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公開番号2025005918
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023106355
出願日2023-06-28
発明の名称インターホンシステム
出願人アイホン株式会社
代理人個人
主分類H04M 9/00 20060101AFI20250109BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 録画保存されている映像の送信元の真正性を確保でき、また改ざんされていない映像であることの真正性を確保できるインターホンシステムを提供する。
【解決手段】 呼出機能及び通話機能を備えた玄関子機1と、玄関子機1からの呼び出しに応答する機能を備えた居室親機2とを有し、玄関子機1は操作する人物を撮像するカメラ13を備えると共に、居室親機2はカメラ13の撮像映像を表示するモニタ23を備え、更に撮像映像を保存する管理サーバ3を備えている。玄関子機1は、出力する映像をデジタル署名する秘密鍵を有して、カメラ13が撮像した映像を秘密鍵で暗号化して管理サーバ3に出力する一方、管理サーバ3は受信した映像を秘密鍵でデジタル署名した状態で保存すると共に、秘密鍵と対を成して復号化するための公開鍵を具備しており、保存している映像を出力する際には公開鍵を使用して復号化した映像を出力する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
呼出機能及び通話機能を備えた子機と、前記子機からの呼び出しに応答する機能を備えた親機とを有し、前記子機は当該子機を操作する人物を撮像するカメラを備えると共に、前記親機は前記カメラの撮像映像を表示するモニタを備えたインターホンシステムにおいて、
前記子機は、映像をデジタル署名して出力するための秘密鍵を有して、前記カメラが撮像した映像を前記秘密鍵で暗号化して前記保存手段に出力する一方、
前記カメラの撮像映像を保存する保存手段を有し、
前記保存手段は、受信した前記映像を暗号化した状態で保存すると共に、前記秘密鍵により成されたデジタル署名を検証するための公開鍵を具備しており、保存している前記映像を出力する際には前記公開鍵を使用して復号化した映像を出力することを特徴とするインターホンシステム。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記保存手段は、汎用ネットワークを介して前記子機或いは前記親機と通信し、
前記子機から出力された映像が前記汎用ネットワークを介して前記保存手段に送信されることを特徴とする請求項1記載のインターホンシステム。
【請求項3】
前記子機は、時刻同期プロトコルによりNTPサーバから入手した時刻情報を映像に埋め込んで出力することを特徴とする請求項1記載のインターホンシステム。
【請求項4】
前記子機は集合住宅のエントランスに設置された集合玄関機であると共に、前記子機の近傍には、前記エントランスに設置されたエントランスドアを解錠して前記集合住宅内への人物の進入を可能とするID認証装置が設置され、
前記カメラは、前記ID認証装置がID情報の入力を受けると撮像を開始し、
前記子機は、前記カメラが撮像した映像と、前記ID認証装置へ入力されたID情報とを、前記秘密鍵でデジタル署名して前記保存手段に送信することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のインターホンシステム。
【請求項5】
前記子機は集合住宅のエントランスに設置された集合玄関機であると共に、前記子機の近傍には、前記エントランスに設置されたエントランスドアを解錠して前記集合住宅内への人物の進入を可能とする顔認証装置が設置され、
前記カメラは、前記顔認証装置の顔認証動作に連動して撮像を開始し、
前記子機は、前記カメラが撮像した映像と、前記顔認証装置に入力された顔画像とを、前記秘密鍵でデジタル署名して前記保存手段に送信することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のインターホンシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はインターホンシステムに関し、特に呼出者を撮像した映像を保存する機能を備えたインターホンシステムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
呼出操作した来訪者等の呼出者の撮像映像を暗号化して子機から親機に送信することでセキュリティを向上させて、他人の覗き込みの防止を図ったインターホンシステムがある。例えば、特許文献1に記載された集合住宅用のインターホンシステムでは、共同玄関に設置された子機からカメラの撮像映像を出力する際に、住戸毎に異なるスクランブル鍵で暗号化して親機に送信した。こうすることで、呼出操作した訪問先の親機でのみしか来訪者の映像を正しく復号することができないため、他の親機では復号化できないため再生できず、高いセキュリティを維持できた。
