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公開番号2025022567
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023127261
出願日2023-08-03
発明の名称ナースコールシステム
出願人アイホン株式会社
代理人個人
主分類H04M 9/00 20060101AFI20250206BHJP(電気通信技術)
要約【課題】簡単な操作で勤務中の看護師の携帯端末に対して子機からの呼出信号を送信するナースコールシステムを提供する。
【解決手段】ナースコールシステム10は、ベッド毎に設置される子機1と、ナースステーションに設置される親機3と、看護師IDを登録したRFID送信手段を具備し看護師が携行する複数の携帯端末5と、機器間の通信を制御する制御機4と、携帯端末5からIDの情報を読み取るカードリーダ8と、看護師と携帯端末5の関連付けを記憶する看護師情報記憶部と、子機1と携帯端末5との関連付けを記憶する子機/携帯記憶部と、カードリーダ8が読み取った出勤看護師の情報を基に呼出可の携帯端末5を記憶する呼出可端末記憶部と、を有し、制御機4は、子機1による呼び出しが発生すると、子機/携帯記憶部と呼出可端末記憶部の情報を基に、呼出信号を送信する携帯端末5を把握し、当該携帯端末5及び親機3に呼出信号を送信する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
患者が看護師を呼び出すためにベッド毎に設置された子機と、前記子機からの呼び出しに看護師が応答するためにナースステーションに設置された親機と、看護師が携行して患者からの呼び出しに応答可能な複数の携帯端末と、機器間の通信を制御する制御機とを有するナースコールシステムにおいて、
看護師の出退勤を管理するために、看護師IDが登録されて看護師が所持するRFID送信手段と、
翳された前記RFID送信手段の情報を読み取るID読み取り手段と、
看護師IDと前記携帯端末の内線番号との関連付けを記憶する看護師情報記憶部と、
前記子機と前記携帯端末との関連付けを記憶する子機/携帯記憶部と、
前記ID読み取り手段が読み取った出退勤看護師の情報を基に、出勤した看護師が携行する前記携帯端末を前記看護師情報記憶部から読み取って、呼び出し可の携帯端末として記憶する呼出可端末記憶部と、を有し、
前記制御機は、前記子機による呼び出しが発生したら、前記子機/携帯記憶部と前記呼出可端末記憶部との情報を基に、呼出信号を送信する前記携帯端末を選択し、選択した前記携帯端末及び前記親機に呼出信号を送信することを特徴とするナースコールシステム。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記子機/携帯記憶部は、前記子機毎に複数の前記携帯端末を関連付けて記憶していることを特徴とする請求項1記載のナースコールシステム。
【請求項3】
前記親機は複数の病棟に設置されると共に、前記看護師情報記憶部は、看護師と病棟の関連付けを記憶し、
前記制御機は、前記子機からの呼出信号を当該子機が所属する病棟に関連付けられている看護師の前記携帯端末に送信することを特徴とする請求項2記載のナースコールシステム。
【請求項4】
前記親機は複数の病棟に設置されると共に、前記RFID送信手段は病棟情報を具備し、
前記制御機は、前記子機からの呼出信号を当該子機が所属する病棟に関連付けられている看護師の前記携帯端末に対して送信することを特徴とする請求項1記載のナースコールシステム。
【請求項5】
前記制御機は、呼出操作された前記子機に対して、呼出先として前記携帯情報記憶部に記憶された前記携帯端末を携行する看護師が出勤状態に無く、呼出信号を送信する前記携帯端末がない場合は、前記親機への呼出信号を、呼出先が前記親機のみであることを認識させる特定の呼出動作を実施させる信号に変更し、
前記携帯端末の呼出が実施されないことを前記親機から報知させることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のナースコールシステム。
【請求項6】
前記RFID送信手段は、前記携帯端末に内蔵されていることを特徴とする請求項1記載のナースコールシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、入院患者が看護師を呼び出すためのナースコールシステムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
ナースステーションに居なくても患者からの呼び出しに看護師が応答できるよう看護師が携行する携帯端末を備えたナースコールシステムが普及している。このような携帯端末を備えたナースコールシステムでは、昼勤から夜勤等へ看護師が交代する度に、携帯端末の呼出先の変更操作が必要であり、この操作にミスがあったら、使用していない携帯端末に呼び出しが成されたりした。
