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公開番号
2025020975
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2023124632
出願日
2023-07-31
発明の名称
画像読取装置
出願人
キヤノン電子株式会社
代理人
主分類
H04N
1/04 20060101AFI20250205BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】ダイナミックレンジを向上しつつより自然な画像を取得する。
【解決手段】媒体のライン画像を取得する撮像部79と、撮像部79の読取位置に向かって発光する読取光源77と、読取光源77の発光と撮像部79の画像取得を制御する画像読取手段とを備え、画像読取手段は、第一積算光量で読取光源77を発光して撮像部79で第一ライン群画像を取得する第一ライン群読取と、第一積算光量よりも大きな第二積算光量で読取光源77を発光して撮像部79で第二ライン群画像を取得する第二ライン群読取とを既定の読取ライン数ごとに切り替えて取得し、第一ライン群画像の第一ライン群画像と第二ライン群画像とに基づいてライン画像のダイナミックレンジを拡大した第三画素を生成する第三画素生成処理を実行することを特徴とする
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
媒体のライン画像を取得する撮像部と、
前記撮像部の読取位置に向かって発光する読取光源と、
前記読取光源の発光と前記撮像部の画像取得を制御する画像読取手段と
を備え、
前記画像読取手段は、
第一積算光量で前記読取光源を発光して前記撮像部で第一ライン群画像を取得する第一ライン群読取と、前記第一積算光量よりも大きな第二積算光量で前記読取光源を発光して前記撮像部で第二ライン群画像を取得する第二ライン群読取とを既定の読取ライン数ごとに切り替えて取得し、前記第一ライン群画像と前記第二ライン群画像とに基づいて前記ライン画像のダイナミックレンジを拡大した第三画素を生成する第三画素生成処理を実行することを特徴とする画像読取装置。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記第一ライン群画像と、前記第一積算光量を前記第二積算光量で除した第二ライン群利得を前記第二ライン群画像に乗じて取得した規格化された第二ライン群画像とに基づいて前記第三画素生成処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項3】
前記第一ライン群画像を取得するための第一撮像期間と、前記第二ライン群画像を取得するための第二撮像期間が等しいことを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取装置。
【請求項4】
前記第一ライン群読取における前記読取光源の点灯時間である第一点灯時間よりも、
前記第二ライン群読取における前記読取光源の点灯時間である第二点灯時間が長いことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像読取装置。
【請求項5】
前記第一ライン群読取における前記読取光源の光度である第一光度よりも、
前記第二ライン群読取における前記読取光源の光度である第二光度が大きいことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像読取装置。
【請求項6】
前記第一ライン群画像に対応する第一画素と、
前記規格化された第二ライン群画像において読取の主走査方向の位置が前記第一画素と同一である第二画素とに対し、
前記第一画素の値に基づいて前記第一画素と前記第二画素の割合を変更して加算することで前記第三画素を生成することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
【請求項7】
前記第一画素は、副走査方向で隣接する前記第一ライン群画像の画素値の平均値であることを特徴とする請求項6に記載の画像読取装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、原稿を搬送可能な原稿搬送装置における画像読取制御に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に広く使用される文書スキャナでは文書の読みやすさを重視し、文書の暗い部分(一般に文字部)は黒く、明るい部分(一般に地色部)は白くするように画像を処理し、見読性を上げている。
【0003】
一方で、近年は写真をデジタルイメージ化する需要が高まっており、写真をスキャンする写真専用スキャナや、文書スキャナに写真に特化した読取制御や画像処理を追加することが望まれている。このように写真をスキャンする場合、暗い部分も明るい部分も階調が得られる必要があり、上記に記載したような文書スキャナで実施している画像処理は適さない。
【0004】
写真スキャナで暗い部分の階調性を上げるように画像を取得すると、画像の暗い部分には読取部に起因するノイズが顕著に目立ってしまう。写真は文書に比べて画像の階調性を重視するユーザが多いため、写真をスキャンした際に暗い部分の階調性を保ったままノイズを目立たなくさせる技術が望まれている。そこで、暗部のノイズを改善するために撮像部へ入射する光の蓄積時間を変化させて複数回取得した画像を合成して広いダイナミックレンジを得る画像入力方法が提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平5-176233号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1ではCCDを使用した画像読取制御を示しており、1ラインの画像を取得する際に、撮像部へ入射する光の蓄積時間を変化させて、明るさの異なる画像を複数回取得する方法が提案されている。画素ごとに複数回取得した画像のうちのいずれを用いるかを切り替えるため、隣接する画素同士で異なる画像が用いられることなどにより、画像が不自然になったりする可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記を鑑みて、本発明に係る画像読取装置は、
媒体のライン画像を取得する撮像部と、
前記撮像部の読取位置に向かって発光する読取光源と、
前記読取光源の発光と前記撮像部の画像取得を制御する画像読取手段と
を備え、
前記画像読取手段は、
第一積算光量で前記読取光源を発光して前記撮像部で第一ライン群画像を取得する第一ライン群読取と、前記第一積算光量よりも大きな第二積算光量で前記読取光源を発光して前記撮像部で第二ライン群画像を取得する第二ライン群読取とを既定の読取ライン数ごとに切り替えて取得し、前記第一ライン群画像と前記第二ライン群画像とに基づいて前記ライン画像のダイナミックレンジを拡大した第三画素を生成する第三画素生成処理を実行することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、第一ライン群画像と第二ライン群画像とにより、ダイナミックレンジを拡大したより自然な画像を取得可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る原稿搬送装置(画像読取装置)の構成を概略的に示す部分断面図。
本発明の一実施形態に係る画像読取装置の制御部のブロック図。
本発明の一実施形態に係る画像読取装置Aの排出トレイ2を展開した状態の正面図。
本発明の一実施形態に係るCISの概略図。
本発明の一実施形態に係る読取処理のフローチャート。
本発明の一実施形態に係る第一ライン群読取処理のフローチャート。
本発明の一実施形態に係る第二ライン群読取処理のフローチャート。
本発明の一実施形態に係る発光素子のラインごとの発光制御のタイミングチャート。
本発明の一実施形態に係る積算光量の差によるSN比の変化の説明図。
本発明の一実施形態に係る第三画素生成処理のフローチャート。
本発明の一実施形態に係る第三画素生成処理の説明図。
本発明の一実施形態に係る第三画素生成処理に用いる関数のグラフ。
本発明の一実施形態に係る発光素子のラインごとの発光制御のタイミングチャート。
本発明の一実施形態に係る回路図例。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、添付図面を参照して本発明を実施するための形態について詳細に説明する。以下の実施の形態は、本発明を実施するための一例であり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲において本発明が使用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものである。
(【0011】以降は省略されています)
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