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公開番号2025017978
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023121335
出願日2023-07-26
発明の名称画像読取装置
出願人キヤノン電子株式会社
代理人
主分類H04N 1/00 20060101AFI20250130BHJP(電気通信技術)
要約【課題】綴じ部材検出部を通過した原稿と、原稿積載部に載置される原稿との同一性を担保する。
【解決手段】原稿を読み取る読み取り部41、42と、読み取り部41、42に向けて給送される原稿を積載する原稿積載部1と、原稿積載部1に原稿が載置されたことを検出する第一の原稿検出部51と、原稿を綴じる綴じ部材を検出する、原稿積載部1とは異なる箇所に設けられた綴じ部材検出部20と、綴じ部材検出部20に対する原稿の通過を検出する第二の原稿検出部と、第二の原稿検出部による検出タイミングと第一の原稿検出部での検出タイミングの差に基づき、第一の原稿検出部51で検出された原稿と第二の原稿検出部で検出された原稿が同一か判断する原稿同一性判断部70とを備え、原稿同一性判断部70が同一の原稿ではないと判断した場合、読み取り部41、42による読み取り処理を実行しないことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
原稿を読み取る読み取り部と、
前記読み取り部に向けて給送される原稿を積載する原稿積載部と、
前記原稿積載部に原稿が載置されたことを検出する第一の原稿検出部と、
原稿を綴じる綴じ部材を検出する、前記原稿積載部とは異なる箇所に設けられた綴じ部材検出部と、
前記綴じ部材検出部に対する原稿の通過を検出する第二の原稿検出部と、
前記第一の原稿検出部での検出タイミングと前記第二の原稿検出部での検出タイミングの差に基づき、前記第一の原稿検出部で検出された原稿と前記第二の原稿検出部で検出された原稿が同一か判断する原稿同一性判断部と
を備え、
前記原稿同一性判断部が同一の原稿ではないと判断した場合、前記読み取り部による読み取り処理を実行しないことを特徴とする画像読取装置。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記第一の原稿検出部での原稿検知タイミングと前記第二の原稿検出部による原稿通過検出タイミングとの差が予め設定された第一時間より小さい時に、前記原稿一致性判断部は、前記第一の原稿検出部で検出された原稿と前記第二の原稿検出部で検出された原稿が一致していないと判断することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項3】
前記第一の原稿検出部での原稿検知タイミングと前記第二の原稿検出部による原稿通過検出タイミングとの差が予め設定され前記第一時間よりも大きい第二時間より大きい時に、原稿一致性判断部は、前記第一の原稿検出部で検出された原稿と前記第二の原稿検出部で検出された原稿が一致していないと判断することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
【請求項4】
前記原稿同一性判断部の判断結果をユーザーに報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項5】
前記原稿同一性判断部が前記第一の原稿検出部で検出された原稿と前記第二の原稿検出部で検出された原稿が一致していないと判断した場合に、スキャン動作を行うか否かを選択可能な選択手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項6】
前記綴じ部材検出部は、綴じ部材の移動に伴って変化する磁界を利用して前記綴じ部材を検出し、
前記第二の原稿検出部による原稿の検出結果及び前記綴じ部材検出部による綴じ部材の検出結果を受ける磁界検出制御部と、を備え、
前記磁界検出制御部は、前記第二の原稿検出部が原稿の通過を検出している状態において、前記綴じ部材検出部が磁界の変化を検出した場合、綴じ部材ありと判断することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項7】
前記綴じ部材検出部が、前記画像読取装置と脱着可能に構成されていることを特徴とする請求項1から6に記載の画像読取装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、原稿の画像を読み取る画像読取装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
原稿を搬送する搬送装置として、ステープルやクリップなどの綴じ部材で綴じられたままの原稿が搬送されると、原稿が破損したり、搬送装置の搬送路内を傷付けたりしてしまうため、給紙動作を開始する前に綴じ部材を検知する方法が求められている。
【0003】
従来、筐体の側面に綴じ部材検出部を設けた画像読取装置が提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7000911号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、綴じ部材検出動作をされた原稿と、原稿積載部に載置される原稿との同一性を担保できない課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記を鑑み、本発明に係る画像読取装置は、
原稿を読み取る読み取り部と、
前記読み取り部に向けて給送される原稿を積載する原稿積載部と、
前記原稿積載部に原稿が載置されたことを検出する第一の原稿検出部と、
原稿を綴じる綴じ部材を検出する、前記原稿積載部とは異なる箇所に設けられた綴じ部材検出部と、
前記綴じ部材検出部に対する原稿の通過を検出する第二の原稿検出部と、
前記第一の原稿検出部での検出タイミングと前記第二の原稿検出部での検出タイミングの差に基づき、前記第一の原稿検出部で検出された原稿と前記第二の原稿検出部で検出された原稿が同一か判断する原稿同一性判断部と
を備え、
前記原稿同一性判断部が同一の原稿ではないと判断した場合、前記読み取り部による読み取り処理を実行しないことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、綴じ部材検出部が原稿積載部とは異なる場所にある構成において、綴じ部材検出部によって綴じ部の有無を確認した原稿と原稿積載部に置かれた原稿の同一性を担保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施形態に係る画像読取装置を概略的に示す側面視の断面図。
第1の実施形態に係る画像読取装置を、一部を透視して概略的に示す平面図。
第1の実施形態に係る画像読取装置を概略的に示す斜視図。
第1の実施形態に係るステープル検知部の構成を示す側面視の概略断面図。
第1の実施形態に係るステープル検知センサの構成を示す概略図。
第1の実施形態に係るステープルの位置と共振周波数との関係を示すグラフ。
第1の実施形態に係るステープル検知の制御のフローチャート。
第1の実施形態に係る原稿同一性確認の制御のフローチャート。
第2の実施形態に係る原稿同一性確認の制御のフローチャート。
第3の実施形態に係るステープル検知装置を概略的に示す斜視図。
第4の実施形態に係るステープル検知装置を概略的に示す側面視の断面図。
第4の実施形態に係るステープル検知センサのコイル形状の説明図。
第4の実施形態に係るステープル検知装置を概略的に示す正面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<第1の実施形態>
第1の実施形態について説明する。まず、本実施形態の画像読取装置の概略構成について、図1から図2を用いて説明する。
【0010】
[画像読取装置]
画像読取装置200は、原稿を搬送する原稿搬送装置101と、原稿搬送装置101により搬送される原稿の画像を読み取る画像読取部40とを備える。原稿搬送装置101は、原稿積載部としての原稿台1と、分離給送手段としての分離給送機構10と、搬送手段としての搬送部30と、綴じ部材検知手段としてのステープル検知部20を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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