この変更操作のミスを削減するために、例えば特許文献1では子機にRFIDタグを読み取るカードリーダが取り付けられ、看護師のRFIDタグを読み取らせて子機の呼出ボタンが長押しされると、親機が看護師が携行している携帯端末の登録操作であると判断して、長押しされた子機の呼出先として登録操作した看護師の携帯端末が登録された。また、この登録は有効時間が設定され、一定時間が経過したら登録が解除された。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-6414号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1の携帯端末の設定形態では、出勤して登録した看護師だけを呼び出すことができた。しかしながら、この設定形態では出勤時に多数のベッドを回って登録を行う手間が発生するだけでなく、設定された時間が経過した後も勤務が継続する場合は再度ベッドを回って登録操作する必要があった。また、また勤務時間が終了した後でも設定時間が継続していたら、呼び出しが成されるという問題があった。
【0005】
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、簡単な操作で勤務中の看護師の携帯端末のみに子機からの呼出信号が送信されるナースコールシステムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する為に、本発明は、患者が看護師を呼び出すためにベッド毎に設置された子機と、子機からの呼び出しに看護師が応答するためにナースステーションに設置された親機と、看護師が携行して患者からの呼び出しに応答可能な複数の携帯端末と、機器間の通信を制御する制御機とを有するナースコールシステムにおいて、看護師の出退勤を管理するために、看護師IDが登録されて看護師が所持するRFID送信手段と、翳されたRFID送信手段の情報を読み取るID読み取り手段と、看護師IDと携帯端末の内線番号との関連付けを記憶する看護師情報記憶部と、子機と携帯端末との関連付けを記憶する子機/携帯記憶部と、ID読み取り手段が読み取った出退勤看護師の情報を基に、出勤した看護師が携行する携帯端末を看護師情報記憶部から読み取って、呼び出し可の携帯端末として記憶する呼出可端末記憶部とを有し、制御機は、子機による呼び出しが発生したら、子機/携帯記憶部と呼出可端末記憶部との情報を基に、呼出信号を送信する携帯端末を選択し、選択した携帯端末及び親機に呼出信号を送信することを特徴とする。
この構成によれば、看護師の出勤情報を受けて、出勤している看護師の携帯端末に対して子機操作による呼出信号が送信される。よって、別途携帯端末の呼出可否操作を行う必要がない。
【0007】
本発明の別の態様は、上記構成において、子機/携帯記憶部は、子機毎に複数の携帯端末を関連付けて記憶していることを特徴とする
この構成によれば、子機からの呼び出しに対して予め設定された特定の複数の携帯端末に対して呼出信号が送信されるため、速やかな応答が可能であり、患者からの呼び出しが放置される事態を防止できる。
【0008】
本発明の別の態様は、上記構成において、親機は複数の病棟に設置されると共に、看護師情報記憶部は、看護師と病棟の関連付けを記憶し、制御機は、子機からの呼出信号を当該子機が所属する病棟に関連付けられている看護師の携帯端末に送信することを特徴とする。
この構成によれば、複数の病棟に亘り設置されたナースコールシステムであっても、病棟を跨いで呼出信号が送信されることがなく、看護師は担当する病棟の患者に専念できる。
【0009】
本発明の別の態様は、上記構成において、親機は複数の病棟に設置されると共に、RFID送信手段は病棟情報を具備し、制御機は、子機からの呼出信号を当該子機が所属する病棟に関連付けられている看護師の携帯端末に対して送信することを特徴とする。
この構成によれば、病棟情報がRFID送信手段に登録されているため、登録する病棟情報を変更すれば看護師の所属する病棟を変更でき、看護師の他病棟への応援を容易に実施できる。
【0010】
本発明の別の態様は、上記構成において、制御機は、呼出操作された子機に対して、呼出先として携帯情報記憶部に記憶された携帯端末を携行する看護師が出勤状態に無く、呼出信号を送信する携帯端末がない場合は、親機への呼出信号を、呼出先が親機のみであることを認識させる特定の呼出動作を実施させる信号に変更し、携帯端末の呼出が実施されないことを親機から報知させることを特徴とする。
この構成によれば、呼出信号が送信される携帯端末がない場合、親機の呼出動作が特定の動作に変更されるため、看護師が携帯端末が呼び出されないことを認識でき、呼び出しが放置される事態を防止できる。
(【0011】以降は省略されています)

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