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公開番号2024171963
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023089344
出願日2023-05-31
発明の名称画像読取装置
出願人キヤノン電子株式会社
代理人
主分類H04N 1/00 20060101AFI20241205BHJP(電気通信技術)
要約【課題】複雑な構成を用いず、装置を大型にせずに原稿束の不送りの状態を低減し適切な給送を実現する画像読取装置を提供する。
【解決手段】原稿Sの画像を読み取る原稿Sの搬送方向下流に設けられた読取部と、読取部に向けて原稿Sが搬送される搬送路の下面を形成する下側搬送ガイド15と、を備え、原稿Sを給送する際に、複数の原稿が重ねられた原稿束から分離して原稿を給送する分離給送を行う第1の給送モードと原稿束を分離せず給送する非分離給送を行う第2の給送モードのうち、第2の給送モードで給送を行う場合は、下面を下げるように下側搬送ガイド15が下方向に移動することを特徴とする。
【選択図】図5



特許請求の範囲【請求項1】
原稿の画像を読み取る前記原稿の搬送方向下流に設けられた読取部と、
前記読取部に向けて前記原稿が搬送される搬送路の下面を形成する下側搬送ガイドと、を備え、
前記原稿を給送する際に、複数の原稿が重ねられた原稿束から分離して原稿を給送する分離給送を行う第1の給送モードと前記原稿束を分離せず給送する非分離給送を行う第2の給送モードのうち、前記第2の給送モードで給送を行う場合は、前記下面を下げるように前記下側搬送ガイドが下方向に移動することを特徴とする画像読取装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
原稿の画像を読み取る前記原稿の搬送方向下流に設けられた読取部と、
前記読取部に向けて前記原稿が搬送される搬送路の下面を形成する下側搬送ガイドと、
前記原稿の厚みを検知する厚み検知手段と、を備え、
前記厚み検知手段で所定の閾値以上の厚さを検知した場合に、前記下面を下げるように前記下側搬送ガイドが下方向に移動することを特徴とする画像読取装置。
【請求項3】
前記厚み検知手段で所定の閾値以上の厚さを検知した場合は、複数の原稿が重ねられた原稿束から分離して前記原稿を給送する分離給送を行う第1の給送モードと前記原稿束を分離せず給送する非分離給送を行う第2の給送モードのうち、前記第2の給送モードに移行することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
【請求項4】
前記搬送路を挟んで前記下側搬送ガイドに対向する上側搬送ガイドを備え、前記上側搬送ガイドは前記下側搬送ガイドの方向に移動することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像読取装置。
【請求項5】
前記下側搬送ガイドの下側に設けられたカムを備え、前記カムが回転して前記下側搬送ガイドは前記下方向に移動することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像読取装置。
【請求項6】
前記搬送路を挟んで前記下側搬送ガイドに対向し前記下側搬送ガイドの方向に移動する上側搬送ガイドと、前記上側搬送ガイドの上側に設けられたカムを備え、前記カムが回転して前記上側搬送ガイドは前記下側搬送ガイドの方向に移動することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像読取装置。
【請求項7】
前記搬送路を挟んで前記下側搬送ガイドに対向する回転体を備え、前記回転体は前記下側搬送ガイドの方向に移動することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像読取装置。
【請求項8】
前記下側搬送ガイドは、前記下方向に移動する際に弾性体に付勢されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像読取装置。
【請求項9】
前記搬送路を挟んで前記下側搬送ガイドに対向し前記下側搬送ガイドの方向に移動する上側搬送ガイドを備え、前記上側搬送ガイドは前記下側搬送ガイドの方向に移動する際に弾性体に付勢されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像読取装置。
【請求項10】
前記搬送路を挟んで前記下側搬送ガイドに対向し前記下側搬送ガイドの方向に移動する回転体を備え、前記回転体は前記下側搬送ガイドの方向に移動する際に弾性体に付勢されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像読取装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像読み取りを行う画像読取装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