一方で、送信する情報を暗号化する公開鍵暗号化方式において、改ざんを防止する技術として、秘密鍵とこの秘密鍵と対を成す公開鍵を使用する技術がある。これは、秘密鍵でデジタル署名して暗号化した情報を送信し、受信側で公開鍵で復号化することで、改ざんされていないことを検証できる技術である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-30894号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1の技術は、他人が映像をの覗き見ることができないため高いセキュリティを維持できた。しかしながら、この技術は映像の改ざんを防止するための技術ではないため、いったん録画保存された映像に関しては、送信元の真正性が確保できなかった。また、改ざんされてはいないか客観的に判断することができなかった。
【0005】
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、録画保存されている映像の送信元の真正性を確保でき、また改ざんされていない映像であることの真正性を確保できるインターホンシステムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する為に、本発明の構成は、呼出機能及び通話機能を備えた子機と、子機からの呼び出しに応答する機能を備えた親機とを有し、子機は当該子機を操作する人物を撮像するカメラを備えると共に、親機はカメラの撮像映像を表示するモニタを備えたインターホンシステムにおいて、子機は、映像をデジタル署名して出力するための秘密鍵を有して、カメラが撮像した映像を秘密鍵で暗号化して保存手段に出力する一方、カメラの撮像映像を保存する保存手段を有し、保存手段は、受信した映像を暗号化した状態で保存すると共に、秘密鍵により成されたデジタル署名を検証するための公開鍵を具備しており、保存している映像を出力する際には公開鍵を使用して復号化した映像を出力することを特徴とする。
この構成によれば、保存手段に保存される映像は、秘密鍵によりデジタル署名された状態で保存されるため、送信元のカメラの真正性を確保できる。そして、保存手段から出力される映像は公開鍵によりデジタル署名が検証されるため、改ざんされていないことの真正性を確保できる。
尚、撮像映像は、静止画である撮像画像を含むものである。
【0007】
本発明の別の態様は、上記構成において、保存手段は、汎用ネットワークを介して子機或いは親機と通信し、子機から出力された映像が汎用ネットワークを介して保存手段に送信されることを特徴とする。
この構成によれば、例えばクラウドサーバにカメラの撮像映像を保存でき、映像の真正確認を汎用ネットワークを介して外部から容易に実施できる。
【0008】
本発明の別の態様は、上記構成において、子機は、時刻同期プロトコルによりNTPサーバから入手した時刻情報を映像に埋め込んで出力することを特徴とする。
この構成によれば、デジタル署名された映像に正確な時刻が埋め込まれるため、撮像時刻も改ざんされていないことが証明でき、事件発生時の映像確認等に活用できる。
【0009】
本発明の別の態様は、上記構成において、子機は集合住宅のエントランスに設置された集合玄関機であると共に、子機の近傍には、エントランスに設置されたエントランスドアを解錠して集合住宅内への人物の進入を可能とするID認証装置が設置され、カメラは、ID認証装置がID情報の入力を受けると撮像を開始し、子機は、カメラが撮像した映像と、ID認証装置へ入力されたID情報とを、秘密鍵で署名して保存手段に送信することを特徴とする。
この構成によれば、映像の真正確認に合わせてIDの真正確認ができるため、なりすましを防止できるし事件発生時の映像確認等に活用できる。
【0010】
本発明の別の態様は、上記構成において、子機は集合住宅のエントランスに設置された集合玄関機であると共に、子機の近傍には、エントランスに設置されたエントランスドアを解錠して集合住宅内への人物の進入を可能とする顔認証装置が設置され、カメラは、顔認証装置の顔認証動作に連動して撮像を開始し、子機は、カメラが撮像した映像と、顔認証装置に入力された顔画像とを、秘密鍵で署名して保存手段に送信することを特徴とする。
この構成によれば、映像の真正確認に合わせて、顔認証装置が撮像した顔画像の真正確認もできるため、顔画像の改ざんを防止できるし事件発生時の映像確認等に活用できる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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