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公開番号2025018011
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023121382
出願日2023-07-26
発明の名称車両前部構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類B62D 25/16 20060101AFI20250130BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】意匠の自由度をより向上できる車両前部構造を開示する。
【解決手段】車両前部構造は、フロントフェンダパネル12の一部であり、前記フロントフェンダパネル12の意匠面の上端縁から車幅方向内側に張り出すフェンダフランジ20と、フェンダフランジ20よりも車両下側に配置されたランプユニット30と、前記フェンダフランジ20と前記ランプユニット30とを連結するブラケット40と、を備え、前記ブラケット40は、車両上側に向かうにつれて車幅方向一方側に向かう方向に延びたあと、車両上側に向かうにつれて車幅方向反対側に向かう方向に折り返す屈曲部48を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
フロントフェンダパネルの一部であり、前記フロントフェンダパネルの意匠面の上端縁から車幅方向内側に張り出すフェンダフランジと、
前記フェンダフランジよりも車両下側に配置された対象部品と、
前記フェンダフランジと前記対象部品とを連結するブラケットと、
を備え、前記ブラケットは、車両上側に向かうにつれて車幅方向一方側に向かう方向に延びたあと、車両上側に向かうにつれて車幅方向反対側に向かう方向に折り返す屈曲部を有する、
ことを特徴とする車両前部構造。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両前部構造であって、
前記対象部品のうち前記ブラケットと締結される締結部は、平面視において、保護対象物の衝突が予想される範囲として、予め法規で規定された保護エリアの内側に位置する、ことを特徴とする車両前部構造。
【請求項3】
請求項2に記載の車両前部構造であって、
前記対象部品は、ヘッドランプが組み込まれたランプユニットであり、
前記締結部は、前記ランプユニットの上面から立脚するランプステーであり、
前記ブラケットは、前記ランプステーから車両上側に向かうにつれて車幅方向外側に向かう方向に延びた後、車両上側に向かうにつれて車幅方向内側に向かう方向に折り返す、
ことを特徴とする車両前部構造。
【請求項4】
請求項3に記載の車両前部構造であって、
前記ブラケットは、前記ブラケットの上端に設けられ、車両前後方向に長尺な上フランジを含み、
前記上フランジは、前記フェンダフランジの前端近傍において、前記フェンダフランジと上下に重ねられた状態で、前後方向に間隔を開けて並ぶ複数の溶接点で前記フェンダフランジに溶接され、
前記ブラケットは、前記ランプステーに締結される、
ことを特徴とする車両前部構造。
【請求項5】
請求項4に記載の車両前部構造であって、
前記ランプステーは、前記上フランジよりも車幅方向内側に位置しており、
前記屈曲部から前記ランプステーとの締結箇所までの上下方向距離は、前記屈曲部から前記上フランジまでの上下方向距離の2倍以上である、ことを特徴とする車両前部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、車両の前部構造を開示する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
車両の中には、フードと、当該フードの左右両側に配置されたフロントフェンダパネルと、を有する車両がある。なお、通常、前記フロントフェンダパネルの意匠面の上端縁からは、フェンダフランジが張り出している。フードを閉じている場合、このフェンダフランジは、フードに覆われて隠れる。
【0003】
かかる車両の場合、車外の障害物に衝突した際、当該障害物の一部(以下「保護対象物」と呼ぶ)が、車両前部の上面に衝突することがある。各国の法規(例えば、日本の国土交通省が定めた「自動車:道路運送車両の保安基準」等)では、車両の前部のうち、保護対象物の衝突が予測されるエリアにおいて、十分な衝撃吸収性を持つように規定されている。以下では、この衝突が予想されるエリアを「保護エリア」と呼ぶ。特許文献1には、車両前部における衝撃吸収性を高めるために、ラジエータサポートとフェンダフランジとの間に、略ハット形状のブラケットを配置することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-91425号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、従来、フェンダフランジに、何らかの部品を締結することがあった。こうした部品の中には、撃吸収性の乏しい部品もある。例えば、従来、ランプユニットの上面から立脚するヘッドランプステーを、フェンダフランジに直接締結することがあった。ランプユニットは、ヘッドランプが組み込まれた部品である。こうしたランプユニットは、容易に変形せず、衝撃を十分に吸収できない。かかるランプユニットとフェンダフランジとの締結部であるランプステーが、保護エリア内に位置していると、衝突時に保護対象物を十分に保護できない。そこで、従来、ランプステーが、平面視で、保護エリアの外側に位置するように、ランプユニットの配置を調整していた。しかし、この場合、ランプユニットの配置の自由度、ひいては、意匠の自由度が低下する。
【0006】
そこで、本明細書では、意匠の自由度をより向上できる車両前部構造を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書で開示する車両前部構造は、フロントフェンダパネルの一部であり、前記フロントフェンダパネルの意匠面の上端縁から車幅方向内側に張り出すフェンダフランジと、前記フェンダフランジよりも車両下側に配置された対象部品と、前記フェンダフランジと前記対象部品とを連結するブラケットと、を備え、前記ブラケットは、車両上側に向かうにつれて車幅方向一方側に向かう方向に延びたあと、車両上側に向かうにつれて車幅方向反対側に向かう方向に折り返す屈曲部を有する、ことを特徴とする。
【0008】
対象部品を、ブラケットを介してフェンダフランジに連結することで、対象部品の位置が、フェンダフランジに拘束されない。また、ブラケットを、車幅方向に折り返す形状とすることで、保護対象物が衝突した際の衝撃を、当該ブラケットの変形で吸収できる。そのため、対象部品を、保護エリア内に配置しても問題が生じない。結果として、上記の構成によれば、対象部品を自由に配置できるため、意匠の自由度を向上できる。
【0009】
この場合、前記対象部品のうち前記ブラケットと締結される締結部は、平面視において、保護対象物の衝突が予想される範囲として、予め法規で規定された保護エリアの内側に位置されてもよい。
【0010】
従来、保護対象物の保護のため、締結部は、保護エリアの外側に配置されていた。一方、車幅方向に折り返すブラケットを採用した場合、当該ブラケットで衝撃を吸収できるため、上述したように、締結部を保護エリアの内側に配置することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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