該送信時間の3倍の時間を冷却時間としていた。
【0006】
[従来の冷却中画面:図6]
従来の試験システムにおける制御装置(試験コントローラ)の表示画面例について図6を用いて説明する。図6は、従来の試験システムにおける冷却中画面の例を示す説明図である。
図6に示すように、従来の試験システムにおける冷却中画面では、冷却時間に入ると、「冷却中」の画面が表示され、前回送信時間と、冷却必要時間と、経過時間と、残りの冷却時間と、残り時間を示す棒グラフ等が表示される。
【0007】
図6の例では、送信時間(13秒)の3倍が冷却必要時間(39秒)となっており、その時点で冷却の経過時間が11秒であり、残りの冷却時間が28秒となっている。
尚、試験によっては、送信時間が短く被試験器があまり高温になっておらず、操作者が被試験器の表面に触れて確認した場合等、冷却処理が不要と判断した際には、「冷却中止」ボタンをクリックすることで、既定の冷却時間が経過していなくても、冷却処理を中止して次の試験の実施を可能としている。また、測定を中止する「測定中止」のボタンも設けられている。
【0008】
[従来の冷却処理フロー:図7]
従来の試験システムにおける冷却処理について図7を用いて説明する。図7は、従来の試験システムにおける冷却処理を示すフローチャートである。
従来の試験システムでは、試験コントローラが試験を開始すると、冷却処理を開始し、PTT ONとなったか否かを監視し(S21)、PTT ONとなっていない場合(Noの場合)には処理S21を繰り返す。
PTT ONとなった場合には(YESの場合)、送信が開始されたとして現在時刻を送信開始時刻として取得する(S22)。
【0009】
そして、試験コントローラは、PTT OFFとなったか否かを監視し(S23)、PTT OFFとなっていない場合(Noの場合)には処理S23を繰り返す。
PTT OFFとなった場合(YESの場合)には、送信終了として現在時刻を送信終了時刻として取得する(S24)。
【0010】
そして、制御コントローラは、送信開始時刻と送信終了時刻とから送信時間(T)及び冷却必要時間(3T)を算出し(S25)、冷却中画面を表示する(S26)。
冷却中画面の表示中は、冷却開始時からの経過時間を計時して、経過時間、残り時間の表示を逐次更新する。尚、冷却中画面の表示中に冷却中止または測定中止の指示が入力された場合には、処理S28に移行する。
(【0011】以降は省略されています)

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