画像読取装置の一例であるスキャナーには、原稿の自動送り装置(ADFとも呼ばれる)が設けられ、複数枚の原稿の自動送りと画像読み取りとを行える様に構成されたものがある。このような構成の画像読取装置において、例えばパスポートや通帳のような冊子体を読み取りたいといったユーザーからのニーズがある。このようなニーズに対応するため、冊子体を読み取るページを開いた状態で透明なホルダーに入れて、画像読取装置によって送るようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-68125号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ホルダーに入れた冊子体を給送可能なスキャナーとして、原稿束を分離せずに給送する非分離給送を行う場合には、特許文献1にあるように従動ローラが原稿を搬送する方向に回転駆動するものがあげられる。ホルダーに入れた冊子体は冊子体単体よりも厚みが増すため、冊子体と従動ローラの接触点の接線と搬送方向のなす角度が通常の原稿の搬送時よりも大きくなる。そのため、冊子体が従動ローラを持ち上げるにはより大きな搬送力が必要となり、原稿を搬送する搬送ローラ対(駆動ローラと従動ローラ)の間にホルダーに入れた冊子体が入っていかず、不送りになる場合があった。これに対して特許文献1では、従動ローラを駆動させる発明、また、従動ローラを予め駆動ローラから離間して冊子体の突入負荷を減らすスキャナーが開示されている。
【0005】
しかし、特許文献1に記載のスキャナーでは、原稿厚み方向に移動する従動ローラに駆動を伝達する伝達機構が必要であり、装置が複雑になる。また、従動ローラを予め駆動ローラから離間する場合は、従動ローラを離間する機構と従動ローラが退避するスペースが必要になり、装置が大型化し構造が複雑になるという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、
原稿の画像を読み取る前記原稿の搬送方向下流に設けられた読取部と、
前記読取部に向けて前記原稿が搬送される搬送路の下面を形成する下側搬送ガイドと、を備え、
前記原稿を給送する際に、複数の原稿が重ねられた原稿束から分離して原稿を給送する分離給送を行う第1の給送モードと前記原稿束を分離せず給送する非分離給送を行う第2の給送モードのうち、前記第2の給送モードで給送を行う場合は、前記下面を下げるように前記下側搬送ガイドが下方向に移動することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、複雑な構成を用いず装置を大型にせずに、ホルダーに入れて搬送する原稿束(例えば、パスポートや通帳のような冊子体や書類束など)の不送りの状態を低減し、適切な給送を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る画像読取装置の概略図。
実施形態に係る画像読取装置の制御ユニットのブロック図。
実施形態に係る画像読取装置の上面図。
第1の実施形態に係る画像読取装置の第1搬送部と第2搬送部の拡大略図。
第1の実施形態に係る画像読取装置の第1搬送部と第2搬送部の拡大略図。
本発明の一実施形態に係る画像読取装置における部品の斜視図。
第2の実施形態に係る画像読取装置の第1搬送部と第2搬送部の拡大略図。
第2の実施形態に係る画像読取装置の第1搬送部と第2搬送部の拡大略図。
本発明の一実施形態に係る画像読取装置の第1搬送部と第2搬送部の拡大略図。
本発明の一実施形態に係る画像読取装置の第1搬送部と第2搬送部の拡大略図。
本発明の一実施形態に係る画像読取装置の第1搬送部と第2搬送部の拡大略図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は本発明の実施形態に係る画像読取装置Aの概略図である。
【0010】
画像読取装置Aは、載置台1に積載された一又は複数の原稿S(原稿束)を1つずつ装置内に経路RTを成す搬送路にて搬送してその画像を読取部で読み取り、排出トレイ2に排出する装置である。読み取る原稿Sは、例えば、OA紙、チェック、小切手、名刺、カード類等のシートであり、厚手のシートであっても、薄手のシートであってもよい。カード類は、例えば、保険証、免許証、クレジットカード等を挙げることができる。また、パスポートなどの冊子体S1も含まれる。冊子体S1を対象とする場合、ホルダー200を用いることができる。透明なホルダー200に見開き状態の冊子体S1を収容して載置台1に載置することで、冊子体S1がホルダー200と共に給送され、その画像を読み取ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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